さっきまで笑っていたのに、今度は突然怒り出すような気分屋の人は本当に厄介です。そんな人が会社の上司だったら、毎日気が気じゃないでしょう。
それだけで仕事へ行くのが憂鬱になってしまいますよね。気分のコロコロ変わる上司は、うまく対処して振り回されないようにしていきましょう。
目次
あの上司はなぜ気分屋?その心理とは
そもそも気分屋の人というのは、どうして気分によってコロコロ態度が変わるのでしょうか?その心理について紹介していきます。
自分のことしか考えていない
一つは自分のことしか考えていない、自分本位な性格が影響しています。気分屋の態度というのも、誰彼構わずに出しているわけではありません。
いくらイライラしていたとしても、クライアントや自分よりも目上の人に向かって突然怒ったりするでしょうか?
部下だから自分のわがままが許されると思ってやってしまっているのです。
思いやりがない
自分のことしか考えられないことと同じく、相手への思いやりの気持ちが欠落していることが考えられます。
自分がそういった態度をすることで、相手がどんな気持ちになるのか考えることができないのです。
自分に自信がない
気分屋という性格は、実は、自分に自信がない人が多い傾向にあります。上司という威厳を保つため、「部下に舐められてはいけない!」という気持ちから自分の弱さを隠すためにそうしてしまっていることも考えられます。
相手をコントロールしたい
相手を支配したいという気持ちも持ち合わせています。自分に余裕がないために、気分で当たり散らし自分の意志を通そうとしてしまう傾向があります。
このケースは自分でもコントロールできずにやってしまっている場合も多くあります。
気分屋の上司の心理は、思いやりがなく自分本位な性格や、自分の自信のなさが影響大。また、部下に舐められたくない気持ちや相手をコントロールしたい心理も働いています。
気分屋な上司の特徴
気分屋な上司の特徴を紹介します。こんな特徴のある人がいたら、なるべく関わらなくて済むように距離を取りましょう。
発言がコロコロ変わる
論理的に考えるよりもその時の気分で言葉を発するため、言うことがコロコロと変わる特徴があります。
また、自分の言ったこともすぐに忘れてしまうので「昨日はこう言っていたのに…」といったことが頻繁に起こるでしょう。
直感で動く
気分屋の人は理屈よりも直感で動きがちです。そのため、「理屈で考えたらこうでしょ」と思うようなことでも直感で決めてしまうため、その度に部下は振り回されてしまいます。
また、楽観的な性格を持ち合わせていることも影響しています。楽観的すぎるがゆえ、後先のことをあまり考えられない性格なのです。
無責任すぎる
気分屋の人はとても無責任です。仕事でミスやトラブルを起こした際に、誰かのせいにしたりすることがあります。
また、気分の浮き沈みによってやる気もなくなってしまうため、自分の仕事も人に丸投げしてしまい、周りに迷惑もかけてしまいます。
機嫌次第で態度が変わる
ちょっと嫌なことがあると、すぐに態度に出して怒り出すなんてことが起これば要注意です。
かなりの確率で気分屋な可能性が高いです。常に機嫌を伺っていて仕事をしていれば周りは仕事に集中できないことも多いでしょう。
八つ当たりしてくる
八つ当たりしてくる人も、気分屋の特徴の一つ。大人なら自分の機嫌は自分で取れるものです。多少嫌なことがあってもそれは自分の中で解消し、他人にそれを出したりしません。
しかし、気分屋な人は自分の中だけで抑えることができず、周りに八つ当たりしてしまうのです。そうやって自分の負の感情を発散させているのですから、周りの人からすれば迷惑です。
人によって態度が変わる
人によって態度が変わる人も要注意です。自分の立場や関係性によって態度を変える人という人も気分屋の性質を持っています。
そもそも、人によって態度を変えるという性格自体、あまりいい印象がないでしょう。
不機嫌なのが周りに伝わる
何か気に食わないことがあると、それを隠すことができません。その感情で頭がいっぱいとなってしまい、周りの人がいるから抑えようという抑制が効かないのです。
そのため、周りにその不機嫌さが伝わり、周りが気を遣ってあげたり合わせなければならなくなってしまいます。
気分屋の上司は、気分次第で言ってることが変わったり、機嫌次第で周りに不機嫌な態度をを出したりします。さらには八つ当たりをしてくることも!自分本位で周りの人の気持ちを考えられない自己中な特徴があります。
上司が気分屋で辞めたい!振り回されないためにはどうすればいい?
