転職活動をしていると、面接後にお礼のメールを送ったほうが採用担当からの印象も良くなるのではないのかと感じることもあるのではないでしょうか。
しかし、実際には頑張って考えたお礼のメールが見てもらえなかったり、メールの内容次第では逆に悪い印象を与えてしまう可能性もあるのです。
そこで、今回は採用担当に良い印象を与えるためには、「面接後のお礼メールは必要なのか」という疑問について詳しく解説します。
この記事を読んで分かることは、以下のとおりです。
・お礼のメールは必要なのか
・お礼メールを送る時の注意点とポイント
・お礼メールについてのよくある質問
目次
面接後のお礼メールはいらない?
結論から言うと、面接後のお礼メールは必ず必要というわけではありません。
そのため、面接後にお礼メールを送らなかったから選考で不採用になるようなことは決してありませんので安心しましょう。
しかし、採用担当も一人の人間です。応募者のために時間を確保し面接などの準備を行ってきたため、何かしらお礼のメールがあったら嬉しいと感じるかもしれません。
なので、お礼のメールが例え選考に影響しなかったとしても、採用担当のあなたの印象がお礼メールによって良い方向に変わる可能性は考えられるでしょう。
ただ、お礼メールは送れば良いというものでなく、お礼メールの内容や送り方によっては、逆に採用担当に悪い印象を与えてしまう可能性もあるため注意が必要です。
面接後にお礼メールを送っている割合
では、実際にお礼メールを送っている人は、どの程度の割合でいるのでしょうか。転職サイトの「マイナビ転職」の調査ではこのような結果になっています。
「出典:マイナビ転職(転職経験者129名のアンケート結果)」
上記の結果によると、転職で企業の面接を受けた際に、およそ3人に1人の割合で面接後に採用担当にお礼メールを送っていることが分かります。
なので、ほとんどの人が面接後には、お礼のメールを送っていないことが分かります。
そのため、採用担当からすると、お礼メールがなかったとしても、面接でよい受け答えができていた志願者には、「採用通知」を送っているのです。
採用担当が面接のお礼メールをいらないと感じる理由
面接後のお礼のメールを送ることで、採用担当に良い印象を与え選考を有利に進めてもらおうと考えている人もいると思います。
しかし、採用担当によっては、お礼メールは必要ないと考えている人も中にはいるのです。
こちらでは、そんな採用担当がお礼メールをいらないと感じる理由について詳しく解説します。
採用担当が面接のお礼メールをいらないと感じる理由は、以下のとおりです。
・採用担当が忙しく返信するのが大変だから
・採用の選考基準にお礼メールがないから
・選考のやりとりをしている人と面接官が違う可能性があるから
採用担当が忙しく返信するのが大変だから
採用担当は、毎日多くの応募者と面接の日程をやり取りしたり、面接を実施したりと多忙なことが多いです。
そのため、面接後にお礼メールを送られてしまうと、返信をしなければいけないと感じてしまうので、返信をするのがめんどくさいと感じてしまいます。
返信を返さないと企業のイメージダウンに繋がる可能性や、採用を考えていた応募者に悪い印象を与えてしまう可能性が考えられるため、返信はしなければならないと考える採用担当が多いでしょう。
採用の選考基準にお礼メールがないから
通常の選考は、書類選考と面接での選考のみになります。
そのため、採用担当からするとお礼メールを送られたとしても選考には影響しないため、意味がないと考えられてしまうでしょう。
なので、採用担当によっては、返信するという仕事が一つ増えて、めんどくさいと感じてしまうかもしれません。
選考のやりとりをしている人と面接官が違う可能性があるから
企業によって、選考の際に面接の日程調節をしている人と面接官が違う可能性があります。
そのため、面接後にお礼のメールをやり取りしている担当に送ったとしても、面接官に届いているとは限りません。
その場合、お礼のメールを送ったことが面接官に届かないため、メールを作成する時間が無駄になってしまうでしょう。
面接のお礼のメールを送るとしたら、いつまでがベスト?
