年齢や性別に関係なく、今いる職場からの転職を希望する人は一定数いることは間違いないでしょう。
では、20代で転職を考えている女性は実際どれくらいいるのでしょうか?「ミドルの転職」というサイトが行なった調査によると、20代で転職したことがある人の割合は63%にのぼり、20代でも転職することは珍しくないことが分かります。
出典:ミドルの転職サイト
その中でも女性の転職ニーズは過去に比べて高まっており、TwitterなどSNSでも多くの転職希望の声が聞かれます。
リコナカヤマさんと惚れたっ☝️て言い合う夢見たんやけど、ええとこで目覚ましかかった?♂️
土曜出勤はしんどいなあ転職したい? pic.twitter.com/CEB8pFMIpM— ゆ い ? (@eb__2525) January 17, 2020
目次
20代女性が転職したい主な理由
20代女性が転職を考えるのはどんなときなのでしょうか?日経ウーマンの調査では、女性が転職を考えるきっかけは
1、人間関係
2、希望とのミスマッチ(働き方、仕事内容、給料に不満)
3、キャリアアップ(成長、昇給)
が主な理由だそうです。
そして、実際に転職した20代女性の転職理由も「人間関係」、「労働条件」・「給与」が上位を占めていることも、厚生労働省の「令和元年上半期雇用動向調査結果の概要」のデータから分かります。
実際に、キャリチェンでキャリアチェンジした方々の前職の不満を見てみても、
人間関係に問題があって転職した体験談
1番怖かったのは女性しかいない職場での争いでした。
私がいたメーカーさんでは特にひどくて派閥があったんです。些細なことからお客様を盗った、盗っていないの言い争いなど喧嘩が毎日裏では起きていました。
人と争うことが好きじゃない私は毎日起きる喧嘩が本当に嫌でした。
出典:キャリチェン体験談
気持ちよく働くには、人間界をはじめとする「人」に満足することが不可欠です。この方の場合は、どうしても職場の人間関係が好きになれず、転職しています。
働き方・環境が合わずに転職した体験談
労働条件の面でとても辛かったです。
サービス業なので当然ながら休日出勤はあるのですが、出社はいつも6時半ととても早く、休みは週1しかない生活が苦痛でした。5日頑張って働いてやっと休日を迎えても、仕事の疲れに加え次の日もまた早朝から出勤。
出典:キャリチェン体験談
働く環境に違和感を感じて辞めた人もいます。
この方の場合は、入社当初10人いた先輩は1年後には2人になっていたとのこと。
かなりの激務で継続が難しいという場合には、早くに辞めて転職してしまうのが吉だということがわかります。
給料が安すぎて転職した体験談
特に20代だと、給与を不満に転職する方も多いです。
20代で転職すると、転職市場では第二新卒として非常に重宝されます。
「まだどこにも染まっていない貴重な人材」として、多くの企業にとって引っ張りだこなのです。
このため、今の会社に未来を感じなくなったら、自分の未来が明るいうちに転職市場に早く飛び込んでしまった方が良いと言えます。
20代の女性は、人間関係、環境、給与のいずれかの理由で転職を決意することが多い。
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20代女性の転職のポイントは?
未経験分野で重宝される
まず、20代の転職は未経験職分野に対して非常に有利です。
それは、企業が未経験を求める理由の多くが人柄やポテンシャルなどの伸びしろや、自社のカラーに染まってくれることであり、スキルや専門知識は入社後に学んでいってくれたらいいと考えているからです。
30代になるとそれまでの実績や経験から即戦力を期待されることが増えますが、20代であれば、むしろ「経験の少なさ」が売りになります。その傾向は特に20代前半に対してより強く、20代後半になるとそれまでの社会人経験や知識・スキルも求められる場合も増えてきます。
近年では新卒採用で採りきれなかった人材の確保などの理由で第二新卒の募集も多いので、未経験での転職なら20代がおすすめです。
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新卒とは違う最低限のビジネスマナーを
未経験は一つのウリになりますが、20代の転職ではどれだけ社会人基礎力があるかというところも大きなポイントです。
全く社会人としてのマナーがないのであれば、企業としても、20代転職者よりも新卒を採用した方が良くなってしまいます。
このため、20代ならではのフレッシュさを出しつつも、新卒とは違うビジネス基礎力を身に着けておきましょう。
その際に実際にキーとなるのは、以下のような力です。
・挨拶などのビジネスマナー
・企画書作成などのビジネスセンス
・社会人の友人などとの情報交換能力
・ニュースを読み解く力
・一度社会に出ている人間ならではの業界動向を追う力
20代女性が転職するには、「未経験分野で吸収力の高い人間であることをアピール」しつつ、「新卒とは違う社会人基礎力があること」を説明するのがポイント。
女性が転職しやすい業界
