IT人材の需要が高まっていると聞き、転職先の一つとして検討された方も多いでしょう。そのため、「IT職種であるプログラマーの需要や将来性ってどうなの?」と気になっている方もいるのではないしょうか?
実際に、2010年代後半からIoTやDXが求められるようになり、近年プログラマーのニーズは高まっています。しかし、その反面プログラマーの業界は競争も激しくなり始めています。
今回は、プログラマーの将来性や、今後プログラマーに求められるスキルなど紹介します。
目次
プログラマーの将来性は高い!その理由
開発の現場で活躍するプログラマーは、今後需要が伸びる、将来が危ういと二つの意見が出ているため、未来に不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
結論から申し上げると、プログラマーの将来性は非常に高いといえます。IT業界は、さまざまな背景から成長産業となっており、今後更なる成長が期待できるためです。そのため、プログラマーは業界全体が成長していることから、ニーズの高い職種となっています。
ここではIT業界の需要、そしてIT人材の需要からプログラマーの今後について解説します。
IT業界全体の需要が伸びている
IT業界全体では、情報化が進みパソコンやスマホが一気に普及したことで、需要が伸びています。
IT業界の成長は、第三次産業革命ともいわれており、今や我々の生活と切っても切り離せない関係にあるといえるでしょう。
たとえば、通信業界では新しい通信規格の5G、AIやビックデータのニーズ増加、産業のIoT化などありとあらゆるシーンでITに関する話題を耳にします。
また、コロナウイルス流行後は、消費者とオンラインでのコミュニケーションが求められ、大きく成長している分野です。
このようにさまざまな業界でITの需要が高まっており、今後更なる成長が期待できる分野といえるでしょう。
また、この流れは日本だけにとどまらず、世界中で起こっており、世界のトップ企業の多くがIT企業で占められています。
IT人材の需要が伸びている
IT業界は緩やかな成長を続けている中、IoTやDXの加速、AIの普及により更なる成長が期待される業界です。そのため、IT業界に関わるIT人材のニーズも右肩上がりで伸びていくでしょう。
ニーズが拡大する中で、課題になっているのがIT人材の人手不足です。経済産業省の調査によると、2030年には約45万人もの人材不足が想定され、人材の確保が急務となっています。
IT人材育成のため、プログラミングのスクールや義務教育でもプログラミングを扱うなど、教育面も充実しつつあります。
プログラマーの需要は今後、減少するのでは?という声もありますが、このことから、IT人材であるシステムエンジニアやプログラマーの将来性は非常に高く、今後ますます市場から求められるでしょう。
反面、プログラマーは今後競走が激しくなると考えられており、常に価値を高めていく必要があります。市場から求められるプログラマーとして、これからどのようにスキルを身につけていくかは非常に重要です。
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IT業界全体の需要が伸びていることや、業界自体の需要によってIT人材の需要も伸びているため、プログラマーの将来性は高い。
プログラマーの将来性は危ないと言われる理由
プログラマーは、近い将来なくなってしまう職業といわれることがあります。技術の進歩が目まぐるしい近年は、プログラマーに限らず多くの仕事がなくなるといわれています。しかし、その中でもプログラマーはなぜなくなるといわれるのでしょうか。
具体的にどのような理由があるのか解説していきます。今後、業界から求められるプログラマーになるために、動向を押さえておきましょう。
AIの台頭
プログラマーのこれからが危ないといわれる理由の一つが、AIの台頭です。
AIが台頭すると、プログラマーの仕事である「プログラミング」がAIに置き換わっていくと考えられているのです。実際に、AIがプログラミングを行えるかは分かりませんが、多くの部分が効率化されるかもしれません。
また、プログラマーに求められる仕事は完全には無くならなくとも、大幅にニーズが減少する可能性があります。AIはどんどん進化していく可能性もあり、現段階では出来なくとも、将来的にAIが自動でプログラミングを行う時が訪れるかもしれません。
このようなAIの台頭が、プログラマの将来性が危ないといわれる要因です。
海外プログラマーの台頭
海外のオフショア開発も、日本のプログラマーにとって脅威といえるでしょう。
現在は、通信環境がめざましく発展し、世界中のプログラマーと開発を行うことが可能になりました。激しい競争環境にあるIT業界では、少しでもコストを抑えようと人件費の安い海外のプログラマーに仕事を依頼するケースが増えています。
また、海外の若手プログラマーは非常に向上心が高く、技術習得に意欲的です。同じ人件費でも、日本人プログラマーに比べ、海外で優秀な人材を確保することも可能になり、企業にとって大きなメリットがあります。
海外プログラマーの台頭により、日本のプログラマーの需要が下がってしまう可能性から、将来性を不安視する声が上がっています。
AIや海外プログラマーの台頭によって日本のプログラマーの需要が下がってしまう可能性はあります。
今後も必要とされるプログラマーになるためには?価値を高める方法
IT業界の成長から、プログラマーのニーズは高まっていくことが期待できます。しかし、海外との競争やAIの台頭により、必ずしも安泰な職種とはいえません。
業界が成長する中で、求められるプログラマーになるために自身の価値を高めていく必要があります。プログラマーとしての価値を高める方法を解説します。
勉強し続ける
まず大事なことは、プログラマーとして日々の研鑽を惜しまないことです。
技術の進歩とともに、プログラマーが把握すべき情報や身につけるスキルも日々増えています。需要の高いプログラミング言語は何かを研究し、独学で学習するなどが一つの例です。
また、最新の情報をキャッチアップする姿勢、新しいスキルを身につけるために勉強の時間を確保するといったことが求められます。
何よりプログラマーとして常に求められるように、自己研鑽を惜しまない姿勢が重要といえます。
マネジメントスキルを身につける
AIにできないマネジメントのスキルを身につけることで、価値を向上させましょう。
プログラマーの成長を支えたり、プロジェクトの進捗管理や品質を維持したりするなど、コスト管理はAIにはできません。このようなマネジメントスキルを身につけることで、付加価値を高めていきましょう。
また、プロジェクトを管理するプロジェクトマネージャーを目指すのもおすすめです。プロジェクトマネージャーは、不足するIT人材の中でもとくに人材が少ない職種の一つといわれています。技術的な知見を活かし、開発プロジェクト全体を管理できるマネジメント力をつけていきましょう。
コミュニケーション能力を高める
コミュニケーション能力を伸ばすことも価値を高める一つの方法です。「技術職のプログラマーに、なぜコミュニケーション能力が必要なの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
プログラマーの仕事は、技術職でありながらもプロジェクトやチーム単位で動くことが多く、関係者とのコミュニケーションが必須です。
顧客や社内の関係者と共同しながらプロジェクトを進めていけると、差別化が可能になります。とくにフリーランスの場合、コミュニケーション能力を高めることで顧客と良好な関係ができ、数多くの仕事を獲得する助けになるでしょう。
プログラマーとして日々の研鑽を惜しまないことや、プロジェクトを管理するプロジェクトマネージャーを目指すと良いでしょう。
まとめ
プログラマーの将来性や今後の需要、今後も必要とされるプログラマーになるための方法について紹介しました。
IT業界全体の需要が伸びていることや、業界自体の需要によってIT人材の需要も伸びているため、プログラマーの将来性は高いといえます。
しかし、プログラマーとして日々の研鑽を惜しずスキルアップすることや、プロジェクトを管理するプロジェクトマネージャーを目指すなど、時代の変化によって自身も柔軟に変化できるようにすることは大切です。
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