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面接で嘘をついてもバレない?盛るとの違いは何?

転職活動の面接を行う際、本当の転職理由や退職理由を話せず、嘘をついてしまう方もいるのではないでしょうか?

面接は採用担当者に良い印象をもってもらう必要があるため、経歴や資格の有無など、つい嘘をつきたくなることもあるでしょう。

しかし、嘘をつけばたいてい見抜かれますし、入社後に辛い思いをすることにもなります。なによりマナーとして嘘はいけないことです。

今回は、そんな面接での嘘に焦点を当てて、嘘をつきたくなる理由や、よくある嘘とそのリスクについてお話します。

また、嘘をつかずに面接に挑む方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

目次

就職の面接は嘘ばかり?嘘をつきたくなる理由

面接は、少しでも企業に採用したいと思ってもらう必要があります。そのため、「自分をより大きく、より良く見てほしい」と考えます。

その結果、「本当は結婚を控えているけれどそれを伝えると懸念されるのでは…」と不安になり、嘘をついて長く働けることをアピールしたり、年収を実際よりも高く伝え、企業からの期待値が高いことをアピールしたりしてしまうのです。

また、「自分に自信が持てない状態」だと自分自身に劣等感を感じてしまいます。そのため、劣等感をカバーしたく、自然と嘘をついてしまうこともよくあります。

面接で嘘つき大会はNG!高い確率で見抜かれる

面接のときに口頭でついた嘘は、高い確率で見抜かれてしまいます。嘘は一つつくと、嘘に嘘を塗り重ねなければならないことがほとんど。

そのため、どんどん嘘をついて嘘つき大会のようになってしまい、すぐに見抜かれます。

そして、入社後に源泉徴収票や保険者証、年金手帳を提出することもあるでしょう。源泉徴収票には、前の会社の入社日・退職日が記載されています。

また、年金手帳にはこれまでの年金の記録や、どこに勤めていたかを記入しています。経歴について嘘をついてしまうと、これらの提出によって偽っていたことがバレます。

持っているスキルやこれまでの経験について嘘をついても、実際に働き始めればそのスキルがないこともすぐにバレるでしょう。

面接でよくついてしまう嘘とは?

ここでは、面接でよくついてしまう嘘を紹介していきます。以下の5つの嘘は、採用担当者もよくチェックしている点なため気を付けましょう。

スキル

持っているスキルや資格を、実際よりも多く申告するという嘘がよくあります。

また、持ってもいない資格を持っていると伝えてしまったり、TOEICの点数を増やして伝えていたりすることもあります。

資格やTOEICの点数は、入社時に手続き上、証明書を提出することがあり、嘘をつくとすぐにバレてしまいます。

経験

「留学」や「アルバイト」「サークル活動」の経験を話を膨らませたり、嘘をついてしまうケースも多いです。

・部活でキャプテンをしていた

・サークルでは統括する立場だった

・アルバイトではバイトリーダーを務めていた

・本当は留年していた年を、留学していたことにする

など、未経験の事柄を経験したと嘘をつくことがあるようです。

経歴

少しでも良く見られようとして、出身大学、前職の雇用形態や職歴について嘘をつくパターンも多いと言われています。

しかし、転職先が同業者ならば、入社後に前職の人と仕事上で付き合いがある可能性もあります。

また、経歴を嘘でごまかしている場合、後々自分の首を絞めることになるので気を付けましょう。

退職理由

転職活動の面接では、前の職場をなぜ退職したのか、転職理由や退職理由を聞かれることが多くあります。

給料の不満や人間関係などが原因で退職した場合、本当のことを言ってしまうと、後ろ向きの発言になってしまうことや、印象が悪くなることを気にして嘘をつく方が多くなります。

企業への志望度

転職活動では、複数の企業の選考を並行して受けていきます。そのため、面接では採用担当者から他に受けている企業や、他社の選考状況を聞かれることもあるでしょう。

ここで、本当は他社を一番に志望しているのに志望度の低さが露呈してしまうのではないかと恐れ、他社の選考状況は嘘ついてやり過ごすということが多くあります。

面接での嘘がバレた時のリスク

次に、面接で嘘をついてバレたときに、どんなリスクがあるのか紹介します。嘘がバレてしまうタイミングによって、起こるリスクは異なります。

採用前にバレた場合

採用前にバレた場合には、選考に落ちることや内定の取り消しのリスクがあります。

選考に落ちる

万が一、面接の場で嘘をついたことが発覚すれば、次の選考に進めず落ちるでしょう。企業は誠実な人間性と社会性を求めています。嘘をついたことが分かれば、採用担当者は不誠実な人を採用しようとは思わないため、不採用となります。

