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メガネは顔の一部でした
子供のころから目が悪く、メガネは顔の一部でした。よくそれで男の子からからかわれたりしたので、ちょっとコンプレックスがありました。でも、せっかく使うのならいろいろなメガネをその日の気持ちや天気、出かける場所によって変えられたら面白いなと考えるようになったのです。気が付けば、メガネの種類は100を超え、メガネ屋さんでは有名なお客さんになってしまいました(笑
そのお店には洋服を変える気分でメガネを変え、いつも素敵な接客をしてくださる店員さんがいらっしゃって、私の憧れでした。思い切って、その人のようになってみようと考え、メガネ業界に飛び込みました。自分のような悩みを持つ女性、メガネに抵抗のある方への接客を行って、最後に喜んでいただけることがとてもうれしくて、毎日が輝いているようでした。
大好きなことが楽しくない
キャリアを重ねるにつれて、単なる接客だけではなく、視力検査やメガネの加工などを任されるようになりました。それはもちろん素晴らしいことなのですが、もともと私は不器用で、人と話すことと違い手先の細かなことはあまり得意ではありませんでした。そのため、なかなかお客様の要望にお声することができないことが増えて、悩むことが増えていきました。好きなものを扱う仕事に就けば、自分は輝けると思っていましたが 検眼や加工、細かなメガネのフィッティングは私には難しく、いつしか仕事を楽しめなくなっていたのです。
好きなものを仕事にしなくても良いんじゃない
メガネは自分の顔の一部で、大好きだからこそ仕事にしましたが その大好きなメガネが好きになれなくなってきたので、思いきってキャリアチェンジをしてみました。データ入力などの経験はカルテの入力をしてきたので、少し時間はかかりましたが、仕事にはなれてきました。今でも季節でメガネを変えるたび職場で素敵だねと褒めてもらえるのがとてもうれしいです。これからもメガネを好きでい続けられそうでよかったです。