仕事って楽しいことばかりではないのはどの業界でもどの職種でも同じことです。しかし、その大変さを乗り越えていくところに仕事の楽しさがあるのですが・・・とはいえ、そんなきれいごとは置いておいて。今の仕事を辞めたいと考えたことがある人も少なくないでしょう。
2018年に行われたマイナビさんのアンケートによりますと・・今の仕事を辞めたいと考えたことがある人は76.5%!!実に8割近くの方が「辞めたいと考えたことがある」と回答しています。
目次
仕事を辞めたいと考える理由
給与が安い
なんだかんだきれいごとを言っても、給料のために働いている人は多いことでしょう。いや、無休で働いていたのでは働く意味がありません。高い安いということは、何かと比較してということになります。
◇自分の労働の対価として安い
責任のある立場で働いている、自分がいないとこの業務は回らないといった状況だと収入はもっと増やしてもらってもいいのではないか?と考えてしまうものでしょう。
時給計算してみたらアルバイトやパートタイマーで働いている人の方が給与が高かったりすることが分かっていしまったりすると、働くモチベーションにかかわりますね。
◇他の社員と比較して安い
働いている人は全員が同期入社というわけではありません。中途の人もいれば、部署もいろいろでしょう?後から入ってきたAさんの給与を偶然知ったところ、自分より高かったことがわかったりすると、不満を感じてしまうのも無理はありませんね。
残業・休日出勤が多い
入社する前に聞いていた話よりも、ずっと残業や休日出勤が多いというのも仕事を辞めたいと考える理由の一つでしょう。
働き方改革などで、残業をしないようにする流れはできつつありますが、人員が少なくどうやっても仕事が回らないという職場も少なくありません。
「残業をしてはいけない」といわれても、仕事が終わらずサービス残業をしていたり、仕事を持ち帰りするのが日常になってしまうと、体力だけでなく心もすり減ってしまいます。
人間関係がつらい
実は退職の理由で最も多いのがこの「人間関係」だったりします。仕事に限らず、人間関係での悩みは世の中に尽きることはありません。上司、部下、同僚など・・・人間関係の問題は多種多様です。
職場の人間関係が悪いと、どんなに仕事が好きでも、働き続けるのが辛くなるだけでなく体調を崩すことにもなりかねません。
仕事を辞めたいときの対処方法は?
いろいろな理由で仕事を辞めたいと思っても、経済的な理由などもあってすぐにやめるのは難しいですよね?転職の前にまずどんなことをするべきでしょう?
少しの間休んでみる
人間関係など悩んでいて、会社に行こうとすると憂鬱な気分になるといった症状があるときなどは・・・思い切って少しの間休んでみるのも一つの方法です。客観的に少し距離を置いて相手も自分も見つめなおすことで、もしかしたら何かの解決の糸口が見えてくるかもしれません。
ただ、一方で休みを取るというのは非難されてしまう場合もあります。仕事の状況などを見ながら上司と相談して取るようにしましょう。
部署移動を願い出る
上司とうまくいかない、納得のいかないいじめなどを受けているという理由の場合は、思い切ってそのことを人事や経営層に相談してみるという方法があります。環境を変えることで、仕事への向き合い方も変化して気分が変わるかもしれません。
しかし、当然、誰しもそのような問題を抱えながら働いていることが想像できます。その中であなただけの意見を取り入れて部署異動を行っていたのでは社内の収拾がつかないと判断されてしまう場合もあります。
転職を視野に入れて業界のことを調べてみる
給与や残業の問題はなかなか働きながら解決していくのが難しい問題です。いきなり転職するのではなく、まずは業界などの給与や残業の状況を調べてみることをお勧めします。とはいえ、働きながらそんなことをするのは大変です。そこで、お勧めなのはキャリアコンサルタントに相談することです。プロに聞いてみることでより正確な情報も手に入れることができるはずです。
仕事を辞めることは甘えでもわがままでもない
仕事を辞めにくくさせている思い込みの中にはいろいろなものがあります。
<思い込みの例>
・自分のよりももっと大変な人だっている
・簡単にやめたら、我慢できない人だと思われるんじゃないか
・今やめてしまっては周囲の人や会社に迷惑が掛かってしまう
つまり、責任感がある人であればあるほど退職しにくくなってしまいます。我慢に我慢を重ねた結果、鬱などの病気になってしまう可能性もあります。そうならないためにも、早めの対策が必要です。
こんな症状が出ていたら黄色信号
こんな症状が鬱の初期症状です。心当たりのある人は注意しましょう。
・夜眠れなく、朝起きることができない
・慢性的に頭痛がある
・会社に行こうとすると吐き気がする
・食欲がなく胃が痛い
・常に自分が悪いと責めてしまう
いくつか心当たりのある方は、要注意です。