フリーターと呼ばれる人たちは、世界中に存在し、それぞれが生きていくために生活をしています。
一人暮らしで自立した生活をしている人もいることでしょう。
フリーターとは、アルバイトとして雇用されていて、かつアルバイトを本業として働いている人たちのことです。
では、フリーターとして頑張って働いているのに世間からは、なぜ悪くみられてしまうのでしょうか。
今回は、フリーターとして働くことの何が悪いのかを徹底解説していきます。
この記事を読むことで、このようなことが分かります。
・フリーターの悪いところ
・フリーターとして働いている人のタイプ
・正社員とフリータ―の違い
・フリーターでも悪いと思わない理由
目次
フリーターって何が悪いの?
フリーターは、世間からはあまり良いイメージを持たれていません。
こちらでは、なぜフリーターが世間から悪いイメージを持たれているのかを詳しく解説していきます。
フリーターが悪いと思われている理由は、以下のとおりです。
・収入が低いので将来が不安定だと思わてしまう
・仕事の能力があまり高くないと思われてしまう
・努力をしていないと思われてしまう
・車や家のローンを組むことが難しい
・将来の夢がかなわない可能性が高いと感じてしまうから
・結婚を考えることができないから
収入が低いので将来が不安定だと思わてしまう
フリーターは、一般的に正社員や契約社員などの雇用形態の中でも、一番安い給料であるアルバイトとして働いています。
なので、フリーターとして働いている人の年収は日本人の平均年収よりも大幅に下回る傾向があり、貯金をすることができず、将来が不安定だと思われてしまいがちです。
また、収入が低く貯金ができないことから、将来の計画を立てることができない人だと思われてしまうこともあります。
仕事の能力があまり高くないと思われてしまう
フリーターとして働いている人は、責任感の少ない仕事を任せられていることが多く、学生でも問題なくできる仕事が多いでしょう。
そのため、フリーターとして働いている人は、仕事の能力値が高くないと思われてしまいます。
努力をしていないと思われてしまう
フリーターが悪いと思われている原因の1つとして、努力をしてこなかった人と思われてしまうからです。
なぜなら、フリーターは働く時間があれば努力をしなくても、なれてしまうからです。
また、フリーターとして仕事をしている中で、昇格などの出世はなく基本的に振られた仕事をこなすような流れになります。
なので、正社員として働いている人と比べてしまうと、昇格するための努力や、給料を上げるための努力をしていない人と思われてしまうのです。
車や家のローンを組むことが難しい
フリーターは社会的信用がないため、車や家のローンを組むことが難しいです。
将来的に家族を持ったときに大きな買い物ができないと判断されてしまいます。
また、貯金するお金も少ないため、一括で高額な買い物はできません。
なので、車や家の購入は夢の話になってしまうでしょう。
このような社会的信用が低い理由もフリーターが悪いと言われてしまう原因です。
将来の夢が叶う可能性が低いと感じてしまうから
フリーターとして働いている人は、将来の夢が叶わない可能性が高いことも世間から悪いと思われる原因です。
なぜなら、ほとんどの場合、将来の夢にはお金が必要になるからです。
例えば、「世界一周したい」「一軒家に住みたい」「小さなお店を経営したい」など、人それぞれ夢があると思います。
しかし、多くの夢にはある程度のお金が必要となるため、フリーターとして働いている人は収入が少なく夢を叶えられる可能性が低くなってしまうのです。
結婚を考えることができないから
結婚を考えた時に子供の存在を意識することになるでしょう。
しかし、子供を養うために収入や貯金がなければ子供を作ることをためらってしまうと思います。
このようにフリーターとして働いている人は、一人暮らしでは問題なく生活することができるかもしれませんが、結婚を考えると収入面でできないことが増えてしまうのです。
そのため、多くの人がフリーターとは結婚ができないと考えてしまい、悪い印象にも繋がっています。
フリーターとして働いている人のタイプ
フリーターとして働いている人には、4つのタイプがいます。
必ずしもフリーターにしかなれない人が、フリーターとして働いているわけではないので、覚えておきましょう。
フリーターと働いている人のタイプは、以下のとおりです。
・やることが見つからずにフリーターをしている人
・就活中のつなぎで働いている人
・将来の夢を目標に働いている人
・お金に余裕はあるけど、人と接するために働いている人
やることが見つからずにフリーターをしている人
世間一般的なフリーターのイメージでもあるのが「やりたいことが見つからずにフリーターとして生きている人」です。
とくに将来の夢もなく、今を生きることができたらそれで満足している人が、このタイプとなります。
学生を卒業後に一度、正社員として企業に就職したあとに正社員として働くことに疲れてしまい、アルバイトに転職した人がこのタイプに多くいがちです。
多くのフリーターが、正社員としての責任感から解放されアルバイトとして気楽な生活に慣れてしまっていることでしょう。
就活中のつなぎで働いている人
正社員として働くことを目標として、就活している人も、フリーターとして働いていることがあります。
正社員として就職先が見つからないけど、今の生活費を稼ぐ必要があるときは、フリーターとして働くことは良い判断だと言えます。
しかし、フリーターとして生活することに慣れてしまうと、就活も諦めてしまい現状から抜け出せなくなってしまうので注意が必要です。
将来の夢を目標に働いている人
将来の夢を目指してフリーターをしている人も一定数います。
例えば、アーティストや俳優、自営業で活動していて安定していない人がこのタイプに当てはまります。
このタイプの人は若い年代の人が多く、30代を超えてくると夢を追うことを諦めてしまい、就活するかそのままフリーターとして生活することになるでしょう。
何歳まで夢を追うのか、今のうちに決めておいた方が無難です。
お金に余裕はあるけど、人と接するために働いている人
お金に余裕があって働く必要はないけど、社会に出て人と接している人も中にはいます。
例えば、実家がお金持ちだったり、宝くじで大金を手に入れたりした人がこのタイプの人です。
理由は様々ですが、このタイプの人は人と関わるために働いている人が多いことでしょう。
正社員と違ってフリーターは何が悪い?