もし、面接後にお礼のメールを送りたいと思った場合は、面接当日に送るようにしましょう。
また、面接が夜の遅い時間に実施された場合は、採用担当も就業時間ギリギリでの面接になり、その日の締め作業を終わらせなければならないため、迷惑をかけないためにも翌日に送るのが望ましいです。
注意点としては、面接を終えてから2日以上日が開いてる場合は、面接のお礼のメールを送らないほうが良いと言えます。
なぜなら、マイペースな人だと思われてしまったり、他の企業の選考が不採用になったため、焦ってお礼のメールを送っているのだと感じられてしまうからです。
そのため、お礼のメールは当日中、遅くても翌日には送るようにしましょう。
面接のお礼メールを送る時の注意点とは
面接後のお礼メールを送る際には、注意点があります。
こちらで紹介する注意点を知らないまま、採用担当にお礼メールを送ってしまうと、採用担当に悪い印象を与えてしまう可能性があるかもしれません。
そのため、お礼メールを送る際の注意点については、しっかりと覚えておきましょう。
面接のお礼メールを送る時の注意点は、以下のとおりです。
・メールを送る時間帯を考える
・ネットの例文をコピーしない
・件名を入れて送る
・本文は簡潔にまとめる
メールを送る時間帯を考える
採用担当にお礼メールを送る際の時間帯は気にするようにしましょう。
なぜなら、採用担当の就業時間外にお礼メールを送ってしまうと、迷惑だと思われてしまう可能性があるからです。
基本的に業務上の連絡は、相手の就業時間内に行うことがマナーです。
そのため、就業時間外に面接のお礼のメールを送ってしまうと、社会人としてのマナーがない人だと思われてしまう可能性があるでしょう。
なので、面接が夜遅くにあった場合は、無理にその日のうちにお礼メールを送るのではなく、翌日に送るのが望ましいと言えます。
ネットの例文をコピーしない
お礼のメールを送る際に、採用担当に悪い印象を与えないようにネットに掲載されている例文を丸ごとコピーして送る人もいます。
しかし、ネットの例文をコピーして送ったことがバレると、逆に採用担当に悪い印象を与えてしまうため、おすすめできません。
お礼メールを送りたいと考えている場合は、しっかりと自分の言葉で送るようにしましょう。
ネットの例文を参考にするのは問題ないですが、言葉の使い方や正しい敬語などを参考にする程度にしておくと良いです。
件名を入れて送る
採用担当にお礼メールだと分かってもらいやすいように、メールの件名には、お礼メールであることを記載しましょう。
そうすることで、採用担当が早急に連絡をするべき内容なのか、時間に余裕のある時に確認するべき内容なのかが判断できるため、気を使えている応募者だと感じてくれるかもしれません。
本文は簡潔にまとめる
採用担当にお礼のメールを送る際には、本文は簡潔にまとめるようにしましょう。
お礼メールで感謝の気持ちと入社意欲を長々と書かれてしまうと、採用担当も読む気がなくなってしまいます。
そのため、お礼メールの文章を考える際には、面接のお礼と入社に対する熱意を簡潔にまとめることを心掛けましょう。
その方が面接官にとっても読みやすく印象の良いメールになります。
面接のお礼メールを送るときのポイントとは
面接のお礼メールで採用担当に良い印象を与える際のポイントについて紹介します。
こちらで紹介するポイントを抑えておくことで、採用担当に面接語にも良い印象を残すことができるかもしれません、
面接のお礼メールを送るときのポイントは、以下のとおりです。
・返信不要のメールにする
・面接で伝えられなかったポイントを伝える
・何度も見直しをする
返信不要のメールにする
面接後にお礼メールを送る際には、本文の最後に「お忙しいことと存じますので、メールのお返事はご不要です」などと記載しておくと良いでしょう。
そうすることで、面接官からすると内容だけ確認してメールで返信はする必要がなくなるため、大きな迷惑にはなりません。
なので、面接官に「相手の状況を把握して気を使える人」だと良い印象を与えることができるでしょう。
面接で伝えられなかったポイントを伝える
お礼メールでは、面接で伝えることができなかった内容があれば、さりげなく伝えておくと良いでしょう。
そうすることで、入社意欲があることを採用担当に少しでもアピールできます。
ただ、面接で伝えられなかったポイントが複数ある場合は、全てのアピールポイントを書いてしまうと採用担当も読むのに疲れてしまうため、一つに絞って書くようにしましょう。
何度も見直しをする
お礼メールを送る際には、何度も見直しをしてから送信しましょう。
例えば、お礼メールで誤字脱字がひどかった場合は、採用担当に悪い印象を与えてしまう可能性が考えられます。
そのため、お礼メールはミスがないかしっかりと確認した上で送信するようにしましょう。
面接のお礼メールのよくある質問
面接のお礼メールでよくある質問に対して、こちらでお答えします。
面接のお礼メールのよくある質問は、以下のとおりです。
・採用担当が1人でなかったら?
・採用担当の名前を忘れてしまったら?
・逆にお礼のメールがきたら?
採用担当が1人でなかったら?
受けた面接の採用担当の人数が複数名いた場合、名前が分かるようであれば、連名でまとめて記載しても問題ありません。
一括でまとめてお礼のメールを送ったほうが迷惑にならないため、覚えておきましょう。
採用担当の名前を忘れてしまったら?
採用担当の名前を忘れてしまった場合は、お礼メールでは「採用担当者様」「採用担当の皆様」「面接のご担当者様」などで問題ありません。
あくまで、面接のお礼メールです。採用担当の名前が記載されていなかっただけで、採用担当から悪い印象を持たれることはないため安心しましょう。
逆にお礼のメールがきたら?
応募先企業からお礼のメールが届いた際には、原則こちらからもお礼のメールを送信するようにしましょう。
しかし、応募先企業からのメールで「返信はご不要です」などの返信不要だという文言が記載されていた場合は、こちらからメールを送るのはやめておきましょう。
注意点としては、面接時間が夜遅い場合は、応募先企業から当日中にお礼のメールが来た場合でも、翌日の採用担当の就業時間に返信することを意識することです。
面接のお礼メールについてのまとめ
今回は、面接のお礼メールについてまとめました。
面接のお礼メールは、面接官によっては不要だと考えている人も中にはいます。そのため、面接後に必ず送らなければならないと考える必要はありません。
しかし、お礼メールを送ることで、面接官に良い印象を与えられる可能性も考えることができるため、送るのか迷っているのであれば送ったほうが良いでしょう。
最後に採用担当にお礼メールを送る際の注意点とポイントについてまとめておくので、是非参考にしてみてください。
面接のお礼メールを送る時の注意点は、以下のとおりです。
・メールを送る時間帯を考える
・ネットの例文をコピーしない
・件名を入れて送る
・本文は簡潔にまとめる
面接のお礼メールを送るときのポイントは、以下のとおりです。
・返信不要のメールにする
・面接で伝えられなかったポイントを伝える
・何度も見直しをする
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