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自己嫌悪とは?7つの特徴と抜け出すための3つの方法

「どうして私はこんなにダメなんだろう」と自分を責めてしまう反面、「どうしてこんなにも自分を責めてしまうんだろう」と、自分で自分を責めすぎることに疑問を感じることはありませんか?その気持ちは自己嫌悪があなたを苦しめているのかもしれません。この記事では、自己嫌悪に陥ってしまう人の特徴や原因にあわせて、自己嫌悪から抜け出す方法について解説。現在進行形で自己嫌悪に陥っている人は、その原因と特徴について知り、あなたらしい生き方へのヒントに役立ててください。

目次

自己嫌悪とは

自己嫌悪をWikipediaで調べて見ると以下のような事柄が記載されています。

嫌悪(けんお)とは、憎み嫌うこと。嫌厭(けんえん)や厭悪(えんお)ともいう。反義語は愛好。
引用:Wikipedia

つまり、自分に対して嫌悪感を抱いたり、憎んだりしてしまうことを指します。このように、自分自身を嫌いになってしまう自己嫌悪。具体的に、どういった事柄で引き起こすのかについて次の段落で理解を深めていきましょう。

自己嫌悪に陥りやすい人の特徴 

自己嫌悪とは自分に対して嫌悪感を抱いたり、嫌いになったりすること。仕事やプライベートに忙殺すると、唐突に襲ってくる感情のひとつで、知らず知らずのうちに陥ってしまうものです。では、どういった事柄から自己嫌悪を引き起こしてしまうのでしょうか。現在自己嫌悪を抱いている人や自己嫌悪に陥りやすい人は、自身の性格を今一度振り返り、その原因を突き止めてください。

悪い方向に考えやすい人

些細なことなのに、猛烈な不安感に襲われることがある人は自己嫌悪に陥りやすいです。というのも、心配性な人はトラブルの原因になりそうなものが頭に浮かぶとすぐに悪い方向に考えてしまうことがあります。悪い方向に考えすぎるあまり、猛烈な不安感に襲われ、自己嫌悪に陥ってしまうのです。仕事でやっておかなければならなかったのにも関わらず、忘れていたことを帰宅したときに思い出すとします。すると、

「やらなかったことで明日猛烈に叱られてしまうかも」

「そうすれば同僚や上司になんと言われてしまうだろう」

「クビになってしまうかも……」

と悪い方向にどんどんイメージが膨らんでしまい、やっておかなかった自分に対して、

「どうしてやらなかったのだろう」

「自分のそういうだらしないところが嫌いだ」

と自分を責めるようになってしまうのです。

責任感が人一倍強く真面目すぎる人

上記の延長線で考えられる性格には、責任感が人一倍強く真面目過ぎる人も自己嫌悪に陥りやすいと言えます。たとえ自分の責任ではないことに対しても、「私が気付いていればこんなことにはならなかった」と思い込み、自己嫌悪に陥ってしまうのです。

プライドが高く負けず嫌いの人

プライドが高く負けず嫌いの人も自己嫌悪に陥りやすいタイプ。周囲との実力の差を往来度が高いせいで認められないあまり、自分の成長を止めてしまうのです。自分の成長のきっかけにつなげれば良いだけなのに、負けたことだけに目を向けてしまうため、自分を責めたり悲観し、自己嫌悪に陥ったりするのです。

理想が高い人

自分の能力を過信し、高めの理想を抱えている人も自己嫌悪に陥りやすいです。達成するまでにはたくさんの工程を経なければならないことを理想に掲げてしまうため、達成できそうにないとわかると、自分の実力不足に悲観し、とたんに自分を責めてしまいます。理想が高い人は完璧主義な一面を持っているため、一度自己嫌悪に陥ると、抜け出すまでに時間を要するケースが高いと言えます。

自己肯定感が低すぎる人

周囲がよく見えすぎるあまり、自分のことを褒められない人も自己嫌悪に陥りやすい傾向があります。同僚や友だちが出世したり起業し成功したのを見聞きしたりすると、「どうしてあの人は出世してるのに自分はできないんだろう」と自分の良さを見ずにできない部分だけを自分の手で集中攻撃し、自己嫌悪に陥ってしまうのです。

