営業職は未経験でも就職できて、女性ならではの強みを活かしやすい、とされる職種です。
営業は、お客様との信頼関係が大切な職種です。女性ならではの柔らかい対応や、細かい気配りはお客様に安心と信頼を与えられる、大変有効な能力といえるでしょう。
会社によっては、子育て中の社員に向けて時短勤務を導入しているところもあり、プライベートとの両立も可能な職種になっています。
ここでは、未経験から営業職に転職するために知っておくべき、営業職の仕事内容や求められる能力などを紹介します。
目次
未経験者でも営業職に就くことはできる?その理由
営業職は「経験がないと厳しい、難しい、辛い」というイメージがあります。本当に未経験でも挑戦できるのか不安ですよね。
しかし、営業職は未経験者でも募集が多く、女性でも就業しやすいと言われています。その理由を具体的にみていきましょう。
営業職は常に募集が多い
どの業界においても時代の変化に伴い、今までと同じ営業手法だけでは新たな顧客を獲得するのが難しくなっており、新たな営業手法も常に取り入れながら新規顧客を探しています。
営業職は常に募集が多いのは、営業という仕事が、この新規顧客の獲得や会社の売り上げに直結する職種のため、常に優秀な人材を確保したいという狙いがあるからです。
営業職は企業の成果を決める重要な職種とされているため、積極的な募集が行われているというデーターがあります。
2021年5月の求人倍率は職種別に営業系は1.61倍、販売/サービス系0.49倍、事務・アシスタント系0.19倍となっています。これからもわかるように、営業職は募集が多く、採用される確率が高いです。
※参考厚生労働省「一般職業紹介状況」
特別なスキルがなくても挑戦しやすい
営業職の特性上、「未経験者でスキルがなくてもチャレンジしやすい」ということが挙げられます。
最低限のコミュニケーション能力を持っていれば、入社してからスキルを身につけることが可能です。
初めから資格やスキルが必要ではありませんので、入社後の実力次第で正社員として責任ある仕事を任され、収入アップやスキルアップも可能です。
実際に会社に就職してそれらの知識や技術、コツといったものは身につけていきます。
会社によっては研修期間が設けられています。そこで様々なことを学び、会社の商品やサービスに精通するように訓練を受けることがあります。
営業のスタイルには様々あり、新規開拓からルート営業まであります。自らのコミュニケーション能力や提案力、さらに行動力で成績を伸ばすことができますので、非常にチャレンジしやすい職種です。
お客様や取引先のところに営業に行く時は先輩や上司に同伴してもらうことも可能です。ミスを恐れず積極的に行動してください。
未経験者が営業職になるために求められるスキル
では営業職に求められるスキルとは一体何でしょうか。営業職は、新規顧客の獲得、常連客やお得意様へのフォローなどを行います。それに必要なスキルを紹介します。
コミュニケーション力
営業の仕事は、お客様や取引先のところへ話を伺いに行き、交渉や提案をするというのが一般的です。
お客様や取引先が今何を求めているのかを正確に判断し、どのような提案が最適かを模索しながら交渉を行う必要があります。
そのようなこちらの意思や主張を相手に持ちかけ、実現するスキルは折衝能力といい、折衝能力が高いと売り上げをキープできるでしょう。
営業職に就く上で必須となる資格は基本的にありませんが、そのぶん求められるのがこの折衝能力です。
営業職は、限られた時間で分かりやすく自社のサービスや商品の提案をする必要があります。
一方的に売り込むのではなく、相手の立場に立って要望をヒアリングする。それから相手の要望を正確に把握した上で提案するスキルが大事です。
成長意欲
成長意欲や達成意欲などの積極性が営業職では必須です。
これは直接、志望動機にも関わってくることですが、なぜ営業職に付きたいかという理由は仕事に対する意欲にちょうど重なります。
営業職は常に新しい知識を導入して、お客様や取引先の希望を叶え、課題を解決することを提案する仕事です。
年齢がいくつになろうとも、いろいろなことに興味を持ち、成長意欲が旺盛な人ほど結果を出しやすいです。
「もっと大規模な取引をしたい」「幅広い商品を扱いたい」という成長意欲や達成意欲がある人が向いています。
未経験の人が営業職を始める際、特に飛び込み営業や新規営業といった場合は失敗を恐れないで行動を起こす積極性が求められます。
