コロナウイルスの影響で、リモートワークの普及や大きく生活スタイルが変わり、転職を考える人が増えています。
さまざまな職種がある中で、今回は、フリーランスとしても注目されている「CGデザイナー」という仕事について紹介します。
CG(コンピューターグラフティック)とは、コンピューターを使って描かれる図形や画像のことで、CGを使ってデザイン制作する仕事です。
今記事では、CGデザイナーの平均年収、月給、ボーナス、福利厚生の紹介や、CGデザイナーが給料をアップさせるのに必要なスキルについて紹介するので、参考にしてみましょう。
目次
CGデザイナーの平均年収、月給、ボーナスについて
CGデザイナーの仕事に転職したいなと思ったときに、やはり気になるのが収入面ではないでしょうか。日本は海外に比べてデザイナーの年収が低いと言われています。
ここでは、CGデザイナーの平均年収や月給、ボーナス、福利厚生について紹介します。
平均年収
CGデザイナー全体での平均年収は、350万円程度となっています。
働き方別に見ると、会社員の平均年収は441.3万円、フリーランスになるとピンキリで、限りなく0に近い人から1000万円以上稼ぐ人まで幅広く存在します。また、派遣社員やアルバイトは、時給1000円~2000円程度が相場となっています。
年代別の平均年収は、20代前半が約270万円、20代後半は約320万円、30代は約400万円、40代以上では516万円となっています。
日本の平均年収と比較するとやや低めになりますが、実績や経験を積みフリーランスになると年収1000万円以上稼ぐことも可能なため、自分の能力次第で稼ぐことのできる職業と言えるでしょう。
また、日本はデザイナー職の年収が低い傾向にあるため、日本にとどまらず海外に行くという手もあります。
\年収360万円の手取り額を知りたい/
月収や手取り、ボーナス
基本給と歩合を合わせた会社員の平均月収は、26.4万円です。ここから税金や保険が引かれるため、手取りは20万円ほどになるでしょう。
ボーナスは、この場合だと約124万円程度となります。ただし、企業によって支給の有無が異なります。
CGデザイナーの月収は、「基本給」か「歩合」によって決まる場合が多く、企業によっては年棒制の場合もあるため、月給やボーナスについては参考程度にしましょう。
\ボーナスの計算方法について知りたい/
福利厚生
CGデザイナーとして企業で働く場合は、福利厚生を受けることができます。具体的には、通勤手当、家賃手当、勤続手当、家族手当、住宅手当、残業手当、役職手当などがあるでしょう。
ただし、福利厚生は企業の規模によって必ず受けれるとは限りません。また、手当の内容も企業によって変わってくるため、求人票をしっかり確認しましょう。
CGデザイナーの平均年収は350万円程度。雇用形態によって年収は異なり、能力次第ではフリーランスになることで年収アップが望めます。企業に勤める場合、福利厚生やボーナスの有無は企業によって異なるので、事前に要チェックです。
CGデザイナーが給与をアップさせるのに必要なスキル
CGデザイナーが給与アップを目指すには「3DCGデザイナー」のスキルも身につけておく必要があります。
3DCGデザイナーとは、その名の通り3DのCGデザイナーです。時代とともに3Dの需要が増えており、これからますます活躍の場が広がると言われています。そんな3DCGデザイナーに必要なスキルを4つ紹介します。
デッサンスキル
デザイナーという名だけあって、やはりデザイン力やデッサン力が求められます。3DCGデザイナーの基礎となるスキルで、デッサンする対象を細かい部分まで観察し、正確に捉えて表現できなければなりません。
また、スピードも大切です。今はデッサンするためのソフトも改良され進化していますが、やはり土台となるのはデザイナー自身のデッサン力なのです。
デザインツールの知識やスキル
3DCGを制作するには、「Maya」「Cinema 4D」「3Ds MAX」「MODO」「Softimage」「Photoshop」「Illustrator」といったデザインツールは必須スキルです。
また、プロジェクトや案件によっても必須なスキルは異なりますが、ゲームエンジンの知識やスキルがあると年収アップしやすくなります。
コミュニケーションスキル
3DCGデザイナーもCGデザイナーも、コミュニケーションスキルは必要なスキルです。CGデザイナーの仕事は一人で完結するわけではなく、プロデューサーやディレクター、エンジニア、他のデザイナーなどと連携して仕事を行います。
さまざまな人と協力しながら質の高いものを作り上げていくため、コミュニケーションスキルはとても大切でしょう。
マネジメントスキル
CGデザイナーが年収アップを狙うには、マネジメントスキルをつけると良いでしょう。経営者側の視点を持ち、会社のために自ら考えて貢献できる人材は、貴重な存在です。
スケジュール管理や案件管理などのマネジメントができれば、大きなプロジェクトを任せてもらえる可能性があるでしょう。
+αの力をつける
CGデザイナーの仕事のみではなく、デザイン以外のスキルを身につけることも年収アップへの手段です。たとえば、ディレクションやマーケティング、プログラミングなどのスキルを身につければ他のデザイナーと差をつけることができます。
企業から重宝される人材になることで、収入はおのずと上がるでしょう。
CGデザイナーが年収アップを狙うには、3DCGデザイナーのスキルをつけることが大切です。デッサンスキルやデザインツールの知識を学び、マネジメントスキルやを+αの力をつけることで大きく収入アップが望める可能性があります。
まとめ
CGデザイナーの平均年収、月給、ボーナス、福利厚生の紹介や、CGデザイナーが給料をアップさせるのに必要なスキルについて紹介しました。CGデザイナーの全体の平均年収は350万円のため、やや低い傾向にあります。
しかし、3DCGデザイナーのスキルを身につけ、デッサンスキルやコミュニケーションスキル、マネジメントスキルなどを習得することで年収アップすることは可能です。
また、自分の能力に自信があれば独立して活躍することで、収入を増やせる可能性もあるでしょう。ただし、その場合は会社員のようにボーナスや福利厚生がないことは頭に入れておく必要があります。
「CGデザイナーに転職したいけど、少しでも良い条件の企業に入りたい」と思っている方は、転職エージェントへ相談するのがおすすめです。
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