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仕事のストレスは彼とのデートや友達と遊びに行くことで解消していました
某大手高級ホテルに2年在籍していました。もともと人とコミュニケーションを取ることが好きで、大学時代のアルバイトもずっとサービス業で働いてました。
お客さんとすぐに打ち解けるのが得意で、仲良くなると大抵常連さんになってくれました。それが嬉しくて、就活で企業を選ぶ際も自然とサービス関係の職を中心に受けていました。その中で、最終的に3社に内定をいただき、自分が一番馴染みがあって憧れの存在である大手のホテルチェーンに就職しました。
このホテルは5つ星ホテルだったので、一流のおもてなしが学べたのですが、それだけにとても厳しい環境でした。入社当初、礼儀や言葉遣いは口うるさく注意され、上下関係も厳しかったので、いつも気疲れしていました。その上、1日の拘束時間は長く、ずっと立ちっぱなしでした。
ストレスが溜まる仕事でしたが、休みの日に彼氏とデートしたり友達と会うのが唯一の楽しみでした。職業柄、休みが平日のことが多いのですが、2ヶ月に1度くらい彼氏が有給を取ってくれて、会えるのがとても幸せでした。
新店舗はてんやわんやだし、遠距離恋愛で不安ばかり
仕事は大変ながらも、なんとかプライベートで満たされて毎日頑張っていました。そんな折に、地方に新店舗ができ、私がその店舗へ配属されることになってしまったんです。
配属になったら1つ昇給するという条件だったので、自分が評価されたのは嬉しかったのですが、配属されたら当然彼氏とは遠距離恋愛になってしまいます。結婚を考えていた彼だったので、なおさら不安で憂鬱な気分でした。
地方の新店舗に配属されると現場ではみんな忙しく、常にピリピリしていました。少しミスすると怒鳴るように怒られ、先輩社員には八つ当たりされることもしばしばあって、私の取り柄である明るい性格は徐々になくなっていきました。
だんだん現場に行くのが嫌になっていました。彼に心配をかけたくなかったので、ずっと一人で抱え込んでいたのですが、ある時耐えられなくなって電話で彼に相談したところ、「東京に戻っておいでよ」と言われました。その言葉を聞いたときはすごくホッとしたというか、肩の荷が降りた気がしました。
遠距離恋愛からキャリアチェンジした体験談はこちらにもあります。
転職の決断・・いざキャリアチェンジ!
こんな中途半端に辞めたら、転職も上手くいかないのではないかと不安もありましたが、このままでは現状は変わらないと思ったので、思い切ってキャリアチェンジしたのです。
今までずっと接客の仕事ばかりだったので、今度は違う仕事も経験してみたいと思い、事務の仕事を選びました。いくつか面接に行った中でも、一番自分の前職での経験を評価してくれたのがキャリチェンでした。
現在、保険会社の事務として私らしく働けています。前職で一流のおもてなしを学んだ経験が今の仕事にも活かされていて、上司は私の仕事ぶりを評価してくれることがとても嬉しいです。
また、土日休みの仕事になったことで、彼とも毎週会えるようになりました。今はお互い結婚を見据えて楽しく生活しています。そういう意味で私の転職は大成功でした!!
今思えば、あの時、私を後押ししてくれた彼にとても感謝しています。