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女性向けの一生使える資格10選|比較的簡単かつ転職に役立ちます

転職活動をするなら、できれば資格を取得した方がいいです。なぜなら、転職活動で有利になるためです。

ただし、資格は何でもいいわけではありません。あまり転職の役に立たないものもあれば、難しすぎるものもあります。

この記事では転職活動をしている女性のために、転職に役立ち、かつ一生使えて比較的簡単な資格を厳選して紹介します。また、プラスアルファで少し難しめな資格もご紹介しますので、さらなるレベルアップを目指したい方の参考にもなるでしょう。

目次

女性が一生使える資格とは?

就職や転職、キャリアアップに役立つ

どんなに難易度が高い資格でも、自分との関連性が低い資格では取得による効果は薄まってしまいます。例えば出版業界に勤めているのに、興味はないがなんとなくケアマネージャーの資格を取得するなど、自分の属性や指向性と違った資格を取得することなどがあげられます。就職や転職、キャリアアップに役立つ資格取得を目指しましょう。

資格を要する業界の将来性が高い・人手不足

需要と供給、というフレーズはよく聞くことと思います。一生使える資格においても同様の考え方ができ、需要の高い資格を取得することがより長い期間効果を発揮します。具体的には、将来性の高いIT業界に関するMOSやITパスポート、人手不足が嘆かれている中小企業や不動産業界に関する中小企業診断士や宅地建物取引士などは需要が高いです。

独立や起業に役立つ

独立や起業は資格の有無で良し悪しが決まるものではございませんが、資格取得の有無によって信用や信頼を担保できる可能性が高まります。独立や起業による安定性については触れませんが、資格取得により軌道に乗せることができれば一生使えると言えます。

女性向けの一生使えて転職に役立つ資格10選(比較的簡単なもの)

女性向けの一生使えて転職に役立つ資格(比較的簡単なもの)は、以下の10個です。

  1. 日商簿記
  2. FP(ファイナンシャルプランナー)
  3. 宅地建物取引士
  4. ウェブデザイン技能検定
  5. TOEIC
  6. MOS(マイクロオフィススペシャリスト)
  7. ITパスポート
  8. ケアマネジャー
  9. 登録販売者
  10. 金融窓口サービス技能士

では、それぞれについて解説します。

日商簿記

日商簿記は、常に人気資格ランキング上位に入るほどの人気資格です。その人気の理由はコストパフォーマンスの良さ。2級までであればそれほど難しくないうえ、さまざまな用途に使えます。

日商簿記を持っていると、事務や経理への転職に有利です。初級から1級までありますが、実務で活かすなら2級以上が望ましいです。また1級を取ることで、税理士の受験資格が得られます。

受験資格:年齢、学歴、国籍等に関係なし

受験手数料:2級は4,720円、3級は2,850円

勉強時間:2級は300~500時間、3級は100時間

試験形式:筆記試験

合格率:2級は15~30%、3級は40%前後

FP(ファイナンシャルプランナー)

FP(ファイナンシャルプランナー)は、金融に関する知識を証明できる資格です。3級から1級までありますが、2級まではそれほど難しくありません。実務に活かすのであれば、2級までは取得しておきたいところです。

FPは、金融、銀行、保険、証券会社、不動産業界への転職に役立ちます。また、自

のライフプランの設計もできるようになりますし、教養としても役立つ使い勝手のいい資格です。

受験資格:3級はなし、2級は制限有り

受験手数料:1級は8,900円 2級は8,700円 3級は6,000円

勉強時間:1級は600時間 2級150~300時間 3級は80~150時間

試験形式:学科と実技試験

合格率:1級は 2級は 3級は

宅地建物取引士

宅地建物取引士も、受験者数が毎年20万人程度と非常に多い人気資格です。男性が多いイメージですが、女性の資格取得者も3割ほどいます。宅建は独学でも十分取得可能な難易度であるうえ、独占業務があったり、資格手当がもらえたりなどコストパフォーマンスもいい資格です。

宅建を取得すると、不動産業界や金融業界への転職に有利になります。また、不動産業者には5人に1人の宅建士の設置義務があるため、未経験者でも転職のチャンスが多いことも特徴です。

