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専業主婦をしていました
関西で生まれ育った私は、大学を卒業後は当時お付き合いしていた年上の彼氏と卒業と同時に結婚をして、そのまま家庭に入りました。
周りが就活真っ只の中、すでに結婚することが決まっていた私は就活をしなくていいということに優越感を感じていたところもありました。卒業と同時に入籍し、文字通り家庭に入った私は家事に力を入れていました。
結婚当初は掃除や料理に慣れなかったので、1つのことをやり終えるのに時間がかかり、1日があっという間。でも、好きな人のために、その人を支えるために何かするということは私にとっては幸せなことであり、とても充実している毎日でした。
家事の合間には趣味であった手芸をしたり、新しい料理に時間をたっぷり使ったり。いま考えても贅沢な時間の使い方をしていたと思います。
時々、就職した友達と会うと会話する内容はもっぱら仕事や会社の愚痴、次の給料日では自分自身へのご褒美に何を買おうか、なとどいった話ばかり。友人と会えるのは嬉しかったけれど、仕事の話は大変そうであることがとても伝わってきました。
とはいうものの、話している内容はあまり理解できず、会ったあとは少し疎外感を感じていました。それと同時に働かなくても生活できることに感謝もしていました。
転勤で誰も知りがいない東京に来たことが働くきっかけ
それから2年程が経ち、主人の東京への転勤が決まりました。生まれ育ち、慣れ親しんだ土地を離れることは悲しく、苦痛とすら思っていたのですが、働いてもいない私がついていかない理由もなく、一緒に上京することを決めました。
その頃にはだいぶ家事にも慣れ、短時間でこなせるようになり、でも趣味に没頭するほどなんとなく集中もできず、一日中家にいてぼーっと過ごしていることが増えました。
東京には知り合いはいないので、主人だけが話し相手。そこで初めて外に出て働きたい!という気持ちになったんです。このまま社会とのつながりがなくなってしまうことへの恐怖感のようなものがあったのかもしれません。
東京のOLという響きになんとなくあこがれてもいましたし(笑
右も左もわからない私でも
学生時代にバイトをしていたことはあるものの、社会人経験のまったくない私は、恥ずかしながらどうやって仕事を探したらいいかもわからず。でも、なんとなくパートではなく、しっかり社員として働きたいという思いはありました。
ゆくゆくは子供も欲しいですし、せっかく働くのであればきちんとフルタイムで働いて社会人として経験値も上げて、貯金したいという思いがあったからです。友人にそんなことを相談していたら、一緒になって仕事を探してくれて、そこで見つけたのがキャリチェンでした。
面接1回の人柄採用、さらにパソコンなど独自の研修があるという部分に強く惹かれました。社会人経験がないので、スキルなどが必要な仕事はもちろん出来ないですし、パソコンも学校の授業で触っていたぐらいだったので、この2つは本当に魅力的でした。
私はすぐに応募。こんな私でも就職先を斡旋してもらうことができ、研修にも参加することができたので、安心してスタートすることができました。いまはテレビで見ていたようなビルでOLとして働いています。
もちろんお仕事なので楽しいことばかりではなかったですし、働き始めてから苦労することもありましたが、社会の一部になれたことが嬉しかったです。あと、友人たちが言っていた愚痴もわかるようになりましたし、お給料が出たら自分自身へのご褒美で有名店のスイーツや洋服を買ったり、やっと同じ話しが友人とできるようになったのも嬉しかったです。
家庭との両立は大変ですが、それでも充実した毎日なのでストレス、というほどではないです。こんな私はでもキャリチェンは優しく迎え入れてくれたことを本当に感謝しています。