心が折れると、何もやる気が起きなくなってしまいつらいですよね。酷いときには、仕事を辞めて全てを投げ出したくなってしまうこともあるでしょう。
しかし、心が折れてしまっても立ち直り、心を折れにくくする方法があるのです。この記事では、心が折れやすい方の救いになるようなお話をします。
目次
心が折れてしまう7つの原因
心が折れてしまう原因は、以下の5つです。
- 仕事が上手くいかない
- 男女関係で悩んでいる
- 職場の人間関係で悩んでいる
- 友人関係でのトラブル
- 家族の理解が得られない
- 努力が報われなかった
- 嫌なことでも断れない
では、それぞれについて解説します。
仕事がうまくいかない
社会人の方は、仕事でうまくいかないと悩んでいることが多く、それによって心が折れてしまうことがあります。特に仕事のミスで他人に迷惑をかけてしまったり、上司に怒られてしまったり、部下に先を越されてしまったりしたときは、「この仕事に向いていないのかな…」と仕事を辞めたくなるほど心が折れてしまうことがあるでしょう。
男女関係で悩んでいる
片思いが実らなかったり、付き合っていた人と分かれてしまったり、はたまた離婚を経験したり、パートナーの浮気が発覚したりと、男女関係が上手くいかずに心が折れてしまう人も多いでしょう。どうしても相手の考えがあってこその関係性ですから仕方がないですが、親しく付き合っていただけに、関係性が悪くなるとつらいですよね。
職場の人間関係で悩んでいる
普段働いている職場で会う上司や同僚との人間関係が上手くいかなくて、心が折れてしまった人もいるでしょう。信頼していた上司に裏切られた、親しくしていた同僚が陰で自分の悪口を言っていたなど、日常生活の多くの時間を費やすところであるだけに、なかなか距離を置こうと思っていても上手く距離を置けないのが難しいところです。
友人関係でのトラブル
長くお付き合いのある友人や家族同然に親しくしている友人と、ふとしたきっかけで仲が悪くなってしまったり、裏切られるような行為をされると悲しいですよね。またそこまで親しくなくても、ある人から無視をされたり、陰口を言われたり、陰湿な攻撃をされたりと「いじめ」というものもあります。自分は何もしていなくても「何か悪いことをしてしまったのではないか」と自己嫌悪に陥ってしまう人も少なくありません。
家族の理解が得られない
家族の理解が得られない時も、心が折れてしまいやすいです。なぜなら、家族は本来一番の理解者だと期待してしまうためです。それゆえ、家族の理解が得られないと、自分を否定されたような気持ちになって心が折れてしまいます。
努力が報われなかった
努力が報われないと、つらくて心が折れてしまいますよね。特に努力が大きければ大きいほど、「あんなに努力をしたのに」「あの努力は何の意味もなかったのか」と報われなかった時のショックは大きいものです。さらにその経験により、努力をすること自体が怖くなってしまうことさえあります。
嫌なことでも断れない
嫌なことでも断れない方は、心が折れやすい傾向があります。なぜなら、自分の気持ちとは反対のことをしているため、心にダメージが蓄積するためです。その結果、ふとした時に「もうやりたくない」「なぜ自分はこんなことをやっているのだろう」と心が折れてしまいます。
心が折れやすい人の7つの特徴
心が折れやすい人の特徴は、以下の7つです。
- 過去の失敗を引きずりやすい
- 悪い意味で完璧主義
- マイナス思考で劣等感が強い
- 周りに相談できる人がいない
- よく他人と自分を比べてしまう
- 何事も深く考えてしまう
- 身体が弱く体調を崩しやすい
では、それぞれについて解説します。
過去の失敗を引きずりやすい
心が折れやすい方は、過去の失敗をひきずりやすいです。仕事での失敗や人間関係のトラブルなど、一度失敗してしまうと次もまた失敗してしまうのではないかと挑戦が怖くなり、頑張れなくなってしまいます。また過去の失敗を思い出すことで、今取り組んでいることへのモチベーションが下がり、結果的に再び失敗を引き起こしてしまいます。
