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転職者だからこそ気を付けるべき?!面接で自己紹介する際にポイント総まとめ

転職は少しずつ「当たり前」になってきています。

とりわけ、20代や30代などの若い世代は非常に転職率が高いです。

その背景としては、終身雇用制度の衰退や働き方の多様化があげられるでしょう。

今日の日本において転職を選択肢の一つに考えている人が多くなってきていることは間違いないです。

近年多くの人がしている「転職」ですが、転職を成功させるにはどうしたら良いのでしょうか。

ずばり、鍵となるのは「面接」です。

しかし、面接の重要性は分かっていながらも、新卒の就職活動と中途採用の面接の違いや、中途採用面接のポイントや流れ等についてご存知ではない方も多いよ思います。

今回は、転職者が面接の際に気を付けるべきことや、自己紹介をする際のポイントについて詳しく説明していきます。

目次

転職者の面接とは

転職者の面接は、新卒での就職活動や面接とは異なります

ここでは、新卒の面接と中途採用面接を比較しながら、転職者の面接について解説していきます。

「将来性」を問われるか「実績」を問われるか

新卒採用では、会社との相性や会社への貢献の期待値によって採用が進められます。

しかし、中途面接では、前職での実績やスキル等を考慮した上で、即戦力か否かが評価対象になることが多いです。

また、新卒の場合は、夢や実現したいことなどの将来性に重きが置かれ、抽象的な志望動機でも評価される傾向があります。

その一方で、中途採用の場合は、会社へどのように貢献するのかや今後のキャリアデザイン等のより具体的な志望動機が求められることが多いです。

社会経験があるからこそ、期待値が上がっており、より高度な面接スキルが問われると言えるでしょう。

時期や形態が異なる

新卒採用では、基本的に4月に一斉に面接が行われるため、エントリー者が多く、集団面接やグループディスカッションのような形態がとられます。

中途採用の場合は時期を問わないため、面接時期が個人によって異なることもあり、個人面接が主流となります。

集団での調和性だけでなく、個人のスキルやポテンシャルを重視しれ見られがちだと言えます。

このように、面接内容や面接形態は新卒採用と中途採用では大きく異なります。

新卒採用とは異なる準備が必要であるといえるでしょう。

自己紹介する際のポイント5点

面接で最も重要になってくるのが、自己紹介です。

自己紹介でいかにあなたの魅力を会社側に伝えることが転職を成功する上で大切です。

前述しましたが、新卒採用と中途採用の面接では重要なポイントが変わってきます。

したがって、「新卒採用でうまくいったから大丈夫」という方ほど自己紹介は十分に練る必要があります。

ここでは、中途採用面接の自己紹介の留意点について解説していきます。

簡潔に言うと、自己紹介で重要なポイントは以下の5点です。

  • 自己紹介は簡潔に1分程度!
  • 職務経歴はダラダラ話さない!
  • 前職の経験は数値や実績を出して話す!
  • 長所・短所や客観的に、経験を含めて話す!
  • スキルはきちんと言語化しておく!

自己紹介は簡潔に1分程度!

一点目のポイントは、自己紹介を可能な限り簡潔にすることです。

時間は1分程度が最適です。

面接官が短時間であなたの良さを理解できるような内容・構成を目指すと良いでしょう。

構成は、「実績⇒実績につながった行動・考え方⇒ビジョンや展望」を意識するのがおすすめです。

これを1分で簡潔にまとめ、話す練習を事前に入念にしておくことが重要です。

人間の話す速さは、1分間に300文字程度が、聞きやすく、適切であると言われています。

ですので、自己紹介は、3文~5文程度で形成し、名前を伝えた後、「実績⇒実績につながった行動・考え方⇒ビジョンや展望」の構造を意識して組み立てるのがおすすめです。

職務経歴はダラダラ話さない!

中途採用面接でよく行ってしまいがちな失敗例として、ダラダラと話してしまい一番伝えたいことが伝わってないケースが挙げられます。

ダラダラとした話し方は、自己紹介の論点が曖昧になるだけではなく、自慢話に聞こえることが多いため、ネガティブな印象を持たれることにもつながります。

鉄則は、実績から話し始めることです。

実績から話し始めると、論点が整理され、アピールポイントが面接官に示しやすくなるため、よりあなたの良さを面接官に伝えることができます。

また、一般的に、会話の中で「最初」と「最後」が記憶に残りやすいとされています。

アピールしたい実績は最初の述べておくのが効果的です。

例えば、会社内で表彰されたことや顧客満足度向上へ貢献、売り上げに貢献等の具体的な実績を、最初に伝えておくことで面接官の印象に残りやすいでしょう。

前職の経験は数値や実績を出して話す!

