求職活動をはじめるにあたって、資格を持っていない方は「不利に働くのでは」「書類選考で落とされそう」と不安に感じる方は多いです。
確かに資格を持っていないとできない仕事や、資格保持者や実務経験ありの方を優遇する求人は多くあります。
そこで今回の記事では、資格なしでもできる仕事やおすすめの職種、探し方のポイントをご紹介していきます。資格をもっていない方でも就職可能な仕事はあるので、これから仕事探しを開始する方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
資格がなくてもできる仕事はある
世の中には資格なしでもできる仕事は、接客業や営業職、事務職や介護職などさまざまあります。
希望する企業や職種を絞り過ぎなければ、資格がなかったり未経験だったりすることが不利になることは多くはないでしょう。
もちろん、仕事によっては資格が必須になったり、資格取得によって選考が有利に運ぶこともあります。
たとえば、資格がないとつけない職種には次のようなものがあります。
- 中小企業診断士
- 司法書士
- 行政書士
- 社会保険労務士
- 税理士
- 弁護士
- 公認会計士
- ファイナンシャルプランナー
- 通関士
- 登録販売者
- 保健師
- 介護福祉士
- 歯科医師
- 歯科衛生士
- 宅地建物取引士
- 建築設備士
- 建築士
- マンション管理士
- 美容師
- 医師
- 看護師
- 薬剤師
- 保育士
とはいえ、資格を持っているからといって必ず採用されるわけではありません。
ですから、資格の有無にとらわれることなく、広い視野を持って仕事を探しましょう。
まだまだあなたの未来は可能性に満ちています。
とはいえ、仕事を探すときに、「資格がないから就職できないかも」とどうしても不安に感じてしまうと思います。
しかし、実のところ資格なしで就けない仕事は、それほど多くないのです。
資格が必須とされている仕事や触手は、それだけ専門的なスキルや知識が必要ということ。
資格取得の難易度が高かったり、時間を多く要する傾向にあります。
また、資格なしでも現場で経験を積むことにより、何年か働いたら受験資格が得られるという資格もあります。
未経験や無資格からでもOKな仕事はたくさんあるため、将来的に資格を取ろうという目標をもって、前向きに仕事を探してみましょう。
女性向け|資格がなくてもできるおすすめの仕事
ここでは資格なしでもできる女性向けの仕事をご紹介していきます。
女性の場合は資格がないということだけでなく、今後のライフプランや体力面、家族のことなども考慮して仕事を探したいという方も多いですよね。
ですから、あなたの置かれた環境や状況から判断して、「これなら自分にもできそう」と思える仕事を探してみてください。
1.コールセンター
コールセンターは一般的な事務職よりも時給が高めなので、短時間で稼ぎたいという方におすすめです。
シフトが自由で家事・育児を優先できますし、早めにシフトを申請しておくことで、保育園や小学校のイベントに参加することも可能です。
また、基本的には座り仕事なので身体への負担も少なくて済みます。
アパレルなど接客業だと長時間の立ち仕事で足がむくんだり、貧血を起こしたりと、体調のトラブルを感じる女性は珍しくありません。
その点、コールセンターであれば、基本的に座りっぱなしなので、肩こりや腰痛に気をつける程度で済みます。
さらに、コールセンターは、豊富な商品知識と臨機応変な対応が必要な職場ではありますが、研修が充実しているところが多いです。
基本的なビジネスマナーさえクリアできれば、出産や子育てで数年のブランクがあっても、難なく社会復帰ができるでしょう。
特にコールセンター業務に必要不可欠なのはコミュニケーション能力。
女性はとくにコミュニケーション能力に長けているといわれていますから、ブランク明けでも長所を活かした仕事ができます。
2.美容部員
コスメが好きだったりメイクが好きだったりする女性は多いですよね。
実は美容部員も資格なしでできる仕事なんです。
実際、入社後の研修が充実しており、専門知識を習得できるような求人も多くあります。