受験資格:年齢、学歴、国籍等に関係なし

受験手数料:7,000円

勉強時間:300時間

試験形式:マークシート形式

合格率:15%前後

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定はWeb関連資格では唯一の国家資格です。3級から1級まであり、関連国際標準規格等に基づきウェブデザインに関する知識や、技能及び実務能力などが問われます。近年需要が高まってきている人気資格です。

ウェブデザイン技能検定に合格すると、ウェブデザイナーへの転職に有利になります。また、リモートワークなど自由な働き方ができるようになりますし、独立も可能です。取得すると将来の選択肢が広がります。

受験資格:1級や2級は学歴や実務経験による制限有り 3級は制限なし

受験手数料:1級は学科7,000円/実技25,000円 2級は学科6,000円/実技12,500円 3級は学科5,000円/実技5,000円(2級と3級は一部免除あり)

勉強時間:1級や2級は実務経験や学歴による 3級は30時間程度

試験形式:学科は課題選択方式(2~3級)と実技試験及びペーパー試験(1級)/実技はマーク形式

合格率:1級は10~20% 2級は30~40% 3級は60~70%

TOEIC

TOEICは、英語のリスニング力とリーディング力を測る検定です。採用時にTOEICのスコアを参考にする企業は約70%もあり、転職するうえで非常に重要な資格だといえます。また、昇進や昇格にもかかわるため、転職後も積極的に受けた方がいいでしょう。

転職に役立つスコアとしては、600点が目安です。もし外資系企業を目指すのなら、最低でも730点は取りましょう。

受験資格:年齢、学歴、国籍等に関係なし

受験手数料:7,810円(リピート割で7,150円)

勉強時間:600点の場合200~300時間

試験形式:マークシート形式

MOS(マイクロオフィススペシャリスト)

MOS(マイクロオフィススペシャリスト)は、パソコン関係の資格の中では最もメジャーです。世界中で資格を証明できるため、外国での仕事にも役立ちます。MOSは、事務系の職種への転職に有利です。

MOSには「一般」と「上級」がありWordやExcel、PowerPoint、Access、Outlookのスキルを客観的に証明できます。それぞれ単独の試験となるため、全てのソフトが使いこなせなければいけないわけではありません。中高年の女性でも比較的取りやすいおすすめの資格です。

受験資格:年齢、学歴、国籍等に関係なし

受験手数料:12,980円(学割で10,780円)※MOS2016の場合

勉強時間:20~80時間(習熟度による)

試験形式:マルチプロジェクト形式※MOS2016の場合

合格率:60~80%(スペシャリストとエキスパートによって変わる)

ITパスポート

ITパスポートは、IT業界の登竜門的資格です。取得を奨励している大手企業も多いため、もしIT企業に転職したい場合はぜひ取得しましょう。難易度的にもそれほど難しくありません。

受験資格:年齢、学歴、国籍等に関係なし

受験手数料:5,700円

勉強時間:100~130時間

試験形式:マークシート形式

合格率:50%前後

ケアマネジャー

ケアマネジャーは、介護職におけるマネジメントをするための資格です。取得すると介護業界への転職に有利になるうえ、資格手当が貰える可能性があります。

ケアマネジャーは、少子高齢化社会である日本においては需要が大きく、長く働ける仕事です。また、一般の介護職員よりも給与が高く、時間の融通も利きます。

受験資格:5年以上の実務経験

受験手数料:6,600円〜14,400円

勉強時間:200時間程度

試験形式:筆記試験

合格率:10~20% 

登録販売者

登録販売者は薬剤師に次ぐ資格であり、取得すると一般用医薬品の約9割を販売できるようになります。医療・薬剤関連の職業への転職に有利です。受験資格が緩和されたため、今後さらに人気が高まっていくでしょう。

