上司のことが嫌い!職場にいるだけでストレスが溜まる!と一度感じてしまうと、なかなか仕事が捗らず、モヤモヤしてしまいますよね。今回は、職場の上司との関係に問題があり、ストレスを感じている時に試して欲しいストレスの対策方法を紹介します。
目次
上司が嫌いだと感じる理由
そもそもなぜ上司のことが嫌いだと感じてしまうのでしょうか?もちろん人によって理由はさまざまですが、考えられる理由としては以下のものがあります。
- 価値観が違う
- 上司が感情的である
- 責任を取ろうとしない
- 仕事ができない
上司といえども、仕事や働き方に対する価値観の違いは起こります。ジェネレーションギャップがあったり、ノリが違ったりするなどです。
また、感情論やその日の機嫌や気分で仕事をする、その日の気分が周りに伝わってしまうような上司は嫌われやすいです。
日によって言うことが違う、朝は不機嫌だったのに夕方は上機嫌になっているなどです。さらに、エコ好きな部下には優しくし、嫌いな部下には厳しく対応するような態度の違う上司も嫌われます。
上司はそもそも尊敬できて、頼れる存在であるべきです。しかし仕事ができない上司もいるものです。仕事ができない人が上司だと、部下に仕事が回ってきて処理しなければならず、大変になることも。
部下が上司を選ぶことはできないので、嫌な上司のもとになると、ストレスが溜まってしまいやすくなるでしょう。
職場の上司にストレスが限界!そんな時の対処方法
職場ストレスを抱えてしまうと、仕事に悪影響を与えてしまいます。特に上司との関係が悪くなってしまうと、直接的に影響が出てしまい、なかなか仕事もはかどらないものです。良好な関係を築いてストレスなく仕事を進めるにはどうしたらいいかを解説します。
上司が嫌いな理由を明確にする
「パワハラやセクハラなど明らかないじめがあるわけではないけれど、なんとなく上司のことが嫌い」「大した理由もないけれど、上司の行動がムカつく」
そんな時は、あなた自身にも問題があるかもしれません。
具体的に上司のどこが嫌いなのか、上司のどんな言動が嫌いなのかを明確にしましょう。
上司に対して無意識にライバル心や嫉妬心を持っていて、勝手に嫌っていることや、自分の嫌いな部分上司も持っていて、上司を見ていると常に自分が嫌いな自分を見ているようで嫌になるなど、上司に問題があるわけではなく、自分自身に問題がある場合があります。他人はあなたの心の鏡です。
とにかく上司が嫌いとイライラする前に、なぜ上司のことを自分が嫌っているのかを明確にしてみましょう。上司のことをなんとなく嫌いと感じた時には「自分と似ているのでは?」と疑ってみると、自分の意識も変わりやすくなります。
仕事の関係だと割り切る
仕事の関係だと割り切って考えると、上司のちょっとした言動にいちいちストレスを感じることもありません。「関係を割り切る」というのは相手に冷たい態度取るのではなく、自分の感情に一喜一憂しない事です。自分の感情に振り回されないようにすることで、ストレスを感じにくくなり、自分ができる仕事を淡々とこなせるようになるはずで
自分が変えられる部分は変える
上司を変えなくとも、自分が変えられる部分はないか考えてみましょう。上司の考えを知れるように努力する、上司の抱えている仕事を把握するよう努める、報連相の頻度を増やすなど、自分が変わることで問題が解決するかもしれません。
仕事の目的に集中する
仕事の本来の目的は、職場の上司と仲良くする事ではなく、仕事をして目的を達成する事です。自分の感情に振り回されずに、仕事の目的に集中することを意識すれば、今まで気にしていた些細な事が気にならず、これまで感じていたストレスも軽減するはずです。
意識しないようにする
嫌いな上司の言動を詳細に覚えていませんか?苦手意識を持ってしまうと、なぜか目で追ってしまったり言われたことを詳細に覚えていたり、なにかと気になってしまいがちです。
嫌いな上司を目で追って「やっぱりあの上司が嫌い」と確認作業を繰り返すのではなく、とにかく意識しないようにしましょう。
上司の行動への解釈を変えてみる
上司の行動への解釈を変えてみましょう。例えば、いつも怒っていてきつい口調で指示してくる上司にストレスを感じているとします。普通きつい口調で怒られると落ち込みますよね。しかし「この上司はいつも自分に怒っているわけではなく、こういう人なんだな」と解釈すると、客観的に接することができます。
適度な距離感を保つ
上司と適度な距離感を保ちましょう。適度な距離感を保つとは、プライベートの事を無理に話そうとしない、上司のことを無理して好きになろうとしないことです。その代わり、笑顔で元気よく挨拶をする、お礼や謝罪はしっかり伝えることを意識しましょう。
自分の本音を上司に伝える
自分の本音を上司に伝えてみるのも選択肢の一つです。上司に意見するのは難しいと思いがちですが、自分の意見をしっかり伝えてみると、上司も受け入れてくれるかもしれません。
思っていることを溜め込んでストレスを溜めてしまうより、本音をぶつけてみるのもおすすめです。ただ一気にまとめて本音を伝えてしまうと、受け入れてもらえないこともあります。本音は少しづつ伝えていきましょう。会社の風土によって受け入れてもらえるかどうか変わるので、様子を見て考えるのがいいでしょう。
ワークダイアリーをつける
上司へのストレスが限界に達した時は、ワークダイアリーをつけましょう。ワークダイアリーとは毎日職場で起きたことを書き留める記録のことです。仕事でのパフォーマンスやミスを書き留めることで、同じミスの繰り返しを防ぐという目的があります。