実績を説明するときは、具体的に数値で示せるようにしておきましょう。

「新しいプロジェクトを立ち上げた」や「営業に特に力を入れて取り組んだ」のような具体的な数値を含まない言い回しは出来るかぎり避けるようにしましょう。

その業界に詳しくない人間や前情報を知らない人間が聞くと、いまいち情報を理解できないからです。

数値をきちんと盛り込むと、あまり状況をしらない人にも、実績が伝わりやすく、また、根拠と説得力がつきます。

例えば、「営業の実績が認められて社内1位で表彰された」や「発案した施策で顧客満足度が◯%増加した」のような実績の示し方が説得力のある言い回しです。

その後に、その実績を残すために起こした行動やその背景を簡潔に話すことが最も効果的です。

「何をした」という事実を並べるだけではなく、「◯◯のように考えて」、「◯◯を分析して導きだした結果」という行動の背景を示すとより説得力が増します

先ほどお話したように、「最初」の情報が面接官の印象に残ります。

実績を含めた数値で面接官の目を引き、その後にアクションや背景を話すのが効果的です。

長所・短所は客観的に!経験を含めて話すことが大切

自己紹介であなたの長所や短所について盛り込むことも面接官にアピールするための一つの手法となります。

また、面接官からあなたの長所・短所について尋ねられることもあるかもしれません。

長所と短所についても事前に考え、練習しておく必要があります。

長所や短所を伝えるときに大切なポイントは2つあり、客観的であること経験を踏まえることです。

客観的にすることで、主観的な感情論に陥ることを防ぐことができます。

「~だと思う」や「~のような性格です」という言い回しにした場合、主観的に聞こえるので注意しましょう。

「◯◯という点を買われて◯◯に抜擢された」や「部下によく相談されることから考えると◯◯のような長所があると考えられます。」のように客観的な言い回しにすることが重要です。

「経験を踏まえること」も面接官に内容が伝わりやすくなるための重要な手だてです。

長所を並べるのではなく、「◯◯な経験から◯◯が短所であると分かった」や「◯◯という長所を活かした結果、◯◯のような結果が得られた」のような経験を含めた言い回しが重要です。

また、短所については、ネガティブな印象のみを伝えるのではなく、「◯◯は私の短所であると考えていましたが、◯◯という経験から◯◯という長所でもあると気付けた」というように、短所が見方を変えると長所になりうることや、「短所を注意して行動した結果、◯◯のような成功が得られた」のような前向きな内容にすることも重要となります。

■長所や短所に関してはコチラの記事も▶

あなたの長所はどこですか?採用面接での長所短所の答え方教えます!!

そして、上記を踏まえた上で、今後のビジョンや転職希望会社にどのように貢献できるかを話します。

前の勤め先の会社での経験と今後の展望との結びつきが明確になると、内容に一貫性のある説得力の高い内容となります。

スキルはきちんと言語化しておく!

転職者の面接だからこそ、スキルを言語化しておくことは必須です。

例えば、チームをまとめてプロジェクトを遂行した経験があるのであれば、「マネージメント能力がある」と言うことができます。

他にも、新規事業を0から立ち上げた経験があるのであれば、「経営ノウハウ」があると言えます。

このように、経験を言語化しておくことが必要です。

また、資格を有している場合は、資格を単に事実として伝えるのではなく、それを前の勤め先でどのように活かしてきたか、どのような点で貢献できたかを言及できるようにしましょう。

加えて、転職先の会社でどう活かせるのか、どう活かしていきたいのかについて詳しく示すことができると説得力を高めることができます。

また、資格を有してない場合であっても、コミュニケーションや電話応対、人をまとめる力をスキルとしてアピールすることもできます。

その場合は、「前職の経験は数値や実績を出して話す!」でも述べたように、表彰された事実や業績について数値を示しながら具体的に言及するとよいでしょう。

悪い例

「私は、色彩検定を保持しています。色彩について知識があり、デザインワークに活かすことができます。」

良い例

「私は、色彩検定を保持しています。色彩が持つ特徴について理解しておりますので、ウェブデザインやパンフレットのデザイン作成の際に、より顧客の目を惹くデザインワークをすることができます。

前の勤め先では、私の提案したデザインに変更後、コンバージョンが◯%上がりました。

御社では、このスキルで、顧客がより足を運びたくなるような店舗の空間づくりや雰囲気づくりに貢献できると考えます。」

高く評価されるための自己PRの回答例

上記のポイントを踏まえた自己PRの回答例は以下のようになります。

事務職希望の方の場合

「◯◯と申します。

本日は宜しくお願い致します。

私は、約4年間、食品メーカーで見積書や発注書を作成する営業事務に従事しておりました。

勤務開始三年目には、その仕事ぶりが評価され、社内の事務局内で表彰されております。

私が作成した電話対応や取次マニュアルを使用したエリアでは、他エリアと比較して5%高い顧客満足度を獲得しております。

私が希望しておりますのは、一般事務という幅広い分野の事務職ではありますが、この経験を活かして、高い顧客満足度を達成し、御社の売り上げに貢献していきたいと考えております。」

まとめ

若い世代が転職に対して抵抗がなくなっていっている傾向を踏まえると、より転職しやすい時代に入ってきていると言えます。

そのような「転職は当たり前」の時代に近づきつつある中で、転職活動を成功させるカギは、やはり「面接」です。

中途採用の面接では、新卒採用と異なる手立てやポイントをおさえることが転職成功の秘訣になります。

今回の記事が転職を目指す方のお力になれれば幸いです。

みなさんの一層のご活躍を祈念しております。

転職で迷いがある方や転職したい方は、ぜひキャリチェンにご応募くださいね。

キャリチェンでは、キャリアチェンジを応援しています。未経験での転職などでお悩みの際は、当エージェントのキャリアコンサルタントにぜひご相談ください。