悪い意味で完璧主義
心が折れやすい方は、悪い意味で完璧主義であることが多いです。すべてのことに対して完璧にやり遂げたい、自分が理想とする形にしたいという高い理想があることで、結果とのギャップに落ち込んでしまったり、反対にそうすることができなかった自分に対して嫌気がさし、自己嫌悪に陥ったりしてしまいます。その結果、余計に心が折れてしまいます。
マイナス思考で劣等感が強い
心が折れやすい方は、何事もマイナス方向に考えてしまう癖があります。前向きに考えることができないため、少しミスやつまづきがあると、さらに悪い方へと考えてしまいます。また、「自分は何もできない人間だ」など劣等感が強いため、何をするにしても自信が持てないことが多いです。そして実際に嫌なことがあるとさらに心が折れてしまいます。
周りに相談できる人がいない
心が折れやすい方は、周りに相談できる人がいないことが多いです。なぜなら、対人関係で過去にトラウマを持っていることにより、他人を信用できない傾向が強いためです。もしくは相談できる人が周りにいるのに、プライドが高く人に頼ることが出来なかったりします。しかしそのような環境、正確が原因で周りに相談せずにひとりで抱え込むと、メンタルはより悪い状態になってしまいます。
よく他人と自分を比べてしまう
心が折れやすい方は、他人と自分をよく比べてしまう傾向があります。特に自分の悪い所と他人をいい所を比較し「あの人はこんなことができるのに、私はこれしか出来ない」と自信を失って心がおれてしまうことが多いです。そして結果的に上手くいかず、また自分と他人の結果を比べてしまい心が折れてしまいます。
何事も深く考え過ぎてしまう
心が折れやすい方は、何事も深く考えすぎてしまいます。例えば「もし自分がこうしたら、この人はどう思うだろう」「これを今おこなったら良くないかな」と行動する前に様々なことを考えます。なぜなら、失敗やトラブルによって心が折れることを恐れているためです。それゆえに、何をするにしても恐怖が先行してしまいがちです。
また過去の出来事に対しても、例えば誰かから言われたことに対して「あれはこういう意味で言ってきたんじゃないだろうか」と考えたり、自分が発言したことを後になって「あんなこと言わなきゃよかった」と考えたりします。過ぎたことに対しても深く考えてしまうことは「過去の失敗を引きずりやすい」という特徴にも繋がります。
身体が弱く体調を崩しやすい
心が折れやすい方は、体調を崩しやすいです。なぜなら、メンタルのダメージは体調に大きな影響を与えるためです。例えば不眠症になってしまったり、食事があまりとれなくなってしまったりします。その結果さらにメンタルの状態が悪くなるという悪循環に陥ってしまいます。また反対に、虚弱体質な人も身体の体調が悪くなりやすいために心のダメージを受けやすく、ネガティブ思考になってしまったり心が折れやすいでしょう。
心が折れたときに立ち直る8つの方法
心が折れてしまっても、回復して立ち直る方法があります。それが、以下の8つです。
- 自己肯定感を上げる
- ゆっくり休む
- 好きなものを食べる
- 周りに相談する
- 自分にご褒美をあげる
- 自己啓発本を読んで意識を高める
- 思い切り笑って気分を高める
- 小さな成功体験を積んで自信をつける
折れた心は元に戻ります。そのためにも、上記のできるだけ多くのことに挑戦してみましょう。では、それぞれについて解説します。
自己肯定感を上げる
心が折れてしまった時は、自己肯定感を上げられるよう努めましょう。例えば、何かで失敗してしまったとしても結果だけを見るのではなく、そもそもそのことに取り組んだ自分自身を褒めてみてはいかがですか。挑戦したことで、確実に過去の自分よりも一歩リードできているはずです。このように注目すべきポイントを変えてみることで、自分の行動をポジティブに捉えることができ、自己肯定感は高まります。
ゆっくり休む
