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非正規雇用とは?特徴を分かりやすく解説!デメリット・メリットを紹介

非正規雇用という言葉はご存じですか?

今のご時世、コロナによって解雇され働き口が無くなってしまった多くは非正規雇用の人々です。そのように、非正規雇用で雇われている人たちの立場が弱いのが今の日本です。

現在、日本では非正規雇用と正規雇用との待遇や給料の差を減らす動きを国全体で取り組んでいます。

その結果、この問題に対し大企業は前向きに取り組むようになり、2021年ごろからは中小企業も「同一労働同一賃金」に向けて活動し始めました。

そのため、今後もより一層正規雇用と非正規雇用の格差が無くなっていくことが予想されています。

しかし、2022年現在では、いまだ非正規雇用と正規雇用との格差は歴然としているのです。

そんな非正規雇用について、今回は詳しく解説していきます。

目次

非正規雇用とは

非正規雇用とは、正規雇用と呼ばれる正社員を除く雇用形態のことを言います。

例えば、契約社員・アルバイト・パート・派遣社員などがこの非正規雇用になります。

特徴として、正社員のような定年までの雇用が約束されていなく、フルタイム勤務ではない短時間または、短期雇用を目的とした労働契約です。

時代の背景として、1990年代にバブル崩壊後に非正規雇用者が増え始めてから、現在も社会問題となっています。

非正規雇用は、正規雇用と比べると働く時間や副業禁止などの縛りが少なく働き方の自由化という意味では悪くない雇用形態です。

しかし、正社員と同等の働き方をしているのにも関わらず、非正規雇用の方が給料が低いことが大きな問題となっています。

そういった待遇の格差をなくすために、厚生労働省は非正規雇用の待遇格差問題の取り組みを進めているのです。

非正規雇用の働き方は大きく分けて5つ

非正規社員としての働き方には大きく分けて5つあります。

・契約社員

・アルバイト・パート

・派遣社員

・臨時社員

・嘱託社員

それぞれの働き方と特徴について解説していきます。

契約社員

契約社員は、雇用期間が定められており、基本的には3年、長いところで5年間と決まっています。

長期的な雇用が約束されていないため、昇進や昇給の機会が少なく責任のある仕事を任せられることが少ないです。

他にも、仕事内容が正社員とさほど変わらないにもかかわらず、給料や待遇面で正社員より劣っていることがほとんどです。

アルバイト・パート

アルバイト・パートは学生や主婦層に多い働き方で、学校が終わった後や子供が学校に行った後の時間などの隙間時間に働ける特徴があります。

正社員と比べると1週間の労働時間が短く、給料計算は基本的には時給換算で計算されます。

責任のある仕事は基本的に社員と呼ばれる正社員や契約社員が行うので、それ以外の責任のともなわない仕事を頼まれることが多いです。

派遣社員

派遣社員は、実際に働いている会社とは別に従業員が雇用されている企業がある働き方です。

お金の流れは、派遣社員が働くことで、派遣先の会社が派遣元の会社に労務にたいする賃金を支払います。

その後、派遣元の会社から派遣社員に対して働いた分の給料を支払う流れです。

派遣社員は、派遣元と派遣先両方に勤怠管理の報告をしたり、それぞれの就業規則に則る必要があるため、少々めんどくさい立ち位置にあると言えます。

臨時社員

臨時社員は、雇用契約を会社と結び、他の雇用形態よりも比較的に短期間の就業となる社員のことです。

近い働き方としてアルバイト・パート・契約社員です。

これらの働き方と臨時社員では、とくに大きな区別はありません。

嘱託職員

嘱託社員とは、正規雇用とは異なる嘱託制度によって雇用された従業員のことを言います。

法律上では嘱託社員がどういた働き方をしなければいけないと定義されていません。

一般には正規雇用と区別させる時に使われる働き方です。

例えば、定年した従業員を正社員ではなく嘱託社員として再び雇用したり、会社外の優秀な人材を一時的に雇用する際に嘱託社員として雇用するといったケースもあります。

非正規雇用のデメリット

非正規雇用で働くデメリットは以下のとおりです。

・給料や待遇が悪い

・雇用が保証されていない

・将来が不安

それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

給料や待遇が悪い

非正規雇用として働くことの大きなデメリットは給料の低さと待遇の悪さです。

平成29年の賃金構造基本統計調査によると、正規雇用と非正規雇用の賃金の差は全体で11万800円となっており、正規雇用の65.5%の賃金率となっています。

(参照:転職Hacks)

