「転職活動を始めてみたけれど、いい求人がなくてどうしたらいいのかわからない」という転職者は多いもの。「求人数は豊富なはずなのにいい求人がない」その理由といい求人の見つけ方を紹介します。「いい求人がなくて転職活動が進まない」と悩んでいる方必見です。
目次
いい求人がない理由
「いい求人がない」と思うかもしれませんが、転職市場に求人がないという意味ではありません。自分が望んでいるような求人がないだけで、転職市場には求人が溢れています。ここからは求人数はたくさんあるはずなのに、いい求人が見つからない理由を解説します。
希望の条件の理想が高すぎる
転職先の条件が高すぎていませんか?慎重に転職先を選ぼうとすればするほど「あれもこれも」と条件の理想が高くなってしまいがちです。
「年収は〇円以上」「上場企業」「土日休み」「残業がない」「通勤時間は〇分以内」など条件が高すぎたり絞りすぎたりすると、当たり前ですが条件に合う求人数が少なくなってしまいます。
希望するエリアに会社がない場合もあります。転職をしたくても、自分の希望する業界の会社が家の近くにない場合などです。
地方在住の場合によくあることで、住んでいる地域によっては、そもそも選択肢そのものが狭いことがあるのです。自分が叶えたい条件と、その条件を満たせるう環境にいるのかを一度見直してみましょう。
時期が悪い
求人の数は時期によってばらつきがあります。求人の数が少ない時期に就職活動を始めてしまうと、そもそも求人の母数が少ないため、いい求人に出会えないということになりがちです。
10月と1月は求人の数が多くなりやすいです。反対にお盆期間中やお正月は求人の数が少なくなりやすいので、避けるようにするといいでしょう。
やりたい仕事が決まっていない
やりたい仕事や向いている仕事が、曖昧になっていませんか?自分のやりたい仕事が決まっていないままなんとなく求人を探してしまうと、どんな求人に募集していいのかわからなくなってしまいます。
その上、なんとなく求人を見ていると、企業の悪いところばかりに注目してしまいがちです。「自分にとっていい求人とはなにか」「自分はどんな仕事をしたいのか」を明確にしましょう。
情報源が少ない
求人の情報を完璧に収集できてない可能性があります。少ない情報の中から自分に合う求人を探そうとしても、いい求人を見つけられる確率は低くなってしまいます。いい求人を探すためには、多くの数をチェックするのも大切です。
転職サービスの上手な活用方法
いい求人を見つけるには、転職サービスを上手に活用するのがおすすめです。転職サービスを使いこなして、いい求人を見つけるコツを紹介します。
ハローワークを利用している場合
ハローワークに掲載されている求人は、民間の転職エージェントが扱っている求人とは異なります。ハローワークは民間の転職エージェントの倍以上の求人がありますが、地元企業や中小企業、中堅企業の求人が多いという特徴があります。
幅広い求人の中から選ぶことができるのは魅力ですが、大企業や福利厚生が充実した企業の掲載は少ないのです。ハローワークだけを利用しているなら、民間の転職エージェントも利用し、探す求人の幅を広げるのがおすすめです。
転職サイトを利用している場合
転職サイトを利用しているなら、他の転職サービスも利用するのも◎。他の転職サービスには「複数の転職サイトを使う」「転職エージェントを使う」「スカウト機能を使う」という方法があります。
転職サイトと転職エージェントは、それぞれ掲載されている求人が異なります。複数の転職サイトとエージェントを使うと、さまざまな求人に出会うことができます。転職サイトや転職エージェントにはサービスごとにそれぞれの特色があるため、複数の転職サイトに登録すれば、いい求人に出会える確率が高くなりますよ。
またスカウト機能とは、求人サイトや転職エージェントに職務経歴やプロフィールを登録することで、企業や転職エージェントからオファーを受けられるサービス。
自分で求人を探さなくても企業がオファーを出してくれるため、求人探しの時間を短縮できるというメリットがあります。また、自分では探さないような意外な企業からオファーがくることも。スカウトサービスでも多くの企業に出会えるので、上手に活用して下さいね。
スカウト機能を使う場合は?