気分屋な上司の心理や特徴をお伝えしてきました。職場に気分屋な上司がいて悩んでいる方は、たくさん当てはまったのではないでしょうか?
そんな上司がいて「毎日仕事へ行くことが憂鬱だ」「いっそのこと自分が辞めてしまいたい」なんて考えてしまう方もいるかもしれません。
そんな気分屋の上司に振り回されないための方法をいくつか紹介します。まずは以下の方法を試してみましょう。
冷静な心で受け止める
上司のことは気にしないようにして、冷静な気持ちで受け止めましょう。気分屋な上司に振り回されることなく仕事を黙々と頑張っていれば、いつか上司に対等に意見が言える立場になるかもしれません。
また、異動願いを出してそのうち関わらない状況になることも大いに考えられるため、今だけだと思っておくのが良いでしょう。
自分のせいではないと受け止める
性格の優しい方だと、上司の気分屋な態度は自分のせいと思ってしまうかもしれません。突然怒られたら、「自分が何かしたのかな?」「あの発言がよくなかったのかな?」なんて考えてしまいますよね。
しかし、周りの人は関係なく上司自身の気分屋な性格の問題のため、あなたは何も悪くありません。
自分のせいではないことを受け止めて、冒頭でお伝えした気分屋の心理を思いだしてみましょう。
「自分に自信がなくて可哀想な人だな」程度に思っておくとストレスを溜めずに済みますよ。
上司の行動を研究する
上司の行動を研究してみるのも良いかもしれません。いつどんな時に上司の機嫌が悪くなるのか、どうすると機嫌が戻るのかなど日々細かく行動をチェックして分析してみると、何か発見できる可能性があります。
解決策がわかれば回避しやすく、被害に合わないようにできるかもしれません。
必要最低限のことだけ話す
仕事なので、どうしても業務のことで話さなければならないことはあります。その際は必要事項だけ事務的に伝え、それ以上余計な話はしないようにしましょう。
つい「何かありました?」などと優しい言葉をかけてしまうと、巻き込まれてしまう可能性もあります。なるべくプライベートな話もしない方が得策です。
不機嫌な時は距離を置く
不機嫌そうな態度を感じたら近づかないようにして、距離を置きましょう。気分屋な上司の態度をどうにかしたいと思い、意見したくなることもあるかもしれません。
しかし、こういった人は部下から何か言われても残念ながら変わることはないでしょう。上司の権力を使い、不利な状況に持ち込まれたら自分が損してしまいます。関わらないようにしておくのがおすすめです。
誰かに相談する
信頼できる誰かに相談するのもおすすめです。社内の同僚や家族や友人に相談することで、自分の思いや考えを整理することができたりリフレッシュできたりするかもしれません。
特に会社の同僚であれば、社内の状況や上司の性格を理解しているので、理解を得られやすく、具体的なアドバイスをしてくれるかもしれません。
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まとめ
友人やプライベートの関係性なら、性格が合わないと思えば関係を終わらせることができます。しかし、会社で毎日顔を合わさなければならない上司が気分屋だと、会わないわけにいかず、本当に精神が参ってしまいますよね。
「仕事は問題ないのに、どうしてこの人のせいで…」という感情が湧き上がってくるかもしれません。
距離を置いたり必要最低限の会話にとどめるなどの方法を試しても、どうしても会社に行きたくなく辞めたいという気持ちになってしまうこともあるのではないでしょうか。
そんな時は、ストレスをためて心身共に病む前に、転職を考えるのも良いでしょう。転職する際は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントは企業の内情を把握しているため、応募の段階からこのような自体への遭遇を避けやすくなります。今の会社に悩んでいる方は、ぜひ一度キャリチェンにご相談くださいね。