このことから、非正規雇用は正規雇用に比べ給料がとても低いことが分かります。

また、退職金も非正規雇用にはないことが多く、定年退職後の生活にも安定した生活ができるとは言えません。

他にも、福利厚生がある会社でも正規雇用のみが受けれる待遇も多く、非正規雇用では待遇面でも正規雇用と比べると劣ってしまうのです。

雇用が保証されていない

非正規雇用は、3年や5年の期間が決まっているほか、3か月や6か月ごとに契約更新があることが多いです。

そのため、原則、定年まで雇用が保証されているような正規雇用者と違い、非正規雇用者の雇用は安定していません。

さらに、正規雇用よりも法律で守ってくれる基準が低く、万が一仕事で、会社に損害のあるミスをしてしまった場合に、解雇されてしまう可能性も高くなります。

将来が不安

非正規雇用で働くことは、将来の不安にも直結します。

雇用の安定、給料の低さ、福利厚生の待遇面の悪さなどを考えると、将来の生活が不安だと言えます。

非正規雇用の場合、将来に結婚する確率が、正規雇用と比べ男性女性ともに割合が低いことが分かっています。

2012年独身男性と女性が2016年に結婚しているかどうかの調査で、正規雇用者は、男性で22,4%。女性で30.5%が結婚しているのに対し、非正規雇用者は男性で7.6%、女性で24.6%という結果となっています。

(参照:転職Hacks)

このことから、非正規雇用で働いている人は、将来の不安を実感していることで、結婚に踏み込めない人が多くいる傾向にあるといえます。

非正規雇用のメリット

非正規雇用のメリットは以下のとおりです。

・働く仕事場や時間を自分で選択できる

・応募してからすぐに働きやすい

・転勤になる可能性が少ない

それぞれの非正規雇用のメリットを詳しく解説していきます。

働く仕事場や時間を自分で選択できる

非正規雇用で働くメリットの一つとして、働く仕事場や時間を自分で決めれるところにあります。

働き方として、自分の好きな職種や業務内容が選べ、時給での報酬なので自分の好きな時間に働くことが大きなメリットと言えます。

応募してからすぐに働ける

非正規雇用は正規雇用と比べると、面接回数が少なかったり、筆記試験が無かったりと何回も会社に訪れたり、面接や筆記対策をする時間を作る必要がないため、比較的すぐに働くことができます。

さらに、非正規雇用で採用された場合、正規雇用として働くよりも会社側の手続きが少ないことが大半なので、内定後にすぐに勤務することも可能です。

そのため、すぐにお金が欲しい人や働きたいと考えている人には、オススメの働き方と言えるでしょう。

転勤になる可能性が少ない

非正規雇用は、引っ越しをともなう転勤や異動になる可能性が少ないこともメリットの一つとも言えます。

正規雇用のように急な転勤があると、引っ越し作業や挨拶周りなど仕事の関係でゴタゴタすることも多くあります。

しかし、非正規雇用だと、会社からの生活スタイルが変わるような命令が少ないため、働きなれた環境で長く勤務することが可能です。

非正規雇用の問題点と取り組み

現在では、正規雇用者になりたくてもなれない非正規雇用者が増えています。

総務省の「労働力調査」では、2020年の非正規雇用者の中で、実際は正社員として働きたいと考えている人数が230万人いると調査の結果分かっています。

この数字は前年度と比べると-6万人となり、いまだに98%程の人が正社員として働きたいと考えているのにもかかわらず、非正規雇用として働いているのです。

(参照:総務省)

