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ずっと夢だった保育士に
昔から子供が好きで、自然と保育士を目指すようになりました。 短大卒業後、地元の保育園に新卒で入りました。 夢だった保育士になれ、しかも実家からも近くて通いやすい保育園です。
園児たちも地元の子たちなので、親しみやすさや安心感を与えられるんじゃないかな、とも思っていました。
友達と、「いつか私の子を見てもらうようになるかもね」なんて話もしてたりと、夢がかなったことに浮かれて、良いイメージしかもっていませんでした。
実際は夢みていたのとは違うことも、、、
実際に働いてみると、イメージしていたこととは違う面もたくさん見えてきました。 とにかくやることが多くて、、、。中でも書類仕事がものすごく大変でした。 手書きのものも多く、意味もよく分からないような書類がたくさんあり、その処理に忙殺されました。
他にもイベントなどで使うものは手作りしているものが多く、満足いく仕上がりにするにはものすごく時間がかかりました。
ただ、業務時間中のほとんどが子供を見ている時間なので、お昼寝時間にもらえる休憩時や、子供たちが帰った後に残業をして書類仕事をしていました。
手作りする仕事は家に持ち帰ってやっていました。
家でも外出先でもプライベートはほとんどなし
それに加えて、休日でもプライベートがほとんどなくなってしまったことがとてもストレスでした。 地元の保育園ということもあり、通っている園児たちはみんな近所に住んでいて、 ちょっと外出をするといたるところで園児や親御さんと会ってしまうんです。
別にやましいことがあるわけではないのですが、友達とカフェでおしゃべりしたり、 デートしてるときの自分は仕事とは全く別のプライベートの時間だから、すごく嫌だったんです。
見られるかもしれないと思うと服装も気を遣いましたし、ましてや仕事の愚痴なんて外では絶対言えなかったです。 どこで親御さんたちに聞かれてるか分かりませんから。
そんな感じで、平日は家でも仕事して、休日も周りの目をいちいち気にしなくちゃいけなくて、プライベートが全くなくなってしまったんです。
子供は変わらず好きでしたが、常に仕事のことを気にしながら過ごすのは、疲れも取れないしものすごくストレスが溜まります。 やっぱり仕事は仕事、プライベートはプライベートできっちり分けたいと強く思い、転職を決意しました。
ほぼ初めての就活、何もわからなくてとても不安でした
転職を決意はしたものの、初めてのことでしたし、何から始めていいのか全然わからなかりませんでした。 新卒の就活の時も学校からの紹介で地元ということもあり就活らしいことをほとんどしていませんでした。
途方に暮れていたところに見つけたのがキャリチェンのサイトを見つけました。
見た目も女性向けでしたし、実際に女性のキャリアチェンジにも強みを持っているようだったので、一度相談したいと思い登録しました。
キャリアアドバイザーからのアドバイスで就活スタートできました
相談した時も、正直何から話していいか分からなかったですし、保育士の仕事独特だから分かってもらえるか不安だったのですが、 キャリアアドバイザーの方は女性に多い専門職について、よく理解してくださっていてとても話しやすかったです。
その上で希望を丁寧に聞いてくださり、お仕事の紹介や、応募書類の書き方、面接の準備など就職活動の進め方についてのレクチャーをしていただきました。
それこそスタートした時はなかなかうまくいかず、不採用となってしまうこともありましたが、 キャリアアドバイザーの方は私が挫けそうになったときも本当に根気強く励ましてくださいました。
保育士からITベンチャーにキャリアチェンジ
おかげ様で登録して3ヶ月後には希望していた企業から内定をいただくことができました。 保育士から、ECサイトを運営しているITベンチャー企業の事務です。
保育園では書類が手書きだったので、PCを使った作業に慣れるまで時間がかかりましたが、先輩方がやさしく教えてくださいます。 残業や持ち帰り仕事もなく、定時には会社をすんなり出ることができます。
社員の方は今どきっていうのでしょうか、仲はいいのですが、私以上に「仕事とプライベートは別」ときっちり割り切っている方が多くて、 休日はもちろん仕事の後の飲み会に付き合わされることもありません。
職場は地元からは少し離れた都心にあるので、会社外で職場の人に会うこともありません。
それまではお昼は子供たちの指導やフォローをしながら味もよくわからず食べていましたが、今は一人で公園や休憩室でリラックスして食べていたり、 たまには仲良くなった同僚と近くのおしゃれなお店でランチをしたりと、自由に過ごすことができるようになりました。
人それぞれかもしれませんが、今の仕事を始めてみて私はやっぱりプライベートも大事だなと改めて実感しました。
未熟な私を根気強くサポートしてくださったキャリアアドバイザーさんには、とても感謝しています。
万が一、今後また転職しなくちゃいけないことになりそうなら、また相談したいなと思っています。