そのため、資格を持っていなくても美容のプロになりたい人材であれば採用してもらえる可能性は高いです。
さらに、研修や実務を通して次のような知識を習得できるメリットも。
- 皮膚について
- 美容成分について
- メイクについて
- 接客について
ターンオーバーの周期など、皮膚だけでなく身体の構造や美容成分についてもしっかりと理解しておくと、お客様に商品を納得して購入してもらう接客スキルがつきます。
ほかにも、美容部員は自分の身だしなみに気を遣えたり、チームワークや語学が得意だったりというポイントが重視されるため、社会人としてのビジネスマナーが身についている方であれば門戸は広いといえます。
3.歯科助手
実は歯科助手は資格なしでもできる仕事です。
医療系のため、資格が必須と思っている方も多いでしょうが、資格なし・未経験の求人内容もあります。
歯科助手のお仕事は、歯科医師が働きやすくなるようにサポートする業務がメイン。
歯科助手の具体的な仕事は大きく3つあります。
1つ目は受付や会計業務、電話応対です。
歯科医院で予約管理などの受付業務をしたり、会計業務をしたりします。
ときには患者さんからの問い合わせもありますが、専門知識が必要なことは医師に確認すればいいですし、予約の確認など基本的な応対ができれば問題ありません。
2つ目は治療の補助です。
患者さんは治療室に行くと、専門の治療椅子に座り、エプロンをかけてもらうなどの準備をしますよね。
医師を待つまでの流れをサポートするのが歯科助手の仕事です。
また、医師が来る前に治療に必要な器具をセッティングする、すぐ使えるように準備するのも歯科助手の仕事です。
ほかにも、患者さんの口腔内の唾液をバキュームで吸い取ったり、医師に器具を手渡したりするのも歯科助手の仕事。
患者さんの口に手を入れて治療または治療補助を行うのは治療行為にあたるので、歯科医師か歯科衛生士という資格が必要です。
3つ目は治療器具の管理です。
治療で使う器具類は、院内で洗浄や滅菌という処理をして管理します。
歯科医院で使われる器具を滅菌して、管理するのも歯科助手の仕事です。
具体的には、治療に使われた器具は消毒液ですすぎ洗いをし、高圧蒸気滅菌機に入れて圧力除菌を行います。これらの作業は、患者さんに安心して治療を受けていただくための歯科助手の重要な作業のひとつといえます。
4.保険外交員
保険外交員は保険の紹介や勧誘、顧客管理などが主な仕事です。
保険外交員は資格が不要かつ未経験でも採用を募集していることが多く、営業成績がよければ歩合が多くなるので高収入も夢ではありません。
また、働きだしてからは、生命保険業界共通体系の研修を受け、一般課程試験に合格し、財務局に登録する必要があります。
さらに、より専門的な教育を受けることで「シニア・ライフ・コンサルタント」や「トータル・ライフ・コンサルタント(生命保険協会認定FP)」といった称号を得ることも可能です。
そのため、やる気さえあれば活動の場を広げることができます。
外交員の約9割が女性で、近年は若い女性が増加している人気の職種ですよ。
5.学校事務
学校事務とは、小中学校、高校、大学、専門学校などといった学校法人、もしくは教育機関で働く事務職のことです。
子供と接する仕事がしたい方、事務職につきたい方に向いてる仕事といえます。
具体的には、書類作成やコピーといった一般事務のような仕事もあります。
例
- 各種証明書の発行
- 各種書類作成
- 文書の管理
- 書類のコピー
- 勤怠管理
とはいえ、生徒や保護者向けの文書を発行したり、入学・転校・退学にともなって学籍の管理をしたりするのは学校事務独特の業務。
また、学校によっては、学校事務が生徒の募集を行うこともあります。
一般企業であれば人事や広報の業務に該当するため、世の中の一般事務では携わる機会が少ない業務といえます。
特に、大学や専門学校では
- 入学に関する資料送付
- 願書の受付
- 学校案内のポスター作成
- 学校のWebサイトの管理
- オープンキャンパスや説明会の準備や運営
このような業務を学校事務が担当することがあります。
ほかにも、学校事務は学生や保護者、入学希望者など、多くの人と接する機会が多いのが特徴です。
