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誰かのありがとうが嬉しくて
以前は求人広告の代理店に営業として勤めていました。
そこの会社はいろんな人材会社の代理店をやっていたので、取り扱う商品がとにかく多くて。専門に売る商品が部署毎に決められているのですが、お客様の要望に合わせて専門外の商品も紹介していいことになっていたので、結果的には取り扱い商品の全てを知っていないといけなかったんです。
また、求人を扱うので労働関係の法律や書いてはいけないことなどもたくさんあるので、覚えることが多くて大変でした。
営業なのでもちろんノルマもあって、特に私のいた会社は電話をかけた件数や商談に行った件数といった細かい数字まで管理されていて、少しでも目標の件数に届いてなければ長いミーティングで詰められました。
ただ電話や訪問をするだけではなく、受注が決まればその企業さんのことを記事にするため、基本的な条件からその企業さんのことを知るため細かなこと聞きに行き、記事を作ってくれるアシスタントさんがいてもそのアシスタントさんがの手が埋まっていたら自分で記事にして、お客様の確認や修正、入稿というのも自分で行っていました。
私のいた部署は毎週入稿があったため、週末につれてどんどん忙しくなり、 日々の電話件数や商談数に加えて原稿記事の作成などで時間が足りず毎日終電での帰宅。
受注の少ない週でも受注が取れるまで電話をかけたりしました。目標に対して未達成のときには、上司に叱責されて目標に届くまで帰るな、と言われて本当に帰れなかったこともありました。
求人なので応募がなかったときには企業さんからクレームが入ったり。どれだけ頑張っても、社内でも社外でも数字でしか見てもらえなかったことが本当に辛かったです。
営業はノルマがあって当然ですが・・・ノルマ達成が厳しくキャリアチェンジした体験談はこちらにもあります。
お客様のためという気持ちが壊れてしまいました
それでも唯一の支えだったのは、人手不足で経営状況が悪かった企業さんで、それが解消されたときに言われる「ありがとう」の一言でした。それがあったからこそ、辛い毎日でもなんとか耐えられていました。
そんなある日、大きなクレームを出してしまい上司と謝罪に行ったのですが、先方の社長に目の前で名刺を破られてしまい・・・そこで私の中で何かが壊れる音がしました。
お客様のためになんとかしてあげたいという気持ちで頑張ってきたことに対して、全てが無駄なことのように思えてしまったんです。それからまもなくして、退職しました。
今では気持ちが凄く軽いです
退職後はしばらく何もしたくなく、ぼーっと過ごす日々。前職でのことが少しトラウマになっているような状態でした。
でも、このままではいけないな、と思いながら気晴らしに彼氏と食事に出た際に教えてもらったキャリチェン。帰宅後、自分でも調べてみたら、転職成功体験記事や、人柄採用、コンサルタントの方が優しそうなのが凄く良くて応募を決意。
今では前職とはまったく関係のない仕事をしています。事務なのでほとんど定時で上がれるので身体の疲れが翌日に残ることもありません。また、トラウマになっていたお客様からの叱責がないので、気持ちが凄く楽です。
勤務地が前よりも近くなった、というのも大きいかもしれません(笑)我慢してまで同じ会社で働く必要はないと思います。少しでもキャリアチェンジを考えてる方はキャリチェンをぜひ使ってみて欲しいと思います。