「自分が嫌い」
「自分に自信が持てない」
「なんで自分はこんなにダメなのだろう」
日々生活している中でこのような感情に支配されてしまっている人も多いのではないでしょうか。人間誰しも自分の嫌いな部分やコンプレックスを抱えていますが、自分のマイナスだと感じる部分にばかり目が行ってしまうと、日常生活に支障をきたすことも。
そこで本記事では自分が嫌いな人の特徴と自分が嫌いな状態から抜け出すためにやるべきことを解説します。
本記事を読んでいただければ、自分が嫌いと悩んでいる人も、自分との向き合い方がわかり、負の感情から抜け出す一歩が踏み出せるでしょう。
自分が嫌いと悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
目次
自分が嫌いな人の特徴
自分が嫌いな人には特徴があります。
- 完璧主義
- 自信がない
- 理想が高い
- 人に頼れない
- マイナス思考
- 他人の目が気になる
- 他人と比較してしまう
- 勝気である
- 真面目に考えすぎる
- 感受性が高すぎる
- 優柔不断である
- 八方美人である
自分が上記のどのタイプに当てはまるかを考えてみましょう。その特徴について詳しく解説します。
完璧主義
完璧主義の人は、些細なことでも気になってしまい、完璧にできない自分に嫌気が指してしまいます。
- 書類の作成やメール文
- 仕事の計画
仕事の計画などは実際に行動してからでなければ改善点なども見つからず、最後まで見通しを立てることが難しいこともあるでしょう。しかし完璧主義の人のなかには1から10まで計画を立てなければ気が済まない人も多いです。
誰よりも成長意欲や仕事のクオリティが高い反面、自分で自分を追い込んでしまっているのです。
自信がない
自信がない人は「なぜ自分は何もできないのだろうか」と自分を卑下してしまう人が多いです。
- 人に誇れるような成功体験がない
- 自分で何かを成し遂げたと言える経験がない
このような理由から自分には何もできないと感じてしまい、自分を嫌いになってしまいます。成功をイメージしにくい人は、新しい挑戦にも億劫になってしまうでしょう。
理想が高い
理想が高い人は理想と現実とのギャップから自己嫌悪に陥ってしまいがちです。
- 理想の生活
- 理想の仕事
- 理想のパートナー
自分の思い描く理想に届かないことから「自分なんて」という感情に支配されてしまいます。
人に頼れない
人にうまく頼れない人は何でも自分1人で抱え込んでしまう傾向にあります。
そのため、仕事なども自分ができる限度を超えてしまい納期に遅れてしまったり、体力が持たなくなったりすることも多いでしょう。
次こそは人にうまく頼ろうと考えていても同じことを繰り返してしまい、自分はダメな人間だと自分を責めてしまいます。
マイナス思考
マイナス思考の人は幸福感を感じにくく、負の感情を繰り返してしまいます。
- 自分にはできない
- どうせ自分なんて
自分のこととなるとすぐにこのような考えになってしまい、新しい挑戦にも消極的です。マイナス思考をやめようと考えても、なかなか抜け出せずに辛い思いをしている人が多いでしょう。
最悪な状況ばかり考えてしまう
最悪のケースを考えることで「これ以上の悪いことはないから大丈夫」とポジティブに考えられる人はいいでしょう。しかし起こりもしないことを想定してしまったり、考えてもどうにもできないことばかりを考えてしまったりし続けると「この先何にもうまく行かない」「何をやっても無駄だ」とばかり考えてしまって、自分のことを責め続けてしまいます。
他人の目が気になる
他人の目が気になる人はなかなか自分の意見を伝えられず、我慢を重ねてしまいます。
- 誰にでもいい顔をしてしまう
- 他人と揉めたくない
- 嫌われたくない
このようなことは誰しもが考えることでしょう。しかし、あまりに他人の目が気になる人は自分の意見を塞ぎ込んでしまい「なぜ思ってもいないことを言ってしまうのだろう」と本来の意見とのギャップから自己嫌悪に陥ってしまいます。
他人と比較してしまう
他人と比較してしまう人は自分の悪い部分ばかりを意識してしまう人が多いです。
