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ハローワークとは?その種類とメリットとデメリットについて説明

ハローワークという名前自体は、誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。

けれど「ハローワークとは何か」と聞かれると、民間の転職エージェントと一体何が違うのか、一体どんなサービスを行っているのか詳しくはわからないという方も多いでしょう。

今回は、そんなハローワークについて詳しく紹介します。

目次

ハローワークとは?その特徴

ハローワークとは、ウィキペディアによると

「職業安定組織の構成に関する条約(国際労働機関条約第88号)(日本:1954年批准、昭和29年条約第19号)[1]に基づき加盟国に設置される公的職業安定組織(英:Public employment service)が運営する職業紹介所である。」

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

と記載されています。

つまり、簡単に説明すると「厚生労働省が運営する職業紹介機関」です。基本的なサービスは民間の転職エージェントと同様で、求人の紹介をしてくれる場となります。

次章で詳しく紹介しますが、ハローワークには「新卒支援ハローワーク」や「わかものハローワーク」など、いくつかの種類も存在します。

ハローワークでは障害のある方の就職活動を支援するために、障害について専門的な知識をもった職員や相談員も配置しています。

障害者のための仕事に関する情報の提供や、就職に関する相談などの支援体制も整えています。

ハローワークは全国各地に544ヶ所設置されていて、基本的な利用時間は、主に平日の8:30~17:15です。

場所によっては平日の夜間や土曜日も利用できることもあるようです。あちこちに施設があるため、気軽に利用できるのが良いところでしょう。

ハローワークの主なサービスは、求人紹介・就職や転職の相談・応募企業の選考対策・就職や転職に向けて必要なスキルを身に付けるための「職業訓練」というサポートです。

職業訓練は、基本的には無料で受講できるものが多く、事務職に必要なスキルやIT・WEBデザインのスキルなど幅広く学ぶことが可能です。

「未経験で専門スキルがないから応募ができない」という悩みを解消することができるでしょう。

また、ハローワークは離職した際に失業保険やその他手当などの手続きを行う場所でもあります。

ハローワークの種類

ひと口にハローワークといっても、実はハローワークの中でも種類がいくつか存在します。一つずつ特徴をチェックしましょう。

新卒支援ハローワーク

新卒応援ハローワークとは、その名の通り高校や大学を卒業したばかりの新卒の方や、卒業予定の方に特化した職業紹介施設です。

地元の企業のみならず、全国各地の企業の求人を検索することが可能です。

また、初めての就職活動で右も左もわからない若者へ、エントリーシートの記入方法から履歴書の作成、面接に挑む際の相談をすることができます。

わかものハローワーク

わかものハローワークとは、45歳未満の若者が対象で、正社員や正規雇用の就職を希望されている方に特化した職業紹介施設です。

通常のハローワークでは、毎回担当者が異なるのに対し、同じ職員が担当してくれるので一緒に頑張ってくれるという安心感があります。

また、いざ就職した後の相談にも乗ってもらえます。

マザーズ支援ハローワーク

マザーズハローワークとは、子育てをしながら仕事探しをしているママ向けに、職業紹介を行っている施設です。

育児中のママ向けに特化した求人検索が行える他、キッズスペースや保育スタッフが配置されているため、子供連れでも安心して仕事探しをすることができます。

ハローワークのメリット

それでは、ハローワークを利用するとどんなメリットがあるのか紹介します。

地元での求人数が多い

ハローワークの紹介してくれる求人には、地元の求人が多数あります。通常民間のエージェントでは、求人を有料で掲載するため、企業側は人員募集するのにも資金がかかります。

しかし、ハローワークは無料で掲載ができるため、一般の求人では出会えない企業と出会える可能性があります。

また、無料のため掲載数が多いというメリットも存在するでしょう。

中小、中堅企業の求人が多い

ハローワークの求人には、中小、中堅企業の求人が多数掲載されています。

全国的に有名な大企業よりも、中小企業や地元に根付いた企業で仕事をしたいという方にはぴったりでしょう。

サポートが手厚い

アフターフォローがあるのもハローワークのメリットです。

いざ内定をもらい入社した後に、求人に記載されていた内容と明らかな相違があるようなブラック企業だった場合、ハローワークが法的対処や是正に責任を持って対処してくれます。

転職を強く勧められない

担当のカウンセラーに強く求人企業を勧められるといったことが少ないでしょう。

求職者の意志を尊重してくれるスタンスのため、「転職しない方がいい」というアドバイスをされることもあるようです。

POINT

ハローワークのメリットは、地元企業で働きたい方や多数の企業から選べること。また、転職を強く勧められることがなく自分のペースでゆっくり探すことができるでしょう。

ハローワークのデメリット

次に、ハローワークのデメリットを紹介します。

大企業の求人が少ない

ハローワークは中小、中堅企業の求人が多い反面、大企業の求人が少ないことがデメリットとなります。

また、ハローワークの求人は写真がないため、どんな企業なのかイメージがつきにくということも。

高い専門性がある人は求人が少ない

ハローワークで紹介している求人は、高い専門性の必要な求人はあまり扱っていません。

そのため、高い専門性や資格の保有者にはハローワークで仕事を見つけることは難しいでしょう。

企業レベルにばらつきがある

ハローワークの求人には、企業のレベルにばらつきがあるというデメリットも。

そのため、しっかりと自分の目利きで選択しないと、将来性がない企業や零細企業など、今後の発展が望みにくい企業に当たってしまう可能性もあるでしょう。

POINT

ハローワークのデメリットは、大企業の求人が少なく非公開求人がないこと。また、高い専門性や資格を持っている方にとっては求人が少なく効率が悪いでしょう。

ハローワークと民間の転職サイトの違い

ハローワークを活用するメリットやデメリットを紹介してきました。ハローワークの活用は、合う人と合わない人がいるので注意も必要です。

求人数の豊富さ

ハローワークと比べ民間の転職エージェントは、掲載している求人数が豊富です。様々な業界や職種、さらに大企業から中小企業まで幅広い求人を扱っています。

その他、求人サイトには掲載していない非公開求人も持っているため、優良企業を紹介してもらえる可能性がグッと上がります。

キャリアカウンセラーの有無

また、転職エージェントのキャリアカウンセラーは、企業の人事担当者や現場の担当者と密接に関わりを持っているため、実際の現場の内部情報を知っています。

そのため、リアルな社内の様子を聞いてから応募することが可能で、入社してからのミスマッチも起こりにくくなるでしょう。

まとめ

ハローワークの基本的な概要から、ハローワークを利用するメリットとデメリットについて紹介してきました。

ハローワークは、地元の中小・中堅企業で働きたい方や、職業訓練を受講してそのスキルを活かして働きたい方にはおすすめの施設です。

しかし、大企業や一般には出回っていない優良の非公開求人を求めている方や企業の内情をしっかりと把握してから応募したい方、高い専門性や資格の保有者には転職エージェントの利用がおすすめです。

キャリチェンでは、質の高い企業の求人を多数取り扱っています。

また、企業とのパイプをもったキャリアカウンセラーが、あなたの転職で叶えたい希望をしっかりと把握した上で、求人を提案することが可能です。転職を考えているという方は、ぜひ気軽にご相談くださいね。