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何も教えてもらえず、3か月で退職
大学卒業後は建設業界で事務の仕事をしていたのですが、小さな会社だったので新人とはいえ入社してからすぐにあれやこれやと任され、正直人手も足りなくて。でもやる事だけはたくさんあって。事務員さんは他に2人いたのですが、なかなか手が回らないのか充分に仕事を教えてもらうということがありませんでした。
わからないからと言って何もしないわけにもいかず、見よう見まねでいろいろやってはみるものの、大抵は間違っているので怒られていました。怒るぐらいであれば教えてもらいたいと思うのですが、なかなかそうはなりませんでした。
せっかく就職したので、なんとか食らいついていきたいと思うものの、肝心の仕事の中身が掴めず、もがいている日々でした。
2人の事務員さんからも疎ましく思われているのが目に見えてわかっていました。そんな状況が続いて、これ以上1人で頑張るのは難しいと思い、入社してからたった3ヶ月で退社することになったのです。
「すぐに退職してしまったのはきっと低評価につながるに違いない」という思い込み
その後は一人暮らしだったのですぐ働き始められる居酒屋で、生活費のためにフリーターとして働きました。
元々ファストフード店でバイトをしていたことはあるので、新卒で入った会社とは違い、すぐに慣れることはできたのですが、日に日に大学を卒業して入社して会社を辞めて、一体何をしているんだろうという虚無感が強くなっていきました。
また、接客業は決して嫌いではありませんでしたが、定職ではないということと、酔っ払ったお客さんに絡まれて嫌な思いをすることも多く、社会人として企業勤めに戻りたい。1からやり直したい、という気持ちが強く出てくるようになりました。
でも、正直すぐに会社を辞めてしまったという罪悪感と、そんな短期間で辞めていることが転職活動にきっといい影響がないだろうと決めつけて、なかなか動き出すことが出来ませんでした。
だったら就職せずに就活浪人なんでしなかったのかなと後悔もしていました。
就職のやり直し
悶々としながら過ごす日々でしたが、ある日お店でお客さんが話している「キャリチェン」という言葉が気になって検索してみたのです。
スキルも経験も必要がないという話にそんなうまい話があるのかなと、最初は半信半疑でした。でも、だめもとで、だまされたと思って早速応募。いまは大手システム会社で事務員として働いています。キャリチェンのページに書いてあることは本当でした。
それに、前の会社のように忙しいから教えられないし、見よう見まねでやって。ということはなく、キャリチェンでの研修も充実しているから、1から順番立てて仕事を覚えることができました。新卒1年目を改めて経験出来ているような感覚で働けています。就活のときにはわからず、実際に入ってみたら全然違ったことだったり、就活がうまくいかないで妥協して就職した人や、諦めてフリーターをしている人って実はたくさんいると思うんです。
でも、キャリチェンはそんな人の強い味方だと思います。もっといろんな人にキャリチェンを知ってもらって、私のように、働くことをやり直せる人が増えたらいいな、と思ってます。