他人の優れている点と比較してしまうため、より自分の悪い部分が見えてしまいます。最近ではSNSの普及によって嫌でも他人を意識する機会が増えてしまいました。
このようなことからも他人と自分を比較してしまい、自分の悪い部分にばかり目がいき自分が嫌いになってしまいます。
勝気である
勝気で負けず嫌いな性格だと、劣等感を感じた時や負けてしまった時に落ち込みやすいです。勝気な性格は向上心があって素敵なことですが「負けた自分を許せない」と責め続けてしまうと、いつまでも自分自身に満足できず辛くなってしまいます。
負けず嫌いということは、プライドが高いということです。プライドが傷つけられるようなことがあると、すぐに落ち込んだり、怒ってしまったりしやすいため、自分のことが嫌いになってしまいます。
真面目に考えすぎる
真面目な人は考え過ぎて、「これでいいのか」「これで間違っていないのか」と自問自答を繰り返します。また、少しの失敗を何時間も引きずってしまったり、こだわって時間をかけ過ぎてしまったりと、何度も何度も自問自答しているうちに、自分を責めてしまうのです。
真面目に考える人は、規則にも厳しいです。自分だけではなく他人にも厳しく、他人の粗探しばかりする傾向があります。
特に自分に課した規則を守れないと、「なんでこんなことも出来ないんだ…」と落ち込みやすいです。また、自分が嫌いであるがゆえに、他人の粗探しばかりしてしまいます。出来ていない部分にばかり目がいくので、落ち込みやすいのです。
感受性が高すぎる
感受性が高い人は、他人の感情や環境の変化にすぐに気付いてしまいます。人の気持ちがわかるという点では非常にいいところですが、周囲に流されやすく、自分の意見を主張するのが難しいという特徴があります。自分のことは後回しにしがちで、自分の意見を主張しないため、ストレスが溜まりやすいです。
さらに、自分の言動で人を傷つけていないかどうかを非常に気にします。「さっきの発言は失礼だったんじゃないか」「傷つけてしまったのではないか」と気にし過ぎてしまいがちです。
自分を責める機会が多いことから、感受性が高い人は自分のことが嫌いになりがちです。
優柔不断である
気弱で決断ができずに悩み続けたり、決断した後も迷い続ける性格の人は、自分の決断に対して自信が持てません。その結果、常に悩み続けることになります。また、自分で決断できない代わりに他人に決断してもらう機会も多いです。周りに合わせる機会が多いことから、自分のことを嫌いになりがちだと言えます。
八方美人である
誰にでもいい顔をする八方美人は、人の目を気にしすぎる傾向があります。自分の意思よりも他人の意見を優先してしまうことも多いため、我慢を重ねる自分のことを嫌いになりがちという傾向があります。
他人の悪口や噂話が多い
自分が嫌いであるが故に、他人の事ばかり見ていて、悪口や噂話で盛り上がる傾向があります。自分のことが嫌いだからこそ、他人のことが気になる。そして自分が成長することについては考えないので、余計自分のことが嫌いになるという悪循環を生んでしまいます。
承認欲求が強い
人から認められたいという欲求が強いと、誰からも認めてもらえていないと感じた時に欲求不満になります。他人から認めてもらえなくても、自分で自分のことを認められれば楽しく考えることができます。しかし自分を嫌いである 限り、自分を認めることはできないため、自分のことが嫌いになりがちです。
自分より他人を優先しがち
自分よりも他人を優先し、自分のことを後回しにする人は、他人のために自分を犠牲にしがちです。自分が嫌いな人ほど、自分を犠牲にして他人に尽くしてしまいがちです。もちろん、人のために何かをすることは素敵なことですが、自分を犠牲にしてまで人に尽くすのは辞めましょう。
理想が高すぎる
自分に対する理想が高く「あれもこれもできないとダメ」「こんなことできない自分が許せない」のように、自分に対する理想が高い人は、できない自分を認められません。それゆえ、自分のことを嫌いだと感じがちです。
責任感が強い
責任感が強いのはメリットに思えますが、責任感が強すぎるのも、自分のことが嫌いになる特徴です。何か問題が起こると、全部自分のせいだと責任を感じてしまいます。
不機嫌な人がいたり辛そうな人がいると、「あの人が辛そうなのは自分のせいかもしれない…」と責任を感じてしまいがちです。