未経験スタートの場合、場合によっては、お客様が話を聞いてくれさえしないということもあるかもしれません。
ただし営業という仕事は、一つ一つの契約の積み重ねが大きな売上となるため、失敗はつきものとはいえ、失敗した時に必要以上に落ち込むことなく、それを活かして次の契約を取る成長意欲がとても大事です。
面接の際には、成長意欲や達成意欲といった積極性がアピールポイントで、重要視されます。
未経験から営業に転職したい人におすすめの業界
ここでは未経験からでも転職しやすいといわれる、おすすめの業界を紹介します。
営業には経験やスキルが必要ありませんが、コミュニケーション能力や働く意欲は必要とされます。応募先の面接官に説得力のある志望理由を述べて、仕事に対してのチャレンジ精神をアピールしましょう。
各業界の特徴をよく理解し、どれが自分の希望とマッチするか慎重に検討してみてください 。
不動産業界
不動産業界は入社後の研修や資格取得の支援が充実している企業も多いです。
未経験者でもとても転職しやすい業界のひとつと言っていいでしょう。
不動産業界が扱う商品は、注文住宅の戸建てやマンション、アパートといった建物で、特に東京、横浜、名古屋、大阪などの大都市圏は住み替えのニーズが多く、リフォームやリノベーション市場は拡大を続けています。
不動産業は売買、賃貸仲介営業、リフォーム営業、仲介営業、といった様々な営業の仕事がありますので、求人数がとても増えているのが現状です。
優秀な営業マンになってくると、30代や40代でも年収が1,000万円を超えるほど稼げるようになる人も決して珍しくはありません。
したがって異業種からの転職が多いのも納得できますね。不動産で働きながらまずは宅建の資格を取っておくと活躍できるフィールドが広がります。
金融・生保業界
まず金融関係において、銀行や商社といった営業は、リテール営業と呼ばれます。
リテール営業は商品によっては高額でリスクを伴うものもあり、顧客に対して正確な判断と分析で商品を扱わなくてはなりません。
お客様は少しでも安定した将来を見据えて資産を残したり増やしたりしたい、という願望がありますので、希望や不安をしっかり聞き取ることが大切です。
そして、保険は日本の経済事情にあわせて、日々新しく様々なプランが開発提供されている業界です。
損害保険、学資保険など挙げればきりがありません。
競争の激化している保険業界の営業は、未経験からでも大丈夫ですが、経験を積むとゆくゆくは保険のプロと呼ばれるレベルにまで達する人もいます。
新規顧客獲得も大事ですが、既存顧客に対するアフターサービスもとても大切ですので、営業は常にお客様に対して要望や不安などを聞くのが務めです。
商社
商社営業は、法人や個人に対して仕入れた商品を販売する仕事です。
既存の顧客への営業はもちろん、新規顧客の開拓や、商品の仕入先の確保や対象のマーケットの分析など多岐にわたります。
コミュニケーション能力や商品に関する知識が必要なのはもちろん、海外との取引があるため、英語を中心とする外国語の能力が必要です。
医療・医薬業界
医療・医薬業界は景気の変動に影響を受けにくいというのが特徴です。
日本は高齢化社会を迎えて、高度医療や新薬の需要が拡大しているため医療や医薬業界のメーカーは未経験でも営業職の採用を積極的に行っています。
特に営業職は人材が慢性的に不足しているため、個人対応、法人対応、いずれでも採用が多いです。
どの時代でも医療品や医薬品といったは必須のものですので医療機器や製薬会社などの営業職につくチャンスがあります。
\営業職の種類を知りたい/
\営業職の仕事内容を知りたい/
まとめ
営業の仕事は転職市場の間口が広く、未経験でも特別な資格を持っていなくても始められます。
そして女性のライフイベントにあわせて柔軟な働き方が可能なので、自分の努力しだいでキャリアアップすることも可能です。
自分に合った業界の営業職を見つける成功のコツは、営業職の転職市場に詳しいプロに相談することです。
どの営業職が自分に合っているか、自分の強みを活かせる会社はどこかといった相談はぜひ転職エージェントのキャリアコンサルタントに相談してみましょう。
キャリチェンではそんな未経験で営業職につきたい女性の転職を全力でサポートしてくれます。
女性ならではの悩みや不安があれば遠慮なく相談してください。
キャリチェンなら一人ひとりの立場に立ってピッタリの提案をしてくれます。