女性が転職しやすい業界としては、看護師・薬剤師、そしてホームヘルパー・ケアワーカーなど医療や福祉系の業界、そしてIT業界が挙げられます。
理由を含めて見ていきましょう。
少子高齢化で社会的ニーズの高まっている介護・福祉業界
介護・福祉系の業界は資格や経験が必須と思われがちですが、実は未経験でも始められ入社してから資格を取るケースも少なくありません。少子高齢化が進む中で、多くの人材が求められています。
市場拡大で人材不足に悩むIT業界
IT業界は今後も成長が見込まれる産業であり、慢性的な人材不足で常に人を求めています。もともと経験者がまだそこまで多くない業界なので、未経験でもチャレンジしやすい状況となっています。
女性が転職しやすい職種
次に女性が転職しやすい職種を見ていきましょう。
資格のいらない営業・販売職や事務職の他、看護助手や介護職、WEBデザイナーなども業界的に人手が足りていないため転職者の採用に積極的です。
特に20代女性の転職にオススメなのは事務職と販売職です。
未経験でも即戦力になれる事務職
特に必要な資格やスキルのない事務職。ワークライフバランスを気にする人に選ばれています。
ポテンシャル次第で輝ける販売職
販売職も入社前の知識やスキルは必要とされない場合が多く、人間性やコミュニケーション能力がより重視されます。
女性が転職しやすい業界 |
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介護や福祉業界 |
人材不足に悩むIT業界 |
女性が転職しやすい職種 |
無資格でも可能な事務職 |
ポテンシャル次第で輝ける販売職 |
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20代女性が転職する際の注意点・失敗しないためのコツ4選
なんとなく今の職場に不満を感じていても、いざ転職を考えた場合、多くの不安が頭をよぎるのではないでしょうか?「未経験でも転職できるの?」「新しい職場や人間関係に馴染めるかな?」「働き方が変わってついていけるかな?」
不安があるのはみんな同じです。転職する際の注意点を押さえてスマートに転職活動を進めましょう!
①必要であれば資格をとる
希望の業界や職種があれば、その分野の転職に有利になる資格を取っておくことは有効です。資格はアピールポイントになりますが、逆に仕事に関係のない資格があっても採用にはプラスにならないので、転職のためにとりあえず資格をと考えているなら、就職先で必要になるものを選んで資格を取っておいてもいいでしょう。
\ 秘書検定は転職に有利? /
②未経験業界に転職するのであれば早ければ早いほど有利
未経験でもポテンシャルを重視して採用される20代の転職ですが、20代後半になるとスキルや知識を求められるようになってくるのと、女性の場合は結婚や出産なども考慮に入ってくるため、未経験業界への転職は早いうちに、特に20代前半でするのがオススメです。
③前職の経験は話せるようにしておく
たとえ社会経験が少ないのが前提であったり、未経験分野への転職であったりしても、前職でどんな仕事をしてきたのか、そしてどのように仕事に取り組んできたのかなど、しっかりと伝えられるようにしておきましょう。あなたの人柄や将来性が分かるエピソードなど、なるべく具体的に話せるとイメージがしやすくなります。
④転職活動は働きながら
急に仕事を辞めてしまったり辞めてから転職活動を始めたりすると、すぐに次の仕事が見つからなかった時に負担が大きくなってしまいます。転職を考えたら、まずは身近な人に相談したり、転職エージェントのサポートを受けたりして、仕事を続けながら転職活動をするのがオススメです。
働きながら転職活動をするのは今いる職場に悪いと思っている人もいますが、そんなことはありません。自分に合った職場や働き方を望むことは決して後ろめたいことではありません。ご自身の将来のために本当にいい選択をしていただけたらと思います。
転職を失敗しないためのコツは、①資格をとる、②未経験の業界へ行くなら早めに決断する、③前職で得た経験とスキルを話せるようにする、④働きながら転職活動をするである。
20代で転職を成功させるなら
社会人経験の少なさは、20代女性の転職の場合はそれ自体が企業側のニーズに合う反面、効果的な転職活動を難しくする要因でもあります。経験が少ない分、理解している相手にアドバイスを求めるのが転職活動成功のコツです。
転職を成功させた人に話を聞いたり、転職エージェントを上手に活用したりしましょう。
転職経験者はリアルな体験者の声を聞かせてくれるので、ぜひ周りで転職を成功させた人に実際に話を聞いたり、キャリチェン体験談などの記事・投稿をよく調べたりして情報を集めましょう。
また、転職のプロは現在の転職のリアルを教えてくれる貴重な存在です。転職に少しでも迷いがあったら、ぜひキャリチェンのエージェントにご相談ください。
キャリチェンでは、無理に転職をすすめることはありません。
転職に悩んでおり、ライトに相談できる相手が欲しい方でも大歓迎です。
ぜひご相談ください。