我慢強い
我慢強いことも一見長所に思えます。しかし、何事も人に頼れず一人で抱え込みやすいため、ストレスを溜め込みやすいのです。さらに、「自分が我慢すれば物事がうまく行くから自分さえ我慢すれば…」と考えがち。
嫌われていると思っている
周りから嫌われていると不安に感じている人は、自分を否定する気持ちが強いです。相手にその気がなく、「きっと私は嫌われている」「あの人は私のことが嫌いなんだろう」と勝手に思いこんでいることがほとんど。
「自分だけランチに誘われない」「上司に嫌われているから評価が低いんだ」「嫌われているからレスポンスが遅いんだ」と、自分が嫌われているから物事がうまくいかないと自意識過剰に考える傾向にあります。
自分が嫌いな人の恋愛傾向
パートナーを信用できない
自分に自信がないので、パートナーが本当に自分のことを好きでいてくれているのか、信用してくれているのかがわからず、常に相手のことを疑ってしまいます。そもそも自分のことが嫌いなので「こんな自分のことを好きになってくれるわけがない」とパートナーのことを信用できず、恋愛が上手くいかない傾向があります。
パートナーを喜ばせられない
自分のことが嫌いな人は、「こんな自分が何かをしてあげたところで、喜んでくれるかわからない」と思ってしまいます。そのため、パートナーに何かをするのを躊躇ってしまうのです。例えばパートナーを喜ばせようと、手料理を振る舞おうとした時に「自分が作ったご飯なんて美味しくないはず」と躊躇してしまうので、パートナーを喜ばせる機会が減りがちです。
自分のせいに置き換えてしまう
自分にとって都合の悪いことが起きたら、全て自分のせいだと思いこんでしまいます。パートナーとの約束をドタキャンされてしまった時、仕事が理由でドタキャンされたとしても、「自分のことが嫌いになったから会う予定をなくしたのかな」「他に好きな人ができたのかな」などと悲観的に捉えてしまいます。
全てを自分のせいだと思いすぎると、メンヘラだと捉えられてしまうので注意です。
束縛しがち
自分に自信がない人は、相手が本当に自分のことが好きなのか信じられません。常に自分は好かれているのか、嫌われていないのか、パートナーに他の相手ができたらと不安な気持ちになるため、束縛しがちなのです。
自分が嫌いな4つの原因
自分が嫌いな人には4つの原因があります。
- コンプレックスを抱えている
- 過去の失敗やトラウマがある
- 自分を理解できていない
- 感情のコントロールが苦手
それぞれについて解説します。
コンプレックスを抱えている
自分が嫌いな人は自分の性格や容姿にコンプレックスを抱えている人が多いです。
誰しも大なり小なりコンプレックスは抱えているものですが、コンプレックスがあまりに大きくなると自分に自信が持てなくなったり、すぐに他人と比較してしまったりと自分が嫌いになる大きな原因になってしまうでしょう。
- 自分の顔が嫌い
- 自分の体型が嫌い
- 運動できない自分が嫌い
人が抱えるコンプレックスは少し気になる程度のコンプレックスから、自分が嫌いになる程のコンプレックスまで様々でしょう。
そして人は他人の良い部分と自分の悪い部分とを比較してしまうため、よりコンプレックスへの思い込みが強くなってしまいます。
特に顔や体型は、自分を表現するわかりやすい部分かつ、他人と比較しやすい部分です。
自分の顔が嫌いだと自分の顔を鏡や写真で見るのも苦痛になります。自分の姿を見るたびに、嫌いな自分をみて、自分を受け入れられないと辛くなりますよね。
さらに、容姿のコンプレックスは気持ちにも影響を与えます。「もっと綺麗だったら営業成績が良かったかもしれない」「可愛かったら上手くいっていたかもしれない」と、物事が上手くいかないことを顔のせいにしてしまうかもしれません。「自分の顔が嫌いだから、自分のことも嫌い」と思ってしまうのでしょう。
過去の失敗やトラウマがある
自分が嫌いな人は過去の失敗やトラウマが原因になっていることが多いです。
過去の失敗経験や思い出したくもない程のトラウマによって「また同じことになるのではないか」と考えてしまい、新しい一歩が踏み出せなかったり、マイナス思考に陥ってしまったりします。
- 親や先生から何度も怒られた
