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不定休のメリット・デメリットを詳しく解説!パートナーを選ぶ際の重要項目

就職、転職を考えているあなたは、休日の形態について考えたことはありますか?完全週休やシフト制、不定休など、会社ごとに様々な休日の形態があります。

この記事では「不定休」とは何なのか、メリット、デメリット、不定休にありがちな職種について解説していきます。自分にとってどの働き方が良いのか決める際の参考にして下さい。

目次

不定休とは

不定休とは”決まった休みの曜日がない”ことを指します。毎週土日休みといった、特定の曜日が休日になることがないので、「休みが定まらない(否定系の不)」という意味で不定休と表されます。

「毎週土日休み」や「毎週月・木休み」というような働き方は週休2日制に該当します。またアルバイトのような月ごとや週ごとに自分の出勤予定を経営者に提出するような働き方をシフト制と言います。

シフト制の休日と不定休は似通った部分がありますが、厳密には違いがありますので、後ほど解説します。

また不定休はフリーランスと会社員によってメリット・デメリットが異なりますので各々解説していきます。

不定休のメリット

不定休のメリットを解説する前に、フリーランスか従業員かによって受けられる恩恵が異なることを押さえておきましょう。

まずフリーランスとは何か解説すると、フリーランスとは特定の会社や組織に属さず、自分の知識、技術を社会に提供してお金を稼ぐ人のことを指します。個人事業主とも言われ、自分の好きな時に働くことができることが魅力です。

以上の点を押さえた上で不定休のメリットを解説していきます。

フリーランスにおける不定休のメリット

フリーランスは自分の好きな日を休日にできるので不定休と言えます。毎週特定の曜日を休日と定めていないので、自分が休みたいと思えばその日は休みにすることができます。そして決まった休みがないので平日か土日祝か、休日を気分に合わせて設定できます。例えば家族や友人と出かけたい時は土日祝を休みにして一緒に旅行や食事を楽しんだり、病院や一人旅など混雑が苦手な方は平日を休みにして平日に外出することもできます。

会社員における不定休のメリット

会社員における不定休のメリットは、フリーランス同様、特定の曜日がないため、平日は混雑を避けた楽しみ方が、土日祝は家族や友人と過ごすなど2通りの過ごし方がある点です。

不定休のデメリット

デメリットにおいてもフリーランス、会社員の間で差異がありますので、それぞれ解説していきます。

フリーランスにおける不定休のデメリット

フリーランスにおける不定休のデメリットは「自分の気持ち次第で生活が決まる」点です。フリーランスは自分の好きな時に好きなだけ働くことができるため、休もうと思えばいくらでも休むことができます。逆もまた然り、働こうと思えばいくらでも働くことができます。

もし誘惑に負けて「今日は休みにしよう」という気分が毎日続き、毎日休みにしてしまった場合、生活費が足りなくなることが想像できるでしょう。また今月は働くぞと意気込んで休みなく働いて体を壊しても自己責任になってしまいます。フリーランスは気持ち次第で生活が楽にも苦しくもなるため、自分の休日を適切なバランスで取ることが求められるのです。

会社員における不定休のデメリット

会社員における不定休のデメリットは、「休日は会社(経営者)の都合で決まる」という点です。不定休の会社に勤めた場合、休日は経営者、会社の都合で決まります。自分の好きな時に休むことができないのです。毎月、毎週いつ休めるのかが予想しづらいため、家族や友人と予定を合わせることが困難になります。急に明日休みになったけど誰も遊べる人がいないという寂しい思いをしてしまうことも多々あります。

シフト休と不定休の違い

シフト休はアルバイトに多く採用されているように、自分が休みを取りたい日を前もって申告する方式です。休みが特定の曜日ではないという点では、シフト休と不定休は似通っています。ただシフト休と不定休は経営者か会社員かによってメリットデメリットが逆転するので注意が必要です。詳しく見ていきましょう。

シフト休のメリット・デメリット

シフト休は会社員にとってメリットの大きい働き方です。というのも事前申請ではあるものの、自分の休みたい時に休むことができるからです。繁忙期には休みの希望が通らないかもしれませんが、閑散期は融通が利きます。

デメリットに関してはシフトを出すのは1ヶ月単位が基本なので、シフトが出てからは他の人と予定を合わせづらいという点が挙げられます。

経営者からするとシフト休のメリットは従業員の稼働日を把握しやすいことです。この日は人が足りている、この日は人が足りないからヘルプが必要といった状況判断を前もってすることができます。

逆にデメリットとしてはシフトで人が足りない部分はヘルプを求める、または自分が出社しなければならない点です。

不定休が多い仕事

ここからは不定休が多い仕事を解説していきます。就職活動、転職活動の際に参考にしてください。

飲食・販売店

クリスマスやバレンタインなど、繁忙期が明確な業態は不定休が採用されている場合が多いです。

不動産業界

就職やお盆など、引っ越しシーズンに伴う繁忙期が明確な不動産業界も不定休の場合が多いです。

医療・看護・介護

医療関係の仕事も不定休になることが多いです。ただし病院自体が毎週火曜木曜は休みのようなケースでは不定休にならず、週休2日制(固定休)になりえます。

配送業

平日土日かかわらず24時間稼働している配送業も不定休が採用されている場合が多いです。

エステ・理容・美容

従業員がブランドとなるエステ業界は不定休になる場合が多いです。もちろん、店休日を決めて設けているのであればその限りではありません。

不定休が辛いと感じた時の対処法

学生から社会人になったのは良いものの、不定休と知らずに入社してしまった、あるいは不定休がこんなにも辛いとは思わなかった。そんな時はどのように対処すればよいのでしょうか?ここからは不定休が辛いと思った場合の対処法について解説していきます。また不定休の会社を避けるためにどうすればよいのかも併せて解説していきます。

