目次
料理大好き少女
私の家は小さいころから両親が共働きで、一人っ子ということもあり、物心がついたころから家事は私の役割でした。幼いころからやっていたからなのか、手先が器用である程度のことはなんでもこなせるようになっていたんです。
また、私が家事をすることによって両親から「助かるよ、ありがとう」という言葉がすごく嬉しくて。特に誕生日になると少し凝った料理を両親にふるまうのが我が家の恒例でした。
幸せそうに私が食った料理を食べてくれる両親の顔を見て、もっといろんな人に私の料理を食べて幸せになってもらいたいと思い、高校を卒業したあとは調理の専門学校へ。
学校に通っている間はいろんな技法を身に付けることができたし、いろいろんな食材を知ることができて凄く楽しかったです。料理って何かを生み出すところがすごく楽しいですよね。
料理人からキャリアチェンジをした体験談はこちらにもあります。
両親の言葉で肩の荷が下りました
2年間の学校生活を経て、私は某ホテルへ就職。初めのうちは早く仕事を覚えなくちゃ!という気持ちであっという間に過ぎていきましたが、だんだん仕事に慣れてくると同時に毎日同じ料理ルーティンのようを作っていて、ホテルのキッチンだったので自分が作ったものを食べている人の顔を見ることもできず、自分が楽しく料理を作れていないということに気づいて来てしまったんです。
それに、私が作っていたのはフレンチ料理だったので鉄の鍋を来る日も来る日も握っているうちに腱鞘炎に…。思うように自分が料理できなくなってしまったんです。そうなってしまうとだんだん気持ちも落ち込んでしまって、なんのために自分が料理をしているのかわからなくなってしまったんです。
そんな私を見た両親はこう言葉をかけてくれたんです。
「好きなことを仕事にできるって幸せなことだけれど、苦しんでまでしがみつく必要はないよ。」って。
その言葉を聞いて、涙があふれ出ました。もっとお客様との距離が近いお店に転職も考えましたが、腱鞘炎が酷くなってしまったので毎日包丁を握ることは難しかったので、料理人としての人生は諦めざるを得ませんでした。
両親の言葉をきっかけにキャリアチェンジをした体験談はこちらにもあります。
好きなことは仕事ではなく趣味のまま続ければいい
腱鞘炎が徐々に治り始めたころ、スマホでネットサーフィンしてるときに見つけたキャリチェン。料理しか取り柄のなかった私は、人柄採用という言葉に惹かれてその場で応募。トントン拍子に次の職場を決めることができました。今はこれまでやってきたこととは正反対の事務仕事をしています。
真逆のことを始めるので、最初は戸惑いも大きかったですが、入ってから覚えていけばいいと教えてもらい、先輩達のおかげで私も少しずつ仕事を覚えることがてきました。
でも、ホテルで働いていたときとは違って平日5日間しっかり働いて(ホテル時代は週1日休みでした)、シフト制だったときとは違って生活リズムは安定しているし、まとまったお休みも取れるので心にゆとりが持てている気がします。
好きだった料理は休みの日や特別な記念日に両親や会社で仲良くなった同僚に振舞ったりして、食べてくれている人たちの幸せそうな顔に、私も幸せを感じています。そう思えるのもキャリチェンで転職したからだと思っています。転職を考えてる人は、ぜひキャリチェンを使ってみて欲しいですね。