転職活動を行う中で、面接までたどり着くと採用まであと一歩ですね。いざ面接となると、次は身だしなみの準備が大切です。
今回は、メイクに焦点を当てて、面接で好印象を与えるにはどんなことに気を付ければよいのかを紹介していきます。顔のパーツごとのメイク方法や、業種別に好まれるメイクもお伝えします。
自分の就職を希望する企業のカラーを理解して、メイクを使い分けられるようにしておきましょう。
目次
好印象を与える面接メイクは?ポイントと注意点
面接のときに面接担当者が好感を持つのは、「第一印象の良さ」と「清潔感がある」という点です。メイクをする中で、この2つを必ず意識しておきましょう。
また、大人の女性として、メイクはビジネスマナーです。メイクしないで行くことのないよう、注意しましょう。
第一印象を良くする
面接で好印象を与えるには、第一印象を良くすることが大切です。自分の元の素材を活かして、血色がよく見えるナチュラルなメイクをしましょう。
面接担当者があなたの顔を見たときに、血色が良い顔とそうでない顔とでは、当然血色の良い方が印象は良いでしょう。
メイクで健康的なイメージをもってもらい、第一印象を良くしましょう。肌が健康的であると、「この人は、信頼できそうだ…」と面接担当者に好印象を与えることができます。
清潔感を意識する
メイクがあまりにも派手だと、企業の担当者からは「会社の雰囲気に合わない…」と敬遠されてしまう可能性があります。
業界によっては、とくに清潔感を重視するところもあります。次のような業界では注意が必要です。
医療・介護業界
医療・介護の業界は、メイクを直す時間なく働かねばなりません。また、業界全体で清潔感や信頼感が求められるため、自分なりの個性を出した奇抜なメイクは好まれません。
そのため、メイクは薄い人が多いです。面接時には、適度なメイクを心がけましょう。
食品・化学業界
食品・化学の業界は、工場内の異物混入を避けるために化粧を禁止している場合があります。企業によって化粧に関するルールはさまざまです。
面接のときは、「採用されてから化粧禁止ルールを守ることができるか」という目線で身だしなみをチェックしている可能性があります。
控えめなメイクをして面接を受けることで、清潔感と誠実な印象を与えることができます。
教育・保育業界
教育・保育の業界は、年齢が低い子供と接することもあります。子供と関わる中で、メイクが崩れたり、メイクが子供に付いたりしてしまうことがあります。
教育・保育業界は、子共から親みを感じられる、ナチュラルで真面目なイメージをもってもらえるメイクを心がけましょう。
面接時のメイクでは、第一印象の良い、清潔感のあるナチュラルメイクを心がけましょう。業界によっては、薄い化粧が好まれる場合が多いので注意が必要です。
面接のメイクをする際のポイント
次に、顔のパーツ別にどのようなメイクをすれば良いのか具体的に見ていきましょう。
眉メイク
面接メイクでは、いつもの眉毛より少し太めにしましょう。太めの眉毛にすることによって、ナチュラルな感じや上品な印象を演出することができます。
ただし、顔の形によってバランスの良い太さは違うので、自分の顔全体のバランスをみて、細すぎように太さを決定しましょう。
面接では、眉の色はブラウンやダークブラウンがベーシックです。髪の色であるブラウンやダークブラウンは、顔に馴染みやすくナチュラルな雰囲気になります。
ベースメイク
先ほどもお話したように、肌の色が健康的だと第一印象が良いです。ベースメイクは血色感を意識して、肌から健康的な印象を与えましょう。
化粧下地で程良いツヤ感が出ると、明るい健康的な肌に見えます。次に、ファンデーションで、肌のムラやシミをカバーして綺麗に見せましょう。
肌の色が均一だと、健康的で美しく見えます。ただし、ファンデーションを厚塗りしてしまうと、下品に見えてしまうことも。厚塗りには注意しましょう。
