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アルバイト体験から塾の講師という道を選択
大学の四年間は時給も高く生徒からの人気もそこそこあったので、ずっと塾のアルバイトをしていました。
アルバイト先の雰囲気がとてもよく自分としては居心地の良さを感じていました。また、就活が面倒だったという安直な理由でしたが、そのまま塾講師になることになりました。
アルバイト先で就職しようと考え、塾長にその旨を言うと「塾講師なんて初めからなろうとするもんじゃないよ」と言われました。「私がなりたいんだからいいじゃん」と思っていたので、塾講師として働くことに意固地になっていました。
結局、アルバイト先では取り合ってもらえず、他の塾が会社に就職することになりました。4年間もアルバイトで働いていたので、それなりに、塾講師としてやっていく自信もありました。
土日は全く休みなし・・・
実際に就職して、アルバイト先の塾長に言われたことの意味が分かりました。私の就職先が悪かったのか、労働環境は想像を絶するものでした。
出勤時間は9時で、終りの時間は23時、遅い時は2時になることも。私の会社では基本的に、学生は学校のない時に勉強しに来るので、当然と言えば当然ですが、夏休み,冬休みはもちろんのこと、土日もつぶれました。
土日は朝から夜まで、授業が詰まっていて、模試があることもありました。休日の特別な時給などは発生せず、残業手当もありませんでした。
学生を増やすための営業活動も辛かったです。学校の校門前でチラシ配りや深夜のマンションにビラまきなどです。そして、そんな勧誘活動をしつつも、「この塾に入ってもらうことが本当にこの学生のためになっているのか」「お母さんや学生たちをだましているのではないか」と思いながら働いていました。
塾の講師とは自分が知っていた勉強を教えるだけのお仕事とは全く違いました。
また、職場の先輩はそんな労働環境なので、未婚の方しかいませんでした。私の指導係の先輩も「11時以降にデートに行ってくれる女性などは世の中にいない。土日もつぶれるので平日にしか遊べない。そのまま40代に突入しちゃった。」と言ってました。
退職金も出ないので、「ずっとこの仕事で」とは考えらなくなっていました。年をとってからの転職は他の業界には行きづらい現状があり、私は同じような仕事はしたくありませんでした。
「じゃあ、いつ辞めるの？今でしょ！！（笑）」と思い、早期退職しました。
アルバイトと正社員の違いを実感した体験談はこちらにもあります。
アルバイトと正社員は違うことを痛感しました
アルバイトと正社員は全く違うんだなと気づかされたました。アルバイトで見えている事ってほんの一部でしかなくて、業界が同じでも会社や部署によって、お仕事の内容は多様なんだとしりました。
正社員は福利厚生とか働き方、時間の使い方ってホントに大切で、それがちゃんと自分とマッチしていないとどんなに得意なことでも、経験があることでも、働くことってできないんだなと当たり前のことですが、実感しました。
キャリチェンして仕事にも満足しつつ、自分の時間ができて、やりたいことができて、ワークライフバランス的に充実した日々を過ごせています。
