「今の会社で本当にいいのだろうか」「内定をもらったけど入社するか迷う」など、転職に迷うことは多いと思います。
働き方改革によって副業が全面的に推奨されたことやリモートワークの普及により、働き方や仕事へ対する考え方は大きく変化しました。
これからは、会社に依存するのではなく、個人の能力を高めていかなければならない時代でしょう。
そのため、自分の働き方や人生を見つめ直し、転職を考える方も増えています。
しかし、転職を迷うときはすぐに行動するのではなく、一度じっくり考えてみるのがおすすめです。
本記事では、転職するか迷うときに考え直すべきことや、転職で迷ったときに相談すべき相手など紹介するので参考にしてみましょう。
目次
転職するか迷うときに考え直すべきこと
転職したいと考えるときは、今の会社に不満や悩みがあったり、もしくはチャレンジしてみたい仕事がある場合がほとんどでしょう。
しかし、転職しようか迷っているということは、今の会社にもメリットや未練があるから悩むのではないでしょうか？
今章では、転職に悩んでいる方に向けて、転職すべきか判断する材料として考え直すべきことを6つ紹介します。
転職したい理由
転職したい理由を整理してみましょう。今の仕事が辛いと感じていると「転職しようかな…」と思ってしまうことがあります。
ミスばかりして怒られてしまったり、人間関係がうまくいかず会社に行くのが辛いときには、「転職さえすれば、この辛さを解消することができる」と短絡的な考えになってしまいます。
しかし、こういった悩みは別の会社に転職しても、同じ悩みにぶつかる可能性はゼロではないでしょう。
そして、今仕事が辛い状況なのは一時的なものかもしれません。辛い状況にいると「隣の芝は青く見える」かもしれませんが、一時の感情だけで安易に転職をしてしまうと、後悔してしまう可能性があります。
在職中には気がつかなかった会社の良さを、後から実感して後悔してしまうことのないよう、冷静になって転職すべきか考えてみましょう。
また、「今の仕事に飽きたから」といった理由で転職するのもNG。飽きては転職を繰り返してしまうと短い職歴だらけとなり、しまいにはどこにも採用されなくなってしまいます。
現在の職場で得られたスキル
今後は、会社に依存するのではなく、自分のキャリアに責任をもち個人の能力を高めていくことが求められる時代です。
今の会社の中で、自分の成長につながる仕事を得ることは不可能なのでしょうか？もし、今の会社で身につけられる能力やスキルがあるのであれば、転職を思いとどまった方が良いでしょう。
とくに、これらは20代前半の若者に多く見られる問題で、しっかりとした軸がないのに、なんとなくの理由で転職してしまう方が多いです。
転職に迷っているときは、「今の会社で得られるスキルを獲得しきったか」ということを考えて判断しましょう。
本当に転職しなければ実現できないのか
転職して叶えたいことは、本当に転職しなければ実現できないのか考えてみましょう。転職せずとも、今の会社で実現できる可能性があるかもしれません。
たとえば「チャンレジしたい仕事の部署へ異動させてもらう」「社内のスキルアップ制度を利用する」など、今の会社でできることがないのか考えてみましょう。
また、副業ができるのであれば、転職しなくとも副業でチャレンジしたいことを試してみるのも手です。
居心地の良い職場から転職する強い意思はあるのか
30代や40代にもなれば、役職が付き今の仕事にも慣れきっている状態でしょう。この慣れた環境のことを「コンフォートゾーン」と呼びます。
このコンフォートゾーンにいる状態を、人はとても居心地良く感じ、ずっとそこに留まっていたくなってしまうものなのです。今あなたが転職を迷う理由は、コンフォートゾーンが影響していないでしょうか？
新しい環境に身を置くことは、とても新鮮で自分をより成長させてくれる可能性があります。しかし、その反対に居心地の良い環境から離れるリスクも存在するのです。
コンフォートゾーンを抜け出してまで、転職したい強い意思があるのか考えてみましょう。
転職して得たいものがあるのか
転職に成功するには、今得られているメリットを捨ててでも、転職して得たいものなのかで判断すると良いでしょう。
人は今あるものを次第に当たり前のように感じてしまう生き物です。そのため、今あるものへの感謝がなくなってしまい、なくなって初めて気が付くものです。
今あるものを紙に書き出し、それらを失ってでも転職したい意思があるか自分に問いかけてみましょう。
将来を考えた時に有利になるのか
将来を考えた時に、この転職は有利になるのかどうかは判断する上でとても重要です。「今の会社の業績が良くない」「この先を考えると衰退していくであろう業界だ」という場合には、今の会社に居続けても未来に期待ができません。将来を考えて早めに転職した方が良いでしょう。
転職で迷うときの相談は誰にすべき？
転職で迷うときに、一般的に会社の上司や同僚、家族、友人に相談する方が多いです。上司や同僚は同じ仕事をしているため、相談もしやすいでしょう。
とくに、人生の先輩でもある上司は、的確なアドバイスをしてくれる可能性があり頼り甲斐があります。
また、友人や家族ならあなたの気持ちを汲み取ってくれ優しく相談にのってくれるでしょう。
しかし、上司や同僚は利害関係が存在するため、あなたの転職を引き留めようとしてくる場合があります。
また、友人や家族は、転職経験がなく的確なアドバイスを行うことができなかったり、関係性が近すぎるため感情的になりやすかったりするかもしれません。
そのため、転職の相談は、利害関係のない転職エージェントに相談するのがおすすめです。上司や同僚も、人生の中で数えるほどしか転職の経験がないでしょう。
しかし、転職エージェントは数多くの方の人生を見てきている「転職のプロ」です。
転職エージェントに在籍するキャリアカウンセラーは、第三者として客観的なプロのアドバイスを行うことができます。また、企業ごとの特色をよく理解しているため、あなたに合った企業を提案することができるでしょう。
＼転職の相談は誰にすべき？上司や同僚・ハローワーク・転職エージェントなどそれぞれのメリットとデメリットを紹介／
まとめ
転職するか迷うときに考え直すべきことや、転職で迷ったときに相談すべき相手などを紹介してきました。
「転職したいけど応募するか迷う、辞めた方がいいのかもしれない」「今の会社にこのままいて本当に良いのだろうか」と迷うということは、今の会社にもメリットや未練があるからです。人は失ってからでないと気づかないことがたくさんあります。
しかし、転職してから気付くのでは遅いため、まずは今記事でお伝えしことを参考に、自分でじっくり考え直してみましょう。その上で、やはり答えが出ないのであれば転職エージェントへ相談するのがおすすめです。
キャリチェンでは、LINEから気軽に相談カウンセリングの予約を取ることができ、対面だけでなくWEB面談や電話面談も行っています。まだ転職するかわからない…という方でも無料で相談可能なので、ぜひ気軽にご相談くださいね。