- 電話・メールの対応
- 窓口の受付業務
- 学生の対応
- 来客対応
- 願書の受付
- 広報業務
- 学校のホームページ更新
- 印刷物の作成
上記のように、学校事務の業務は多岐にわたり、さらに接遇力やコミュニケーション能力が求められます。
6.システムエンジニア
IT業界は、実務経験が重要視されるため、無資格でもできる仕事です。
その中でもニーズが高いのがシステムエンジニア。
近年女性のシステムエンジニアも増えてきています。主な仕事は、クライアントの要求から仕様を決定し、大まかな設計、情報システム開発における工程を担当します。
大まかに「要件定義」「基本設計」「詳細設計」「テスト」の4つの工程があり、チームとして業務を進めていくのが一般的です。
IT業界は人手不足のため、未経験でも歓迎される求人が多くあります。
システムエンジニアは日々変化している業界に付いていく必要があるため、「新しいことが好きな人」「勉強が好きな人」にはおすすめの仕事です。
現場経験を積んだ上で、システムエンジニアとしてのキャリアアップを目指す方も多くいらっしゃいます。
また、会社によっては研修として身につける機会を設けているところもあります。
未経験でIT業界にチャレンジしたい場合は、研修制度やサポート体制が整った会社を選ぶのがよいでしょう。
資格なしの仕事を探すときの3つのポイント
最後に、資格なしでもできる仕事を探すときのポイントを3つ、ご紹介していきます。
1.ハローワークを利用する
仕事探しといえばハローワークを思い浮かべる方は多いでしょう。
ハローワークは厚生労働省が運営を行っているので信頼性が高く、求人の取扱数も多いので、接客に活用しましょう。
ただし、企業の求人掲載に関して審査がないため、あまり条件の良くない求人に当たってしまう可能性も考えられます。
その際には、自分が今後どのような働き方をしていきたいのか、給料はどの程度欲しいのか、何を強みとしているかなど、しっかり窓口の方とすり合わせをすることが重要になってきます。
2.求人雑誌や転職サイトを利用する
コンビニや書店などで販売されている求人雑誌や求人に特化したフリーペーパーも仕事探しに役立ちます。
多くの求人情報誌はWebサイトを持っているので、インターネットで探すのも良いでしょう。
また、転職サイトを活用する際には複数登録が賢明です。
なぜなら、転職サイトによって扱っている求人数も種類も異なるためです。企業によって求人をだすタイミングはまちまちのため、メルマガの登録も忘れずにしてくださいね。
3.転職エージェントを利用する
転職サイトは一人で就職活動しなければいけませんが、転職エージェントに登録すれば、転職のプロと二人三脚で転職活動を進めていくことが可能です。
転職エージェントでは、求人情報を公開するだけの転職サイトとは異なり、就職できるまでキャリアアドバイザーがサポートを無料で行ってくれます。
ハローワークに似ていますが、民間の企業が運営しているため、非公開求人を扱っていたり、就職に関する相談なら何でも乗ってくれるなど、より手厚いサポートが期待できます。
また、応募企業とのやり取りも代行してくれるため、家事・育児などで転職活動に時間を割けない方にはとてもおすすめです。
現在、多くの転職エージェントが存在するため、得意分野やユーザー層を調べて自分に合ったエージェントを探してみてくださいね。
まとめ
今回の記事では、資格なしでもできる仕事について解説してきました。
未経験でも稼げる仕事は多く存在するため、今まで資格を取得する機会がなく、資格を持っていないことをコンプレックスに感じる必要はありません。
資格がなくてもやる気と向上心で、高収入が得られるチャンスはいくらでもあるのです。
未経験でも雇ってくれる会社も多く、現場で経験を積むことで、今後同じ職種への転職の際には経験者とみなされます。
そのため、資格がないからと諦めず、まずは資格なしでもできる仕事にチャレンジし、経験を積んでスキルアップをしていくことを目指しましょう。
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