上司とトラブルが起きた際にワークダイアリーを証拠として示すことで、あなたの正当性が証明できるというメリットがあります。
上司のいい部分を探す
上司の嫌いな部分ばかり見ていると、嫌いなところばかり目についてしまいます。その反対に上司のいい面を見つけると、嫌いな感情が少しだけ和らぐかもしれません。いつも怒っている上司であれば「いつも仕事に対して一生懸命な人」厳しい指導をしてくる上司なら「部下の事を第一に考えて仕事してくれている人」だと考えたり、上司と自分の共通の趣味などを見つけるようにしましょう。
他の上司に相談する
他の上司に相談してみるのもいいでしょう。上司との関係性によりますが、不満を伝えると怒ってしまう場合には、直接相談すると冷静な話し合いができないこともあります。他の上司から伝えてもらった方が冷静に問題を解決できることもあるため、他の上司に相談し、その後の対応を決めるのもいいでしょう。
異動願いを出す
様々な対応策を試してみて、どうしても上司との関係性に耐えられないと感じたら、異動を検討するのも一つの手です。嫌いな上司から離れて、違う部署で働くことで、ストレスの原因を排除することができるでしょう。
ストレス発散方法を取り入れる
仕事以外でストレス発散方法を取り入れるのもいいでしょう。スポーツや瞑想、飲み会など自分のストレスを発散できる方法を見つけてストレスを溜めないようにしましょう。
ストレス発散の時間を確保できない場合は、仕事中に深呼吸したりトイレで軽くストレッチをしたり、仕事中でも取り入れられる工夫をしてみるといいですよ。
職場以外の人間関係を作る
自分にとっての居場所が職場だけになってしまい、自分の居場所はこの職場しかないと感じると、余裕がなくなってしまいます。また、心のゆとりを失うことで、視野も狭くなりネガティブな思考に陥ってしまいがちです。
会社以外のコミュニティを作ることで、職場の人間関係に問題があっても開き直ることができたり、社外の人に相談しやすくなったりとストレスが軽減されることも。習い事をする、イベントに参加するなどして、社外の友達を作りましょう。
上司へのストレスが限界な時の対処法
・上司が嫌いな理由を明確にする
・仕事の関係だと割り切って、意識しないようにする
・仕事の目的に集中する
・上司に自分の本音を伝える
・上司のいい部分を探す
・他の上司に相談する
・ストレス発散方法を取り入れる
・職場以外の人間関係を作る
上司からのパワハラ・セクハラがある場合の対処方法
「今の上司とはなんとなく気が合わなくて嫌い」というわけではなく、明確なパワハラ・セクハラがある場合は行動を起こすことが大切です。
自分一人で対処しようとすると、より上司との関係を悪化させてしまう可能性があります。他の上司や人事に相談し、対処してもらう必要があります。
また、他の人たちに相談しても問題が解決しない場合には、転職を考えましょう。
\ 職場いじめにはどう対処したらいい?/
上司が嫌いでもやるべきではない事
上司から嫌われていると思い込む
自分自身が上司から嫌われていると思い込んでいるだけで、実際は全く嫌われていないなんてことがあります。
上司を怒らせてしまったのでは?と不安になることがあっても、忙しい上司はそんなこと全く気にしていないかもしれません。上司から嫌われていると思い込むと、態度に表れてしまい、他の上司や同僚からも不信感を持たれるかもしれません。何も言われていないのに勝手に嫌われていると思い込むのはやめましょう。
態度で示してしまう
たとえ上司のことが嫌いでも、モラルを持って行動することが大切です。態度で示してしまうと、自分自身の評価を下げてしまう上に、上司だけではなく、周りの人に迷惑をかけてしまいます。また、悪い態度をとっていると、上司に限らず職場の人全員から嫌われてしまう可能性があります。社会人としてのマナーは必ず守りましょう。
社内で上司の悪口を言う
社内で上司の悪口を言うのは絶対にやめましょう。社内で上司の悪口を言っていると、悪口を言っていることがバレて、社内に居づらくなってしまう可能性があります。上司への悪口を言いたい場合は、職場の人間関係とは全く関係のない、社外の人にしましょう。
ストレスを感じる時に出る体調不良の特徴
上司と合わないストレスを抱えたまま仕事を続けていると、体調不良やウツなどの症状が出てしまう可能性があります。
- 気分が落ち込んだ状態が続く
- 過食、摂食による大幅な体重の増減
- 睡眠がとれない
- 会社に行こうとすると憂鬱な気分になる
- 疲れやすい
- 自分は価値のない人間だと思う
- 頭痛や腹痛を感じる
以上のような症状が現れている場合には、ストレスが限界に達していると言えます。無理をしようとせず、休息を取ったり、職場や上司から離れるようにしてください。
ストレスを抱えすぎて体調を崩してしまっても、自分が辛いだけで、会社は責任を取ってくれません。自分自身でストレス管理を行って、自分のことは自分で守りましょう。
転職するのも一つの手段
様々な対処法を試してみても、職場の人間関係が合わずに耐え続けてしまうと、ストレスから体調を崩してしまうおそれがあります。転職して人間関係を変えることで、ストレスを溜めない働き方ができるかもしれません。
「転職したいけれどなにから始めたらいいのかわからない」と不安に感じる方は、キャリアコンサルタントを利用しましょう。キャリチェンは、ひとりひとりに合わせた丁寧なカウンセリングを行います。是非気軽に相談してみてくださいね。