心が折れてしまった時は、ゆっくり休みましょう。身体も心も、ダメージを受けた時は休息が必要です。努力家の人ほど「休むのは自分の負けを認めること」と思いがちですが、心が折れてしまったということは身体からのSOSのサインです。休むことで心に余裕が生まれ、また新しいアイデアが生まれたり、挑戦する心が湧き出てくるかもしれません。もし心のダメージが大きく、仕事もままならないようであれば、心療内科で診断書をもらい休職することも選択肢になります。なお「休む」というのは「寝る」ということではありません。自分がリラックスできる状態になるようなこと、例えば本を読んだり、映画を見たり、音楽を聴いたりと、自分の心が落ち着いて自由になれる時間を作りましょう。
好きなものを食べる
心が折れてしまった時は、思い切って好きなものを食べるといいです。腹が減っては戦ができぬという言葉がある通り、食べないとエネルギーは生まれません。自分で食材を買って作ってもいいですし、思い切って高級なお店に行ってみるのもいいかもしれません。好きなものをたくさん食べることでおなかが満たされ、心がリフレッシュしてポジィティブな気持ちになれるでしょう。
周りに相談する
心が折れた時は、周りの親しい人に相談しましょう。なぜなら、心が折れている時はマイナス思考に陥りがちであるため、ひとりで考えれば考えるほどつらくなる可能性があるためです。親しい人に相談することで、自分では考えもしなかった事柄に気づかせてくれたりと、視野が広がって立ち直るヒントが見つかるかもしれません。また解決はしなくても、自分が思っていることを吐き出したり、自分のことを心配してくれる人がいると気づくだけで心が軽くなります。あまり深くは考えずに心が折れてしまった時は、周りの人に頼ってみましょう。
自分にご褒美をあげる
心が折れた時は、自分にご褒美を上げましょう。心が折れてしまうということは、普段何かしら頑張っている証拠であるため、そのような自分にご褒美を上げてください。自分が好きな食べ物や好きなブランドの洋服を買うでもいいですし、前から気になっていた場所へ行ってみるというのもいいでしょう。ご褒美は自己投資のひとつであり、次に頑張るための栄養剤です。有意義なお金の使い方ですから、罪悪感を覚える必要は全くありません。
自己啓発本を読んで意識を高める
心が折れた時は、自己啓発本を読んで意識を高めることも有効です。自己啓発本を読むことで、専門家の知識によって考え方が変わったり、結果的に悩みが解決することがあります。また、自己啓発本で紹介されている名言に心が救われることもあります。違う視点を取り入れてみるという気持ちで自己啓発本を読むのもいいのではないでしょうか。
思い切り笑って気分を高める
心が折れた時は、無理にでも思い切り笑ってみましょう。笑顔はメンタルをいい状態にすると科学的にも証明されています。朝、顔を洗った後や夜の入浴中に笑顔を作る時間を作ってみてはいかがでしょうか。騙されたと思ってやってみてください。笑顔を作りながら一緒に朝の時間であれば「今日も一日頑張るぞ」と気合を入れたり、夜の時間であれば「今日は一日よく頑張った。お疲れ様自分!」と労うと、より前向きな思考に慣れていいでしょう。
小さな成功体験を積んで自信をつける
いきなり大きな目標を立てると余計に心が折れてしまいやすくなるため、まずは小さな聖子体験を積んで自信をつけましょう。本当に小さなことで大丈夫です。例えば玄関の靴は必ずきれいに並べるだとか、食事終わりにすぐにお皿を洗うようにするだとかです。小さなことでも毎日積み重ねて達成することで、「自分もやればできるんだ」と思え、心が折れにくくなります。
まとめ
心が折れたときに立ち直る方法をご紹介しましたが、折れていなくても普段の生活からこれらを実践しておくと、心が折れにくい生活が出来るでしょう。心が折れやすい方はつらい思いをされていると思いますが、心が折れても立ち直る方法はあります。そのため、失敗を恐れずにさまざまなことに挑戦していただきたいです。挑戦をすることで失敗もありますが、成功もあります。成功体験を積み上げて、さらなる挑戦をし、豊かな人生を送っていきましょう。