受験資格:年齢、学歴、国籍等に関係なし

受験手数料:12,800〜18,100円

勉強時間:400時間前後

試験形式:筆記試験

合格率:40%前後

金融窓口サービス技能士

金融窓口サービス技能士は、金融業界へ就活や転職を考えている人の登竜門的資格です。

3級から1級までありますが、転職でアピールしたいなら2級まで取得しておきましょう。

受験資格:1級は4年の実務経験・2級合格・テラー技能審査2級合格のいずれか 2級は2年の実務経験・3級合格・テラー技能審査3級合格のいずれか 3級は特になし

受験手数料:1級は学科8,500円/実技15,000円 2級は学科6,500円/実技7,000円 3級は学科3,800円/実技4,000円

試験形式:マークシート形式と実技形式

合格率:1級は学科9.5%/実技42.9% 2級は学科22.4%/実技30.7% 3級は学科44.3%/実技73.0%

女性向けの一生使えて転職に役立つ資格3選(比較的難しめなもの)

女性向けの一生使えて転職に役立つ資格(比較的難しめなもの)は、以下の3つです。

  1. 行政書士
  2. 社会保険労務士
  3. 中小企業診断士

では、それぞれについて解説します。

行政書士

行政書士とは、書類作成のスペシャリストで、仕事の幅が非常に広いことが特徴です。取得すると法律事務所に転職しやすくなるだけではなく、独立開業の道も見えてきます。難易度的は、1000時間程度の勉強時間の確保が目安です。

受験資格:年齢、学歴、国籍等に関係なし

受験手数料:7,000円

勉強時間:1000時間

試験形式:マークシート方式,記述有

合格率:10%前後

社会保険労務士

社会保険労務士は、人事系資格の最上位です。女性の合格割合が高いため、女性には特におすすめです。ただし取得難易度は高めで、合格率は毎年10%を下回ります。

受験資格:学歴、実務経験、国家試験合格者による制限有り

受験手数料:15,000円

勉強時間:1000時間

試験形式:マークシート方式

合格率:6%前後

中小企業診断士

中小企業診断士は、需要の大きな資格です。なぜなら、日本企業の99%は中小企業であるためです。難易度的には、独学だとなかなか難しいのが正直なところ。

受験資格:年齢、学歴、国籍等に関係なし

受験手数料:一次試験は13,000円,二次試験は17,200円

勉強時間:800~1000時間

試験形式:マークシート,記述有

合格率:3~8%(一次試験×二次試験)

資格選びの際に注意すること

今回ご紹介した資格は確かにおすすめですが、誰がどの資格を選んでもいいわけではありません。

資格選びの際に注意することは、以下の3つです。

  1. 資格を取得する目的を明確にする
  2. 自分に向いているか考える
  3. 世の中の人気を基準にしない

では、それぞれについて解説します。

資格を取得する目的を明確にする

資格選びの際は、資格を取得する目的を明確にしましょう。なぜなら、目的が明確になっていないと、資格を取得しても宝の持ち腐れになってしまうおそれがあるためです。資格は取得することが目的なのではありません。

したがって、まず将来何をしたいかを先に決めましょう。そのうえで、必要な資格を逆算で考えるのが正しい選択の仕方です。

自分に向いているか考える

資格は、自分に向いているものを選ぶことが大切です。なぜならいくらメリットのある資格であったとしても、自分に合っていなかったり、興味がなかったりすると取得が困難であるためです。また、資格を取得できたとしても結局使わない可能性が高いでしょう。

資格選びのうえで、需要や供給も判断基準として大切ですが、自分に向いていなければ選ぶメリットは小さいです。そのため、資格選びの際は自分の感性も大切にしましょう。

世の中の人気を基準にしない

資格を選ぶ際は、世の中の人気を基準にしないようにしましょう。なぜなら、「みんな取っているから」という安直な理由で資格を取っても、結局何の役にも立たない可能性があるためです。資格によっては、プロモーションにより人気があるだけで、それほど役に立たないものもあります。

また、ネガティブな情報に惑わされ過ぎないようにしましょう。人間はネガティブな情報の方が信じてしまいやすいため、判断基準が偏ってしまうおそれがあります。例えば、税理士や司法書士といった難関資格ですら飽和しているなどと言われたりしますが、その情報だけを真に受けてはいけません。

まとめ:一生使える資格を取得して転職活動で有利になろう

一生使える資格を取得すれば、転職活動で有利になります。またそれだけではなく、独立開業という道も見えてきます。そのため、ぜひ一生使える資格の取得を目指していただきたいです。

資格の種類は無数にあるため、今回の記事では全てをご紹介することはできていません。もし他にも興味がある資格がございましたら、ぜひ調べてみてください。