人の機嫌や顔色をうかがう人

周囲の反応や機嫌、顔色をうかがうひとも自己嫌悪に陥りやすいタイプ。人の意見に流されやすく、また人の機嫌にも敏感なため、いつでもビクビクしています。そんな毎日を繰り返しているためにストレスを抱えやすく、深い自己嫌悪に陥ってしまいます。人の機嫌や顔色をうかがいすぎるあまり、自分らしく行動できない面に対してもストレスを感じるため、自己嫌悪に陥りやすく抜け出しにくい性格と言えます。

物事をなんでも白黒付けたがる人

できる・できないで物事を判断したがる人も自己嫌悪に陥りやすいです。世の中には白と黒しかないといった極端な考えから、自分を生きにくくしているのです。白と黒以外にも色があること、状況によっては白も黒も付けられないことがあるなど、臨機応変に考えに妥協を持つことができない人に当てはまります。

自己嫌悪に陥る主な原因

自己嫌悪に陥る前には、あらかじめ「原因」があります。特に悩み落ち込むような原因がなければ、あなたらしい暮らしができているはず。ここでは、自己嫌悪に陥りやすい主な原因について解説します。特徴と原因について深く理解し改善に役立てましょう。

ミスや失敗をすると気持ちが切り替えられない

仕事での細かいミスの多発、または大きな失敗をし、気持ちがなかなか切り替えられない人もいるでしょう。

  • どうしてミスに気づけなかったのか
  • どうして失敗を未然に防げなかったのか

の2点に留意し、次に生かせば良いだけのことなのですが、自己嫌悪に陥りやすい人はどうしてもメンタルがやられてしまい、そんな自分を責め続けます。その結果、さらにミスを出したり、失敗を引き起こしたりして、どんどん自分を追い込んでしまいます。ミスや失敗を起こしてしまったとしても、上述した2つのポイントを考慮し、そうならないための計画を自分なりに見つけだすことが肝心です。ミスや失敗に気付いたら、その時点で付箋にメモを残しデスク周辺や手帳に貼る、スマホのメモアプリに今までのミスや失敗を振り返り、どうすれば未然に防げるのか気を付けるポイントと合わせて残しておくことで、自己嫌悪に陥るきっかけを潰せるようになります。

自分を受け止め切れていない

ミスや失敗をする自分や、周囲と比べたときに実力不足を痛感した自分に対して、拒否反応を起こしてしまう人も自己嫌悪の原因を作っていると考えられます。どちらにしても、今後自分はどんなアクションを起こすことで今までの自分を変えることができるかをクローズアップして考えることで、自己嫌悪の原因を減らせるようになります。

素の自分を愛せていない

周囲の反応や評価、顔色や機嫌を伺いすぎるあまり、素の自分を愛せていないのも、自己嫌悪を招く原因のひとつ。人の評価を気にしすぎていては、次第に周囲の意見に惑わされ、自分をなくしてしまいます。もっと自分に自信を持つことが重要です。人の意見や評価などが気になるのであれば、自分が好きになれるような自信ポイントを作りましょう。資格を取ったり、イメージチェンジしたりするのも良いでしょう。なにかひとつでも自分に自信を持つことで周囲を気にするきっかけが減り、自己嫌悪しにくい体質に改善できます。

劣等感を抱いているから

周囲の出世話や給料の違いなどを見聞きすると、自分に劣等感を抱いてしまうもの。そんな些細な事柄も自己嫌悪の原因になります。人は人と割り切る気持ち、自分にもその可能性があることを理解しましょう。人が出世したり給料が上がったりしたのは、それなりの努力をし、それが認められたから。あなたも努力さえすれば可能性はあるのですから、悲観せず、自分にもその可能性を持っていることをしっかりと受け止め前進しましょう。そうすることで自己嫌悪に陥りにくくなり、今よりも輝くあなたに生まれ変わることができます。