このような社会問題となっている非正規雇用について、問題点ごとに詳しく解説していきます。

有期雇用から無期雇用にする取り組み

非正規雇用の従業員を有期雇用から無期雇用にするよう政府は企業に呼びかけています。

それが、「正社員転換・待遇改善実現プラン」です。

正規雇用と非正規雇用の待遇の格差をなくすためには、非正規雇用で働いている人たちを正規雇用で雇ってしまえばよいという考えです。

正規雇用との待遇の格差問題への取り組み

非正規雇用の一番の問題となっているのが賃金の格差です。

国税庁の2019年民間給与実態統計調査で、正規雇用の平均給与が503万円に対し、非正規雇用が175万円となり、平均給与差は328万円という結果がでました。

(参照:あしたの人事)

このことから、政府の働き方改革で「同一賃金同一労働」という取り組みによって、正規雇用と非正規雇用の賃金格差を縮めるよう企業に呼びかけています。

非正規雇用はなぜ増えたのか

総務省の非正規雇用労働者の推移(年齢階級別)では、非正規雇用は2000年頃と比べると、2020年にはおよそ2倍程度増加していることが分かります。

(参照:総務省)

では、なぜ非正規雇用は増えてしまったのでしょうか。増えた原因を解説していきます。

好きな時間に働きたいから

2018年の労働力調査では、非正規雇用者に対してのアンケートの結果で、「自分の都合のよい時間に働きたい」と回答した方が、全体のおよそ30%を占めていることが分かっています。

このことから、ちょっとした隙間時間を活用し、働く時間に縛られない仕事を望んでいる人が非正規雇用として働いていることが分かります。

家事・育児などの隙間時間を活用するため

非正規雇用者で多いのが主婦層です。旦那の稼ぎだと心細い人や、自分のおこずかいが欲しいといった目的で子供を学校に送ったあとに働く人が増えています。

正規雇用では、家事・育児と両立ができないため、非正規雇用者として働かざるおえない状況ともいえます。

高齢者の増加

日本の少子高齢化問題も非正規雇用者の増加に大きく関係しています。

定年退職した高齢者が、再雇用されるときに非正規雇用者として雇用されるからです。

そのため、正規雇用として働いていた方も、年に応じて非正規雇用として働くことになるので、高齢者が増えることで、必然的に非正規雇用の数字も増えていきます。

企業の人手不足

非正規雇用が増える理由として、企業の人手不足があります。

正規雇用の人手が足りていない企業が、雇っている正社員には重要な業務に集中させ、別で非正規雇用を雇い、余った業務を担当してもらいたいと考えている企業が増えています。

非正規雇用として雇用する方が支払う給料も低いので、正規雇用よりも募集する割合が増えてしまう傾向にあるのです。

非正規雇用が増えると日本はどうなるのか

非正規雇用が増えることで、日本社会の格差がさらに広がる問題につながります。

社会的格差が広がることで、より非正規雇用で働いている人の不満が高まるほか、経済的不安から結婚や子供を作ることを遠ざけてしまい、今後ますます少子高齢化が進むと予想されます。

この問題の原因は、正規雇用との待遇の格差にあり、それをなくさないかぎり改善されないでしょう。

そのためにも、非正規雇用の待遇格差を縮めることで、正規雇用にならずとも安心して生活できる環境にすることが、問題解決の手段とも言えます。

非正規雇用まとめ

今回は、非正規雇用についてまとめました。

非正規雇用に分類される雇用形態は以下のとおりです。

・契約社員

・アルバイト・パート

・派遣社員

・臨時社員

・嘱託社員

現代の日本では、正社員として働きたくても働けない非正規雇用の人が多くいる問題があります。

また、非正規雇用者が正規雇用として働きたいと考える原因は、待遇の格差や雇用の安定が保証されていない点です。

そういった非正規雇用者が抱える根本的な悩みを解決していく必要が今後日本には必要となります。

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