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大衆居酒屋でキャリアがスタート
高校卒業後、服飾系の専門学校に通うものの中退してしまった私はそれまで週1、2日ほどで出勤していたバイト先でフリーターとして働くようになりました。特にほかにやることもなかったので、専門学校をやめてからはほぼ毎日働くようになっていたと思います。
そのお店は店長と社員と学生アルバイトが数人で回している大衆居酒屋でした。地元では比較的人気のあるお店だったと思います。
お店の広さはそれほど大きくなく、働いている雰囲気はアットホームな感じで仕事の後にはみんなで飲みに行ったりして楽しく働けていたと思います。そんな雰囲気なので、自然の職場では助け合ったりができていたと思います。居酒屋と聞くと馬鹿にされることも多かったですが、私自身はそんなに馬鹿にされることでもないと思っていました。
深夜まで毎日働く激務ですり減っていく心と体
1年がたったころ、売上が落ち込んだことが原因で、オーナーの意向により、それまで0時までの営業から深夜帯の営業もするようになりました。働き方が変わったのは正直その時がきっかけだったと思います。
そんなある日、環境が変わりフラストレーションが溜まっていた社員の一人が店長と口論になり、その社員はそのまま辞めてしまうという事件がありました。この事件のせいで、お店の人手不足問題がさらに深刻になりました。
当時フリーターだったのは私一人だったことから、店長から泣きつかれ、頼まれると断れない性格があだとなって、シフトに入ることが今まで以上にどんどん増えていきました。
初めのころは週3、4日程度だった出勤が、いつの間にか、お店が休みの月曜日以外ほぼ毎日働いてました。3時でラストオーダーをとって、4時に閉店し、それからレジ閉めと清掃をして5時過ぎにお店を出て、6時に帰宅して、夕方まで寝てピーク時間前の18時には出勤するそんな激務の毎日でした。
この昼夜逆転の生活になってからは、ほとんど太陽が高くなっているのを見ることはありませんでした。
当然、友達とも休みは合わず、慢性的に疲れているので何かやろうという気力も湧かず、休みの日もただただ寝て過ごすだけでリレッシュできず、精神的にも辛かったです。
店長も気を使って給与を上げるために社員登用の話を持ち出してくれましたが、この生活環境に限界を感じていた私は正直に転職を考えていることを伝えました。とは言え、生活にもゆとりがあったわけではなく、シフトにも穴を空けることができなかったので、転職活動にあまり時間をかけるわけにはいきませんでした。
昼夜逆転の激務でキャリアチェンジした体験談はこちらにもあります。
平日の日中に安定的に働ける幸せを実感
そんな時に、偶然スマホで見つけたのがキャリチェンでした。そこには私と同じような境遇の女性がキャリチェンを経て事務職のキャリアを歩んでいる体験談が沢山ありました。いろいろな体験談を目にしてかなり参考になりました。
面接も一回のみということだったので、「これだ!!」と思って応募してみました。これまで、パソコンもスキルと呼べるようなものはなにもなく、未経験の私でしたが、研修のおかげで、エクセルやパワポなどの基礎を学び、安心して一般事務に転職することができました。パソコンって結構短期間である程度使えるようになるものなんですね(笑
居酒屋で働いていたときとは違って今では平日昼間に5日間ちゃんと働いて、残業なしの定時で帰宅することで生活リズムは安定しています。残業がないので居酒屋にはたまに飲みに行ってますけど(笑
土日休みだけではなく有休も使ってまとまったお休みを取れて、友達と旅行へ行ったりしてしっかりリフレッシュもできています。キャリチェンして、生活も仕事も気持ちも180度前向きに変わることができました。