- 友人と疎遠になってしまった
- 何気ない言葉で人を傷つけてしまった
- 他人に否定された
- 悪口を言われた
- 他人に迷惑をかけてしまった
- 失恋した
何度も同じことを指摘されてしまった人はなかなか自分に自信が持てないでしょう。自分の言葉で相手を傷つけてしまった人は言葉を発するにも多くのことを考えてしまうでしょう。
自信があって発した言葉や入念に準備した計画が他人に否定された経験があれば、自信がなくなってしまうでしょう。また、信頼していた家族や友人に裏切られたり否定されたりすれば、より自分を卑下する気持ちが高まると言えます。
このように過去の失敗やトラウマが現在の自分を縛り付けているケースがあります。
自分を理解できていない
自分が嫌いな人は自分の悪い部分にばかり目が行ってしまい、自分を理解できていない人が多いのではないでしょうか。
人は褒められた点よりも、指摘された点に目が行きがちです。また、日本では仕事のフィードバックなどでも褒められることが少ないため、自分の悪い部分ばかり見られていると感じてしまうでしょう。
人は誰しも良い面と悪い面があります。良いだけの人も悪いだけの人もいないでしょう。自分自身もどちらの面も兼ね備えていると考えなければなりません。
感情のコントロールが苦手
自分が嫌いな人の原因として「感情のコントロールが苦手」ということが挙げられます。
感情のコントロールが苦手な人は自分との向き合い方がわかりません。イライラしている時にどうすればいいのかや、悲しい時にどうすればいいのかがわからず、メンタル的に安定せず人付き合いでもトラブルが発生してしまいます。
自分の感情をコントロールできない自分に嫌気が指して自分を嫌いになってしまうのです。
自分が嫌いも悪くない!自分のことを嫌いでいるメリット
ここまで、自分のことを嫌いでいるデメリットをお伝えしましたが、自分を嫌いでいるのはメリットもあります。実は自分のことが嫌いな人ほど、成長できる可能性も。ここからは、自分を嫌いだと思っているメリットについてお伝えします。
謙虚さがある
自分に自信があるのは素敵なことです。しかし自信があるが故に自慢話ばかりしてしまったり、他人を見下す態度を取ったりと、謙虚さがなければ人に嫌われてしまうことも。
謙虚さを保つと、他人の話を素直に聞くことができて広い視野を持つことができる、敵を作らない、など様々なメリットがあります。
自分に自信がないからこそ、他人に対して謙虚に接することができ、それが他人にいい影響を与えるのは素敵なことですね。
慎重に行動ができる
慎重に行動ができる人は、起こりうるリスクを想定して正確に物事を進められます。丁寧に仕事をこなすことで、時間がかかるかもしれません。しかしミスなく進めることで、結果的に正確でスピーディーに仕事を終えられることが多いです。
気が利く
自分のことが嫌いな人は周りの言動を気にしがちです。そのため、人のちょっとした変化や些細な異変に気付いて、気を配ることができます。
周りの人が気づけない些細な変化に気づけるため、チームプレーにも向いています。その繊細さを活かせば、周りから信頼されて、いい結果を残せるでしょう。
\その繊細さはHSPさんかも?/
「自分が嫌い」から抜け出すためにやるべきこと5選
「自分が嫌い」から抜け出すためにやるべきことは下記の5つです。
- 小さな成功を積み重ねる
- 新しいことにチャレンジする
- 自分の嫌いなところを置き換える
- 似た感性の人とコミュニケーションをとる
- 完璧を求めずありのままを受け入れる
それぞれについて解説します。
小さな成功を積み重ねる
まずは小さな成功を積み重ねましょう。
自分が嫌いな人は自分に自信が持てていない人が多いです。過去の失敗や、他人との比較から自分に自信が持てていない場合は小さな成功体験を手にすることで徐々に変わっていけるでしょう。
最初から大きな目標にチャレンジしてしまっては、挫折した際に「やっぱり自分はダメだ」と捉えてしまい逆効果になってしまう恐れがあります。
まずは小さな目標を決めて、その目標の達成を目指しましょう。
変えられることに目を向ける