自己嫌悪から脱出する方法

自己嫌悪に陥ってしまったら、どういったことを取り入れることで抜け出せるのでしょうか。対処法さえ把握しておけば、いざ自己嫌悪に陥りそうになっても、速やかに対処できるようになります。あなたに合った方法をさっそく取り入れてみてください。

現在の自分を受け止め愛すること

これまでの頑張りや失敗をふくめ、現在の自分をまるごと愛してあげましょう。小さい頃から現在の自分をしっかりと振り返り、どんなことが不得意と感じていたのか、現在はどうなのかなど細かく見つめてください。そうすることで、自分は着実に進化していることに気づけるはず。たくさん悩み落ち込んだ日々もあったけれど、進化し続けていることにはっきりと気づけるはずです。今までの自分の軌跡を見つめることで、これまでの努力を褒められるようになるでしょう。自分を愛することで自己肯定感が高まり、自分はかけがえのない存在であることを認識できるはず。その結果、自己嫌悪から離れられるようになります。

今までの経験を武器にする

これまでのミスや失敗、スキルや資格などをあなたの武器としてあらゆるシーンで活躍させましょう。職場はもちろんのこと、プライベートでもどんどん取り入れてください。そうすることで学んできたことをしっかりとアウトプットでき、あなたの心に大きな経験、価値として残るようになります。経験や価値になればあなたの存在は社会にとって大きな財産となります。自分の経験やスキルをもっと生かし、自己肯定感を高めてください。そうすることで、自己嫌悪に陥るタイミングも減り、よりあなたらしい人生を歩めるようになります。

意識的に妥協する

自分を卑下したり、完璧主義な部分が災いし自己嫌悪に陥ったりするのであれば、意識的に妥協する工夫をしましょう。どんなことでもいいですから、あらゆるシーンで妥協するクセを付けてみてください。「本当は今日中に全部のタスクをクリアしたかったけれど、明日も似たような仕事があるしそのなかで併せてやっちゃおう」、「今日はあれができなかったけれど、メモに残したし明日は朝からやれば間に合うだろう」など、妥協できるような道筋を作り、意識的に妥協できるようにするのです。そうすることで、できなかったことをできなかったと責めるきっかけを減らすことができ、また翌日のスケジュールを組んだ上で妥協しているため、余計な不安を払拭できます。自分で自分のしやすいようにスケジュールを組む、自分の暮らしやすいように道筋を付くってあげることで、妥協しやすくなり、心穏やかに過ごせるようになります。

適材適所に「適当」を

妥協と似た意味として「適当」といった言葉を使われることがあります。「適当」とは雑に物事を済ませる意味合いではなく、程よい塩梅、ちょうど良いことといった意味があります。つまり、その状況に見合う状態を指しています。間違った意味合いで認識し「人生適当人間」と自分のことを揶揄する人がいますが、正確には「適材適所にふさわしい行動を取ってきた人間」といった意味になります。このように、仕事やプライベートにおいても、率先して「適当」を盛り込むようにしましょう。そうすることで、適度に肩の力が抜け、状況を広い視野で見つめられるようになります。その結果、自分はどんな行動をすれば良いのかを判断しやすくなります。その結果、ミスを防げたり、自分の動きやすいように仕事ができたりするため、作業効率もあがり自己肯定感もぐっと高まります。

自己嫌悪を遠ざけるヒントは適材適所で頑張ること

誰かに憧れてがむしゃらに働いたり、資格を取ろうとしたり。自己嫌悪に陥らないように自己肯定感を高めようとしても、気持ちが上がらなければ行動に移すことは難しいです。しかし、普段の生活に少しだけ妥協を盛り込むことで、状況に合わせた行動がしやすくなります。つまり、落ち着いて行動できるということ。あなたらしい考えをしっかりと生かしながら仕事やプライベートを充実できるきっかけになりますから、まずは考えすぎないように、ある程度の妥協や適当さを取り入れてみてくださいね。