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SEという仕事に就いて
大学を卒業後、私はアプリゲーム会社でSEをしていました。元々その会社のアプリゲームが好き、ということだけでSEがどういった仕事かもきちんと把握出来ていませんでした。
でも、他のみんなみたいに将来こうなりたい!こういった仕事がしたい!という願望がなかったということ、あまり人と関わることが好きではなかったということ、唯一の趣味だったゲームの根底に関われる仕事ということでその会社を志望して、見事内定を取ることができました。
研修の際にSEという仕事は主にクライアントとプログラマーとの間に立つ仕事だと聞き、パソコンの前で自分自身と戦うだけではない、ということ知ったときには想像していた仕事とちがう、と自分の勉強不足を反省しましたが、入社したからにはそれはそれで最善を尽くそうと決意しました。
働き始めて創造と違ったのでキャリアチェンジした体験談はこちらにもあります。
両親の涙を見て転職を決意
研修後、最初こそプログラミングなどの知識習得や仕事内容を理解することに苦労しましたが、研修や先輩方の手解きで徐々になれていくことができました。
半年間のOJTを経て、いよいよいくつかのクライアントを担当し独り立ち。最初のうちこそ大きな問題もなく、同僚や先輩方に助けてもらいながら仕事をこなしていきました。
しかし、出来ることが増えてくるとクライアントからの急な呼び出しや、最初の打ち合わせとはまったく違う新しい要望をされて半分程進んでいた開発が無駄になってしまったり。本当だったら、私はプログラマーとクライアントの間に立って出来ること、出来ないことの折り合いを上手くつけるのが仕事なのですが、コミュニケーション能力が低い私はそれをすることができず、社内でも社外でも板挟みでした。
そんな状況なので、お昼休憩すら満足に取れず、毎日終電。ひどいときは泊まり込み、なんてときもたくさんありました。
また、その会社では一定の残業代はでますが、それ以上の残業に対する給料は出ず、ほとんどがサービス残業という状況でした。半年ほどそんな生活を続けていた頃、ついに私は会社で倒れてしまいました。病院にかけてつけてくれた両親にこれまでのことを話すと、両親は涙を流しながらこれ以上頑張らなくていいと私に話してくれました。
これまで見たことのなかった両親の涙と、過労で倒れたことで私の目も覚め、退職を決意しました。
両親の一言がキャリチェンにつながった体験談はこちらにもあります。
ランチの時間が楽しみ
退職後、キャリアチェンジをするためにパソコンで仕事を探しているときに見つけたキャリチェン。キャリチェンをつかって転職した人の記事を読んで、なんだかそれが凄くキラキラしてるように見えて、気づいたら応募してました(笑)
転職先での仕事でも、クライアントと関わることはありますが、これまでのように板挟みになることもなく、むしろ楽しみながら仕事ができている気がします。
もちろん、お昼の時間もしっかり取れますし、お休みも完全週休二日制。オフィスの周りにはお洒落な飲食店が多いので、平日はランチに出掛けるのが楽しみの1つです。午前中は、今日はあのカフェでハンバーグを食べよう。午後は美味しいものを食べたから定時まで頑張ろう、という気持ちで毎日働けています。
もちろん、サービス残業もなく、定時で帰れることがほとんど。帰宅してからは趣味の映画を観て、また明日も頑張ろうと思いながら、明日を迎えることができています。
あのとき退職していなかったら、本格的に身体を壊していたかもしれませんし、今みたいにな気持ちでは働けていませんでした。また、偶然キャリチェンを見つけなかったらこんなに充実しながら働くことはできていなかったかもしれません。
キャリチェンがあって本当に良かったと思います。