何が辛いのかを明確にすることが重要

不定休が辛いと感じているあなたは、具体的にどういった一面に辛さを感じているのでしょうか?辛さの原因を言語化することで、自ずと対処法は見えてきます。

前もって予定を立てられない

不定休の辛いところ1つ目は「前もって予定をたてられない」ことです。不定休は毎週いつ休みになるかわからないので予定がたてづらいという一面があります。平日かもしれないし土日かもしれない。休日が不定期なので前もって病院や旅行、食事、あらゆる予約が困難になります。また前もって予定がたてられないと友人、家族、恋人など、他の人と予定を合わせることが難しくなります。不定休のこういった面が辛いと思う方は、土日休みの仕事(公務員、銀行、IT、経理、出版、郵便、メーカーなど)に転職することで「予定がたてられない」という不満は解消されるでしょう。

連休が取れない

不定休を導入していると大抵の場合、連休の取得が難しくなります。火曜が休みだったら次の休みは金曜日など、休日が連続することはまずありません。お盆休みや年末年始も連休ではなく、日をあけて休むことになるケースもあります。こういった場合も土日休みの職種がおすすめです。

週に休みが2日は欲しい

不定休の場合、休みが週に1回というケースもありえます。法律では労働者の休日は少なくとも週に1回、月に4回以上と定められているので違法ではないのです。週に休日が2日は欲しいという方は「完全週休2日制」の会社を選びましょう。基本的には会社ホームページの会社概要や採用ページに「完全週休2日制」と書いてあります。

ここで注意したいのが、「完全週休2日制」と「週休2日制」は全くの別物ということです。完全が付かない「週休2回制」は「月に1回以上、週に2日休日を設ける」制度なので、他の週は休日が1日しかないことはざらにあります。絶対に週に2日休みたい方は完全週休2日制の会社を選びましょう。

完全週休2日制でも油断は禁物

週に2日は休めることが確定している完全週休2日制ですが、注意しなければならないことが2つあります。

1つ目の注意点は土日休みが確定ではないことです。完全週休2日制は週に2回の休日を設ける制度なので、土日が休みとは限りません。完全週休2日制という記載に加えて、土日休みという文言を見つけるまでは「土日休み」と思わない方が良いです。月曜と木曜が休日、火曜と土曜が休日という場合もありますので注意しましょう。

2つ目の注意点はトラブルや進捗遅延が起きたら休日が潰れることです。銀行システムを取り扱うIT企業を例に出しましょう。完全週休2日制を採用している土日休みのこの企業ですが、日曜日に銀行のシステムに重大なエラーが検知され、ATMが止まってしまいました。こういった場合はいくら休みでも日曜日に仕事(対応)が発生します。

上記のことからも、完全週休2日制は基本的に週2日休めるが、有事の際は仕事が発生すると覚えておきましょう。

パートナーが不定休で予定が合わない

夫婦共働きの場合や、お互いに社会人の同棲カップルは仕事による生活リズムの差に悩まされることもあるでしょう。一方は土日休み、もう一方は不定休でいつ休みになるかわからない。このような場合、中々予定を合わせづらいですよね。不定休の会社に勤めている場合、休日の制度が変わることは役員になる以外まずあり得ません。お互いに今の企業で働き続けると一生その悩みと付き合うことになります。そこでおすすめなのは、どちらかがフリーランスになることです。フリーランスは不定休ながらも自分の好きな時に休日を設けることができます。また不定休の仕事についている方がシフト制勤務、または土日休みの会社に転職するというのもありです。正社員に拘らないのであれば、パート、アルバイトも良いでしょう。

いずれにしろ、今のままでは予定が合わないという悩みが解決されることはないので、現状を変えたいのであれば何かしらのアクションを起こすことが重要です。

まとめ

いかがだったでしょうか?不定休とは休日の曜日が決まっていない休みの制度です。土日休みと平日休みを両方経験することができ、土日には家族や友人、恋人と過ごしたり、平日は空いている施設を悠々と楽しんだりすることができます。しかし不定休は休みが不規則なので前もって予定をたてることができません。また休みが2日以上続くことはまれなので、基本的に月曜と木曜休み、火曜と土曜休みなど、休日の間隔が空いてしまうことによって遠方地へ行くことができないというデメリットがあります。

特に休みの曜日が決まっていなくてもいい、平日空いている時に休日を満喫したいという方は不定休に向いています。

毎週決まった曜日が休みになることで前もって予定をたてたい、家族、友人、恋人と休日を過ごしたいという方は不定休に向いていないでしょう。

不定休の中でもフリーランスは自分の好きな時に休日を設けることができるので、自分の好きな時に好きなだけ働きたい、自分の気持ちをコントロールできるという方はフリーランスがおすすめです。

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