就職活動を行う際に、「何も資格を持っていないと選考が不利になるのでは?」「何か就職活動で有利になる資格はあるのだろうか?」と考えている方もいるのではないでしょうか?
今回は、資格を持っていることで得られるメリットの紹介とともに、不動産系や食品系などジャンルごとにおすすめの資格を紹介します。
目次
資格は就職に有利になる?資格を持っているメリット
そもそも、資格を持っていると就活に役立ったり有利に働いたりすることはあるのか気になる方が多いのではないでしょうか?
実際には、新卒採用の際に資格を持っていないからといって、採用の合否に直接影響することはないと言われているようです。
その理由として、新卒採用ではスキルよりもその人のポテンシャルを重視しているためです。
「それなら、資格を取っても意味がないの?」と思ってしまう方もいるでしょう。しかし、資格の取得はまったく意味がないわけではありません。
ここでは、資格を取ることで得られるメリットを2つ紹介します。
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興味関心があることを伝えられる
資格を取得することで得られるメリットの一つとして、自分の興味関心について伝えることができることがあげられます。
例えば、あなたが「歴史検定」を持っているとします。そうすると履歴書にその旨を記入することによって、あなたが歴史に興味があることを伝えられ面接の際に話題になることがあります。
もしも面接官も同じように歴史が好きであればその話題で盛り上がる可能性もあるでしょう。
スキルの高さを伝えられる
次に、スキルの高さをアピールすることができることもメリットでしょう。
例えば、あなたが「私はパソコンが得意です。WordもExcelも使用できます」とアピールしたとします。
しかし、これでは面接官はあなたがどれぐらいのスキルの高さがあるのか判断することは不可能です。
そんな時に「私はMOSの資格を持っています」と伝えることができれば、面接官はあなたのパソコンスキルの高さを、客観的に判断することが可能になります。
自分のスキルを「第三者機関が認めた証」として証明できるため、取ることは無駄にはならないでしょう。
また、女性は結婚や子育てによって、しばらく仕事から離れることも起こるでしょう。
子育ても終わりまた仕事に復帰したいと思った時に、専門的な資格を持っていることで就職しやすくなります。
資格を持っているメリットは、自分の興味関心を面接官に伝えることができたり、第三者期間が認めた「客観的なスキルの高さ」を示すことが可能。
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就職に有利な資格はある?おすすめの資格を紹介
就職に少しでも有利な資格があれば、取得しておきたいと考える方もいるのではないでしょうか?
とくに、高卒者は大卒者に比べて就職が不利になりやすいことがあります。そんな時に、資格を取ることで少しでもマイナス面を補うことが可能です。
ここでは、就職に強いおすすめの資格をジャンルごとに紹介するので参考にしてください。
全般
どんな職種だとしても高評価を与えることができるのが、「普通自動車免許」と英語力を示すことのできる「TOEIC」です。
普通自動車免許
普通自動車免許は、入社するのに必ず必要な企業もあります。とくに、タクシー乗務員やトラック運転手は免許がないと仕事にならない資格です。
しかし、それだけでなく不動産の営業職もお客さんを物件まで車で案内することがあり、普通自動車免許が必要な企業もあります。
自動車学校の入学には約30万円の学費が必要ですが、仕事だけでなくプラベートの行動範囲が広がるメリットもあり、持っておくと良い資格の一つでしょう。
英語系
英語の能力をスコアで証明できる「TOEIC」は、グローバル化が進んだ現代では持っておくと様々な企業で有利になる資格でしょう。就活で活かすためには、最低でも600点は取っておく必要があります。
さらに、英語力が必要な企業に入社するには、730~800点以上を目指すのがおすすめです。
オフィス系
ここでは、オフィス系の仕事に就くためにおすすめの資格を紹介します。
MOS