内定取り消し

内定後に、資格に関する証明書を提出することがあります。面接で嘘をついてしまうと、資格に関する証明書を提出できず、内定が取り消されてしまうこともあります。

採用後にバレた場合

採用後にバレた場合は、試用期間中の解雇や社内での信用を失うこと、罪悪感が消えないなどのリスクがあります。

試用期間中の解雇

採用後は、一定期間の試用期間が設けられています。試用期間中に、面接で申告された資格やスキルが本物であるか試されることもあります。

そのため、試用期間中にスキルや資格の虚実が明らかになれば、試用期間中に解雇されてしまうこともあるでしょう。

社内での信用を失う

入社してから面接で嘘をついていたことが発覚すると、「重要な場面で嘘をつく人」というレッテルを貼られてしまいます。そのため、社内での信用を失うことになるでしょう。

また、それが原因で大事な仕事の担当に就けなかったり、社内評価が低くなったりしてしまうことがあります。そうなると社内で孤立し、働きにくい環境になってしまう可能性もあるでしょう。

罪悪感が消えない

嘘をついてしまったことで、入社後もずっと罪悪感を抱えて働かなければなりません。いつバレるかヒヤヒヤして過ごさなければならず、嘘をついてしまった自分に嫌悪感を持つでしょう。

また、そのことからストレスやプレッシャーを感じてしまいます。

そのような環境では、自分の持つ力を最大限発揮することは難しく仕事に集中できなくなってしまうこともあります。

POINT

面接での大きな嘘は、採用前に見抜かれてると不合格になります。またバレずに採用されたとしても、採用後に信頼関係を失ったり精神的に罪悪感を抱えたりと、ずっと引きづりやすくなります。

面接で嘘と盛るの違いは?

面接で嘘をつくことはNGということがわかりました。しかし、嘘というほどではなく、話を盛る程度であればケースバイケースなこともあります。

面接で「嘘をつくこと」と「話を盛る」ということは、どんな違いがあるのでしょうか。

話を盛って不採用になるケースや、盛っても採用されたケースをチェックしてみましょう。

盛って不採用になるケース

本当はメンバーが5人のサークルにも関わらず、「メンバーが50人以上いるサークルで、みんなのまとめ役を務めました」などと、嘘をついてしまうケースがあります。

これは、明らかに人数を偽っているので、サークルの規模があとで分かったときに不採用になってしまうことがあります。話を盛るつもりが、これでは嘘をついたことになってしまいます。

盛っても採用されたケース

同じくメンバーが5人のサークルでも、在籍者の人数には触れないようにし「サークル活動ではリーダーシップを発揮し、多数のメンバーのまとめ役を務めました」と、アピールすることはどうでしょうか。

こちらは多少話を盛っていますが嘘はついていません。事実に少し話を盛ることは、採用担当者にも悪い印象には映らず、うまくいけば好印象につながり採用される可能性が高まります。

嘘をつかずに面接に挑むための方法

最後に、面接に嘘をつかないで挑むための方法を3つお伝えします。面接の前に意識しておくことで、問われたことに対して誠実に答えることができるでしょう。

ポジティブに伝わるように表現を変える

問われたことに対して、ポジティブな返答ができるようにしましょう。大切なのは、面接の時に「自分を他人より素晴らしく見せよう」と考えることはやめることです。

失敗談を話さねばならない場合にも、失敗から学んだことをポジティブに話せれば、語り方によって採用担当者へ良い印象を持たせることができます。

嘘をつかずに上手に表現を変えることや、自分の人間性に自信を持つことがおすすめです。

自己分析する

経歴や経験などのエピソードで嘘をついてしまいそうだと感じている人は、自己分析をしてみましょう。

自己肯定感の低さから、自分のアピールできる強みに気づけていない可能性があります。

自己分析をしっかり行うことで、採用担当者に向けてアピールできるエピソードをまとめることができます。

資格を取得する

面接では、資格を持っていることで有利になることが多いでしょう。嘘をついて資格を持っていることにしても後から厳しくなるのは自分です。

本当に資格を取得することで嘘を付かずにすみ、自分への自信にもつながります。

また、面接時に資格が取得できていない場合には、現在資格取得のために勉強中であることをアピールするのが良いでしょう。

まとめ

面接で嘘をつくとバレるのか、良くある嘘の例やバレたときのリスクを入社前と入社後に分けて紹介しました。嘘をつくことによるデメリットがとても大きいことがわかったのではないでしょうか。

面接でマイナスなことを伝える場合、そのままのストレートに表現するのではなく、言い方を変えてポジティブに伝えることが大切です。

思っていることや事実を直球で伝えるのではなく、経歴や現状を受け入れた上で、どのように伝えたら相手の理解が得られるのかを考えることが、転職活動を成功させるポイントといえるでしょう。

転職活動は一人で行っているととても不安になるものです。

面接での受け答えの正解がわからず、悩んでしまうでしょう。そんなときは、ぜひ気軽にキャリチェンへご相談ください。

面接での受け答え練習を一緒に行うことで、実際の面接に自信を持って挑むことができますよ。