物事には変えられる部分と、いくら努力しても変えられない部分があります。まず抱えている問題や悩みを全て挙げてみて、それを細分化してみましょう。細分化し、努力すれば変えられるもの、変えられないものに分類することで、抱えている悩みが解決するかもしれません。
例えば大人になってから身長を伸ばす事は難しく、変えられない問題だと言えます。しかし、身長が高く見えるようにボディメイクをするのは可能。抱えている問題に目を向けて解決策を考え、解決していくことで、少しずつ自分のことが好きになれるでしょう。
新しいことにチャレンジする
自分が嫌いな人は新しいことにチャレンジするのもおすすめです。
新しいことにチャレンジすることで、今まで気づかなかった自分に気づくことがあります。
- 自分にも熱中できることがある
- 楽しいと思えることがある
このような感情を抱くことで、日々の生活が楽しくなり物事をポジティブに考えられるようになるでしょう。
熱中できること、楽しいと思えることは多くのことを経験しなければ出会えません。色々なことにチャレンジしてみましょう。
外見を変えてみる
イメチェンしてみるのも手です。外見を変えるのは勇気が必要ですが、新しい自分を見つける事で自信がついたり、明るい性格になれたりとメリットが見込めます。
環境を変えてみる
落ち着く環境、過ごしやすい環境は人それぞれ異なります。自分の力が発揮できない環境に居続けても、気持ちが辛くなるだけでしょう。思い切って住む環境を変えてみたり、転職してみたり。自分を変えるのではなく、自分が過ごしやすい環境を見つけて変えてみるのもいいでしょう。
住む場所や職場を変えることが難しければ、通勤ルートを変えてみる。いつもとは違うランチや場所に出かけてみる など、小さなことから環境を変えてみましょう。
環境を変えることで、自分の好きなことややりたかったことを思いっきりやってみることで、自分が好きになれるかもしれません。
自分の嫌いなところを置き換える
自分が嫌いな人は自分の嫌いなところを置き換えて考えてみましょう。
自分の嫌いなところを置き換えて考えることで、物事の捉え方が変わります。
- 人と比べてしまう→競争意識や成長意欲が高い
- 人に頼れない→責任感が強い
- 他人の目が気になる→周囲を見て行動できる
人の性格の良い面と悪い面は表裏一体の関係でもあります。自分の嫌いなところをマイナスに捉えるのではなく、プラスに捉えてみましょう。
似た感性の人とコミュニケーションをとる
自分が嫌いな人は似た感性の人とコミュニケーションをとるのがおすすめです。
人と比較してしまったり、自信がない人は似たような感性の人と一緒にいることで、自分と同じように感じている人が身近にいるという安心感が得られるでしょう。
何かあった際に互いに頼れる存在であることは大きな支えとなります。
また、同じコンプレックスを持っている人と一緒にいるのもおすすめです。同じ悩みを持っているからこそ、コンプレックスの克服方法を知っていて、いいアドバイスが得られるかもしれません。
自分を受け入れてくれる人と一緒にいる
一人で考え込むと、否定的になってしまう人こそ、あなたのことを否定せず受け入れてくれる人と一緒にいるのがいいでしょう。自分を受け入れてくれる人は必ずいます。ポジティブな気持ちにさせてくれる人、自分のことを好きといってくれる人と一緒に過ごすようにしましょう。
他人の悪口を言わない
他人の悪口を言わないようにすると、それだけで優しい人や明るい人が集まってきます。また周りからの印象も良くなるので、他人の悪口はできるだけ言わないようにしましょう。
完璧を求めずありのままを受け入れる
自分が嫌いな人は完璧を求めずにありのままを受け入れてみましょう。
求める理想が高すぎるあまりに、そこに到達できない自分に嫌気が指すこともあるでしょう。しかし、そんな努力家の自分を受け入れてあげることで気持ちが楽になります。
完璧な人間はいません。また、完璧を求める必要もありません。自分を高めることも大切ですが、不完全なありのままの自分を受け入れることで自分の違った良さに気づくこともあるでしょう。
人によって完璧の基準は異なります。完璧を追い求めようとしても、完璧の基準が曖昧なため、完璧を求めるのは難しいのです。完璧を求めすぎず、自分を受け入れてあげることが大切ですよ。