「転職サイトのスカウト機能を使っているけれどいいオファーが来ない」という方は、公開しているプロフィールや職務経歴を見直してみて下さい。定期的に更新するだけでも、企業にやる気をアピールできて、オファーが増えることがあります。
企業からオファーしてもらえる魅力があるスカウト機能ですが、企業からのオファーを待つだけではなく、自分から求人を探しにいくことも大切です。
転職サイトや転職エージェントも併用して使うことで、求人に出会う機会を増やしましょう。複数の転職サービスを使うことで、いい求人に出会う機会を増やせます。
転職エージェントを使っている場合
転職エージェントの媒体によって、掲載している求人が異なります。また、同じ転職エージェント会社でも、担当者によって紹介してくれる案件が違うこともあります。違うエージェント会社を利用したり担当者を変えてもらったりすることで、これまでの視点とは違ういい求人に巡り合えるかもしれません。
また、転職エージェント会社を何社か併用して使うのもひとつの手です。それぞれのエージェントには抱えている案件や得意分野が異なります。転職エージェントによっては、そのエージェントでしか取り扱っていない独占案件や、未経験者の案件に強いエージェントも存在します。他の転職エージェントを利用すると、これまで見つけられなかった求人が見つかるかもしれません。
いい求人に出会う為にすべき事
希望の条件の理想を緩める
希望の条件の理想を緩めましょう。先ほどお伝えしましたが、理想が高ければ高いほど、希望条件に合う求人は少なくなります。
まず「これだけは絶対に譲れない」という条件を明確にして下さい。その条件以外のものは緩めてしまいましょう。
求人を出している企業の中には、最初は年収が低い場合でも、昇進のスピードが早く、数年後には希望の年収以上になっているような企業もあります。また、募集要項には土日休みではないと書かれていても、部署によっては土日休みの場合も。
募集要項の条件を絞りすぎてしまうと、いい求人や企業を見逃してしまうことがあります。希望条件を緩めた方がいい求人や企業に出会える可能性がありますよ。
仕事内容にストレスがないかどうかで決める
「〇〇の仕事は嫌」「〇〇のような会社は無理」のように、考えていると選択肢は限られてしまいます。嫌なことばかり考えるのではなく、耐えられるストレスと耐えられないストレスを分け、ストレスを感じる順番に並べてみましょう。
その中で、ストレスの程度が低いものは挑戦してみるのがいいでしょう。視野を狭めすぎるといい求人には出会えません。適度なストレスはいい負荷になるため、視野を広く持って求人を探してみましょう。
自分に向いている仕事を明確にする
自分に向いている仕事がわからなくなっていませんか?やりたくないことばかり考えてしまって、自分に向いている仕事は何かわからなくなってしまうことがあります。
「コミュニケーション能力がないから営業は無理だろう」「細かい作業は苦手だから事務職はやりたくない」「臨機応変な対応が求められる仕事は無理だろう」のように、未経験のものを推測で「できないだろう」と決めつけてしまうのは辞めてください。やってみたら楽しい、意外にも向いていた、ということはよおくあります。自分には無理だと決めつけず、向いている仕事はなにか明確にしましょう。
焦らない
なかなかいい仕事に巡り会えないからと、焦って希望とは違う条件の会社を選んでしまうと、後々後悔することになりかねません。また、納得がいかない会社に入社してしまうと、入社時点で不満を抱えていることになります。そうすると、短期間で辞めることになり、転職を繰り返すことになりかねません。
焦って転職先を探しても後々後悔するだけです。後で後悔しないよう、金銭的に余裕のあるうちは焦らずじっくり転職先を探してみてください。
転職の時期を変える
いい求人に巡り合えないのは、そもそも求人数が少ない時期だからかもしれません。求人が多いのは10月と1月です。逆に8月や12月には求人自体が少なくなります。さらに、時期によって、募集される求人の種類が異なります。
いい求人に出会うためにも、求人が多い時期まで待つのもおすすめです。転職活動を始めるのに適切な時期についてはこちらの記事を参考にして下さいね。
転職活動の軸を見直す
転職活動を続けていると、転職活動で求める自分の軸がぶれてしまいがちです。さまざまな求人を見ている中で最初に重視した軸をもう一度見直したり、新たな軸を設定したりして自分にとっていい企業とはなにか、いい求人とはなにかを再確認しましょう。
いい求人がない!と焦るのはNG
「いい求人がないけれど早く転職活動を終わらせないと!」焦って応募し、不本意な企業に転職してしまうのはよくありません。焦って転職してしまうと、長く続かずに転職活動を繰り返してしまう原因になります。
いい求人を自分で探すのが難しいと悩んでいる方は、親身にサポートしてくれるキャリアコンサルタントに相談するのがおすすめです。キャリチェンはあなたの希望を満たすぴったりな仕事を紹介します。またスキルアップ研修も充実しているので、未経験の業界や職種にも挑戦しやすいです。いい求人を探したい!という方は、是非キャリチェンに相談して下さいね。