そして、フェイスパウダーで化粧崩れやテカリを抑えましょう。メイク崩れを軽減するために、ポイント使いがおすすめです。
アイメイク
アイメイクは目がはっきりと見えることで、面接での印象に残りやすくなります。しかし、厚化粧になると、印象が悪くなってしまうのでバランスに気を付けましょう。
まず、面接メイクのアイシャドウは、落ち着いた色にしましょう。色は、ブラウンやベージュなどのナチュラルカラーのアイシャドウがおすすめです。普段より少し控えめにして、ラメやグリッターの入ったものの使用は避けましょう。
次に、アイラインを目の輪郭を意識して引きます。濃くなり過ぎることのないよう、まつ毛の根本を少しずつ埋めましょう。
太過ぎたり長過ぎたりしないように気を付けてください。そして、マスカラのカラーは黒かブラウン系がおすすめです。黒は引き締まった印象を与え、ブラウン系は柔らかな印象を与えてくれます。
チーク
面接メイクでは、ブラウンやオレンジ系のチークがおすすめです。日本人の肌に合うコーラル系やベージュ系も良いでしょう。
リップ
面接では、口元がとくに注目を浴びやすいです。アイシャドウとチークと合わせた色味を選びましょう。リップグロスや濃い色の口紅の使用は避けた方が無難です。
業界別のふさわしいメイク
自分が転職を目指す業界は、どのようなメイクに仕上げると良いのでしょうか。ここでは、とくに大きな特徴のある3つの業界を紹介します。
金融系
金融系は、お金を扱うということもあり、高い信頼度が要求されます。そのため、メイクで求められるのは「誠実さ」や「堅実さ」といった印象です。
マスカラを塗りすぎて派手に見えたり、アイライナーがにじんで、だらしなく見えたりすることがないように気を付けましょう。
アイシャドウは、ベージュ・ライトブラウン系を使い、ほんのりのせる程度にしましょう。メイクをほとんどしていないような、メイクが好まれる業界です。マスカラやアイライナーは塗りますが、塗っているか塗っていないか分からないくらいの細さにしておきましょう。
ホテル・ブライダル系
ホテル・ブライダル系は、お客様へのおもてなしを行う接客業です。そのため、どんなお客様からも愛されるような「明るさ」や「優しさ」を華やかなメイクで演出する必要があります。トラブルが起こっても冷静に対応できそうな「賢さ」も含んでいると良いでしょう。
アイシャドウは、ブラウン・ベージュ系の色で、グラデーションをつけて使いましょう。マスカラやアイライナーは、「明るさ」や「優しさ」を感じさせるために、まつげ一本一本丁寧に塗ると好印象です。アイライナーは、「賢さ」を出すため、細くブラックで引き締めるように引きます。
事務職系
事務職系は、社内や社外の人と接する機会が多いです。そのため、接しやすいと感じさせる「社交性」や、「要領がよさそう」「知的である」と感じさせるメイクが求められます。
アイシャドウは、マット系のベージュ・ブラウン系の色を使うことで、優しい印象になります。マスカラは、要領がよさそうな印象を与えるために、ビューラーでカールさせて丁寧に塗りましょう。アイライナーはブラックを使って、少し太めに引きましょう。
各業界が、どんな印象の人材を求めているかが分かれば、ふさわしいメイクを考えることができます。メイクで演出するべき印象が、「やさしい印象」なのか「クールな印象」なのか自分なりに分析して近づけてみることが大切です。
まとめ
好印象を与える面接メイクのポイントや業界別にふさわしいメイクなど紹介しました。
モデルや芸能人であれば写真写りを考え、濃いメイクをすることが多いです。しかし、企業の面接ではナチュラルで信頼感のある「大人なメイク」が好まれるでしょう。
普段は自分の好きなメイクを楽しんでも、面接や仕事をする際はTPOを考えたメイクを心がけて好印象を与えてくださいね。近年はリモートワークが増えてきて、面接もwebを利用したオンライン面接を行う企業も増えています。
しかし、画面越しだからといって気を抜かず、印象の良いメイクをして面接に臨みましょう。