たとえ失敗したとしても、その失敗を受け入れ、対処法を考えることの方が失敗を恐れるよりも重要です。失敗した自分を受け入れ、失敗しない対策を考えるようにしましょう。
他人と比べない
他人と比べると、自分の悪いところばかり目に入り、余計自分のことが嫌いになるでしょう。誰かと比べて優劣を判断し続けていると、自分の価値を感じられなくなってしまいます。他人や世間と比べずに、自分の価値観を大切にしましょう。しかしSNSで他人の情報が溢れている現代では、他人と比べずに生活するのは難しいもの。SNSから離れる時間を意識的に作ってみるのもおすすめですよ。
断れるようになる
何か頼まれごとをした際に、断れない人は「嫌われたくない」という気持ちが働きます。ただでさえ、自分に自信がなく、自分のことが嫌いなので「頼まれたことを断って嫌われたらどうしよう」と心配になってしまうんですよね。
嫌われることを恐れて、断れずにキャパオーバーになってしまっては、ストレスを抱えてしまいます。断っても言い方次第では相手に迷惑をかける事はありません。断る勇気を持ちましょう。
\キャパオーバーの原因とは?/
相談する
抱えている悩みや問題を人に相談するのは非常に大切な事です。一人で考えこみすぎると、卑屈な気持ちが高まってしまうことも。自分の悩みを他人に相談することで、問題解決の糸口が見つかるかもしれません。
ただし、相談相手を選ぶ際は自分と同じ環境で同じ悩みを持っていそうな人に相談しましょう。勇気を出して相談したのに、的外れな回答が返ってきたり、考えを否定されてより辛い気持ちになったりするかもしれません。
あなたの考えを尊重しながら、意見をしてくれる人に相談しましょう。
自分に集中しすぎない
自分のことを考え、自分に集中することも大切ですが、時には他人に目を向けてみるのも大切です。他人に目を向けるというのは、比較するのではなく、相手のために何かできる事はないかと考えてみる事です。
休息日を作る
何も考えず、ゆっくり過ごす日を作りましょう。多忙とストレスが与える心身に与える影響は非常に大きいです。過度な睡眠不足や体調不良が続くのは、精神的にも大きなダメージを与えます。週に1回は、何も考えずリフレッシュする時間を作りましょう。
自分が嫌いと強く感じる時にやってはいけないこと
自分が嫌いと強く感じる時にやってはいけないことは3つです。
- 他人との比較
- 不平不満を吐く
- 何かを盲信する
それぞれについて解説します。
他人との比較
自分が嫌いと強く感じている時に他人と比較してしまうと、さらなる劣等感に襲われてしまう危険性があります。
人は他人と比較する際に他人の良い部分と自分の悪い部分を比較してしまいがちです。他人と比較してしまうと自分の良い部分に気づけません。
あくまでも他人は他人、自分は自分と考えましょう。
不平不満を吐く
落ち込んでいる時にはつい不平不満を吐いてしまいます。もちろんストレス解消のためには時に不平不満を吐くのもいいでしょう。
しかし注意しなければならないのは他人への不平不満です。他人への不平不満を吐いてしまうと、他人の粗探しが癖になってしまうことに加え、自分の成長に繋がりません。
人によっては他人の不平不満を吐いている自分に嫌気がさすという負のループに陥ってしまうでしょう。
何かを盲信する
自分が嫌いという感情でいっぱいになってしまった人は、何かにすがりたい気持ちが出てきます。辛い時ほど何かにすがりたい気持ちは大きくなるでしょう。
もちろんながら人を頼ったり、本を読んで自分を落ち着かせることは大切です。しかし、何かを盲信するのはやめましょう。
盲信というのは自分の頭で考えることを放棄している状態です。「楽になりたいから」「安心したいから」と何かを盲信しては別のトラブルに巻き込まれてしまう危険性もあるでしょう。
まとめ
本記事では自分が嫌いな人の特徴7選と自分が嫌いな状態から抜け出すためにやるべきことを解説しました。
人は誰しも自分の好きなところや嫌いなところがあるでしょう。しかし、嫌いな部分にばかり目が行ってしまうと、自分に自信が持てなくなり自分が嫌いになってしまいます。
自分が嫌いだと感じる部分を前向きに置き換えたり、自信のなさを克服するために小さな成功体験を積み重ねたりと少しずつ変化していきましょう。