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考えていなかった就活
私の前職は不動産の営業職でした。私は就活の時に、「業界地図」を見て安定して成長している業界であれば、自分の成長につながると思い(学生あるあるな理由で) 、不動産業界を志望ました。
新卒での就職先は、神奈川県を中心に展開している中堅不動産企業に決まりました。学生時代に携帯電話会社のキャンペーンの呼び込みやコンタクトレンズのサンプル品配付、居酒屋のキャッチなどのバイトもしていたので、営業にはある程度、いやかなり自信がありました。
入って気づいた最悪の労務環境
就職して1ヶ月の研修を終えると支店配属が決まりました。噂によるとあまり営業成績の良くない支店だったらしく、本社から営業部長に厳しい指導が入ったらしく先輩方はピリピリしていました。
配属後すぐに、残業が始まりました。朝8時に出社して、会社を出るのは夜の10時ごろで、一番早く帰れた時でも8時頃でした。いくら拘束時間が長くても、ちゃんと残業代が払われるなら我慢できると思えたかもしれません。
しかし、会社の実態は歩合制だったので、残業はすべてサービス残業。営業にはあれだけ自信があったのですが、中々契約まで結びつけることは難しく、契約が取れないと安い基本給と交通費だけしか給与がありませんでした。
1日13時間、月に25日働いて、19万円だとすると、時給600円を下回る計算になります。アルバイトの時は取り扱う商品の単価が少額だったので結果を出すことができていたのでしょう。これまで学生時代にしてきたアルバイトの営業経験は、ほとんど通用しないことを痛感させられました。
また、不動産業なので、休みが土日ではなく、火水でした。学生時代の友人とは、この仕事をしていた時は、年末年始ぐらいしか会えませんでした。同期は13人いましたが、半年以内に8人辞めました。会社も数字を出せない人は辞めてもらって構わないというスタンスでした。
結局、私も1年以内に辞めることにしました。
不動産会社からキャリアチェンジした体験談はこちらにもあります。
生活だけではなく性格も変わった
キャリチェンして生活の何もかもが変わりました。まず、お給料が安定したことで精神衛生がよくなりました。前職の頃は、いつもカリカリしていて家帰っても、母の「ご飯いる?」という私を気遣ってくれる言葉でさえも、「いらない!」だとか「話しかけないで!」とか、すぐに酷い言葉を使ってしまっていました。
最近では、そんな言葉を使うことはもちろんなく、残業なしの定時で退社しているので母と一緒に夕飯を作っています。土日休みになったことで、学生時代の友人とも頻繫に遊びに行けるようになりました!!
キャリチェンのおかげで改めて仕事ってワークライフバランスが大事だと気が付いた気がします。