フリーターはよく正社員と比べられ悪いと思われがちです。
こちらでは、正社員とフリーターの違いを詳しく解説します。違いを知っておくことで正社員を目指すきっかけに繋がるかもしれません。
正社員からみてフリーターの悪い所は、以下のとおりです。
・収入が悪い
・待遇が悪い
・雇用形態の安定性が悪い
・社会的信用が悪い
・世間体が悪い
収入が悪い
正社員と比べるとフリーターは収入が低い傾向にあります。
厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査結果」によると、令和2年時点の正社員の平均月収は32.4万円に対し、アルバイト(契約社員などの非正規雇用含む)の平均年収は21.4万円との結果がでています。
つまり、正社員と比べるとアルバイトなどの非正規雇用社は、毎月10万円以上の差があることが分かります。
参照:賃金構造基本統計調査結果(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/dl/06.pdf)
待遇が悪い
フリーターは、正社員と比べると収入だけではなく、待遇面に関しても悪いと言えるでしょう。
正社員であれば恩恵を受けることができる福利厚生も、アルバイトなどの非正規雇用には全く適用されないことも珍しいことではありません。
雇用形態の安定性が悪い
雇用形態の安定性が悪いのも正社員と比べたフリーターの特徴と言えます。
正社員であれば、よっぽどなことがない限りは会社側から解雇することは認められていないので、定年まで働き続けることができる可能性は高いです。
しかし、フリーターは会社の経営が悪化してしまった場合は、一番初めに雇用契約を解除される対象となってしまいます。
また、シフト制を取り入れていることが多く、従業員の人数によっては働く時間が少なくなってしまい生活が厳しくなる可能性もあります。
これらを考えると、フリーターは正社員と比べると雇用形態の安定性は悪いと言えるでしょう。
社会的信用が悪い
正社員と比べるとフリーターの社会的信用は悪いです。
正社員であれば、会社が倒産したりコンプライアンス違反を犯してしまったりしない限りは解雇されることはありません。
しかし、社会的信用は高く、高額なローンの審査にも通過しやすいです。
しかし、フリーターは雇用が保証されていなく、いつ雇用契約が終了してもおかしくない状態なので、社会的信用は低くなってしまいます。
世間体が悪い
世間体が悪いこともフリーターが悪いと言われる要因です。
世間一般の人が、「フリーターは悪い」と思っているからこそ、大衆心理の関係で悪いイメージが付いてしまっています。
そのため、どんなに優秀な人材だと社内で認められたとしても、フリーターである限りは、世間からの評判が上がることはありません。
フリーターでも悪いと思わない理由
フリーターとして働いている人からすると、「とくに周りの人に迷惑をかけていないし、フリーターとして働いていて何が悪いの?」と疑問に思うかもしれません。
実際には、その通りでフリーターとして働いていることは、迷惑をかけていない点では、悪いことではないと言えます。
では、世間では悪い印象があるフリーターですが、実際にフリーターとして働いてる人は、なぜ悪いと思っていないのでしょうか。
フリーターでも悪くないと思う理由は、以下のとおりです。
・結婚を考えていないから
・しっかりと仕事をしているから
・自立して生活しているから
・世間体は全く気にしていないから
・何とかなっているから
結婚を考えていないから
フリーターとして働いていて悪いと思っていない人の特徴は、結婚を考えていない人に多くありがちです。
結婚を将来的に考えていなく、今後も一人で生活していくつもりであれば、フリーターとして今を生きていければ問題ないと言えるでしょう。
しかし、老後の貯金は少しずつでも貯めていくことが大切です。
しっかりと仕事をしているから
フリーターがする仕事は責任感がなかったとしても、お金を貰ってしっかりと労働をしていることには正社員と変わりありません。
なので、フリータ―からすると、「しっかりと働いているのだから文句言われる筋合いはない」と考えているのです。
自立して生活しているから
金銭面で誰からの支援を受けていなく、自立した生活がフリーターとして成り立っているのであれば、「このままフリーターでもいいか」と考えるようになるでしょう。
そんな人は、今の生活だけではなく、将来のことを少しでも想像すると正社員の道を考えるきっかけになるかもしれません。
世間体は全く気にしていないから
世間体を全く気にしていないと、フリーターとして働いていても何も悪くないと思えるでしょう。
しっかりと働いていてお金を稼いでいると考えているから、自分自身では特に悪くない生活だと思っているのです。
何とかなっているから
現在フリーターとして生活できている人は、とくに今の環境から抜け出すことなく将来もフリーターのまま生きていく可能性が高いと言えるでしょう。
そして、そんな人は、「何とかなればそれで良い」という考えから、フリーターでも悪くないかなと感じているのです。
「フリーターは何が悪いのか」についてのまとめ
今回は、フリーターは何が悪いのかについてまとめました。
フリーターが世間から悪いと言われている主な原因は、以下のとおりです。
・収入が低いので将来が不安定だと思わてしまう
・仕事の能力があまり高くないと思われてしまう
・努力をしていないと思われてしまう
・車や家のローンを組むことが難しい
・将来の夢がかなわない可能性が高いと感じてしまうから
・結婚を考えることができないから
現在、フリーターとして生活している人たちは、現在に満足してしまい「フリーターでも悪くないかな」と考えてしまいがちです。
そんな人は、将来のことを考えると、今の生活を見直すきっかけになるかもしれません。
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