「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト資格」を省略してMOSと呼びます。WordやExcelなどの利用スキルを客観的に証明できる資格であり、MOSにはいくつかの科目やバージョン・レベルがあります。
事務職や営業職など企業勤めしている人のほとんどの人が、このスキルを役立てることができるため、汎用性が高い資格となるでしょう。
MOSを持っていることで、企業としては即戦力として期待できるので就職にも有利に働くでしょう。
秘書検定
秘書検定とは、社会人として基本的なビジネスマナーや常識を身に付けることのできる資格です。正しい敬語の使い方やビジネス文書の作成、電話や来客対応のマナーなどを学ぶことができます。
専門的な資格ではないため、持っていることで有利になることはあまりないかもしれません。
しかし、知識を身に付けることで自信が付き、堂々と面接に挑むことができるメリットがあるでしょう。
文書情報管理士
文書情報管理士は、公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)が認定する資格です。
オフィスで取り扱う文書類・帳票類・伝票類などの紙文書をスキャナ保存したり、大量の書類を効率よく安全に保存するための法律や規格などの知識を学ぶことが可能です。
民間企業以外に官公庁や自治体などでも、文書情報管理士の資格を求めているようです。
ただし、テクノロジーは常に進化しているため、文書情報管理士の資格は一度取得しても一生ものではなく、5年毎に更新が必要です。
食品系
食品系の資格は豊富な種類があり、「薬膳マイスター」や「きき酒師資格」のようにおもしろい資格があります。その中でも、就職として直結しやすいのは「調理師免許」と「管理栄養士資格」。
調理師免許は、調理業務に携わる際に必須な資格であり「国家資格」です。ホテルやレストラン、居酒屋などの様々な飲食店に就職することができます。
管理栄養士資格も、調理師免許と同様に国家資格に当たります。栄養士よりも幅広い業務が可能であり、給食施設や保健所などで、患者さんに栄養管理の指導を行うことができます。
また、就職だけでなく、資格を活かして料理研究家やフードコーディネーターとしてメディア出演するなど、様々な場所で活躍することができるでしょう。
不動産系
不動産系では、毎年約20万人もの方が受験する「宅建」がおすすめです。宅建とは、「宅地建物取引士」の略称で、不動産取引の専門家を証明する資格です。
宅建の資格を取得することで建築会社や金融機関・不動産管理会社などへの就職が有利になります。
また、入社後も資格手当てが支給されたり、独立開業やキャリアアップを狙ったりすることも可能です。
金融系
最後に、金融系の就職で役に立つ資格を2つ紹介します。
FP(ファイナンシャルプランナー)
ファイナンシャルプランナーは、「ライフプランニングと資金計画」「金融資産運用」「タックスプランニング」「リスク管理」「不動産」「相続・事業承継」といった6つの分野を扱う、お金のエキスパートです。
銀行や保険、証券などの金融業界の就職にとても役立つ資格になります。また、就職以外にも年金や不動産・相続・資産運用など自分の人生設計にも大きく役立つため、取得しておいて損はないでしょう。資格は通信でも独学でも取得が可能です。
簿記
簿記とは、企業の営業取引や経営活動を帳簿に記録する技術を示すための資格です。
簿記の中にもいくつか種類がありますが、その中でも一般的なのが「日商簿記検定」です。
初心者でも比較的取りやすく、独学でも通信講座でも取得可能です。
簿記の資格はとくに、経理の仕事に就くのにおすすめの資格になります。それ以外にも、会社のキャッシュフローの予測ができたり投資先としての価値予測ができたりするなど、経営者やビジネスパーソン・個人としても勉強しておくと役に立つ知識が得られます。
とりあえず就職してみるのも手
資格を持っていることで得られるメリットの紹介や、不動産系や食品系などジャンルごとにおすすめの資格を紹介してきました。
やはり資格がないと就職に不利なのでは?と感じる方もいるかもしれません。
しかし、新卒や第二新卒などの若者の転職活動では資格がないからと言って不利になることはないと言われています。就職してからスキルを身に付けることも十分可能です。
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