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先輩の退職によって業務量が倍増
大学卒業後、入社したのは30名ほどのシステムインテグレーターでした。3か月間の研修を受けて、エンジニアの道を歩み始めました。パソコンやプログラム自体は就職するまで特に得意というわけではありませんでしたが、ITはこれからも伸びると感じていましたし、よい就活ができたと感じていました。
当時担当していたのはグループ会社全般の管理システムで私と3つ上の先輩社員二人でその開発と保守を担当していました。人と接するのはそれほど好きではなかったですし、エンジニアは向いていたと思います。
入社して1年ほどたって、その先輩社員が退職することになり、今まで二人で担当していた業務をすべて一人でやらなくてはいけないことになりました。その先輩も会社に対して一生懸命「自分が辞めた後、一人だけでこの業務をすることはできない。早急に後任のエンジニアを採用するべきだ」といってくれていたのですが、会社にはうまく通じなかったみたいです。
会社からは「今は何とか頑張ってほしい」しか言われず、結局自分だけで担当することになりました。
エンジニアからキャリアチェンジした体験談はこちらにもあります。
気が付けば体調を崩していました
そこからは予想はしていましたが、毎日、終電で帰るような日々が続きました。終電で帰れればまだよいほうで、朝までの作業という日もあった気がします。
私も無理に一人で頑張らず、こまめにSOSを発信すればよかったですが。結果的には過労で倒れるまでやってしまいました。
その後、目は冷めているけど動けないという日が続いて、病院にいったら適応障害という診断でした。友人にもハードワークで鬱になった人間をみていましたが、正直、まさか自分がなるとはおもっていませんでした。
会社には結果的に迷惑をかける形での退職となり、しばらくは治療をしていました。体調はほどなくだいぶ良くなったのですが、どうしてもエンジニアとしてまた現場に戻るというのは選択できず、なにか別の仕事をしたいと考えていました。
直接雇用は難しくても、別の形で働くことができる
先ほど話をした先輩が事業会社で働いていると聞いて相談をしたところ、ウェブディレクターの募集しているということだったので、応募したのですが、残念ながら採用にはなりませんでした。
それならキャリチェンに登録してみたらどうだと言われ、登録をすると、キャリチェンを通じてその会社のディレクターとして働くチャンスをいただけました。
直接雇用ではないですが、こうした形で働くこともできるんだと感謝しています。きっと知らない人も多いと思います!!
上司には前職での話をしていまして、ほぼ定時で退社させていただいてます。もちろん土日もしっかりお休みを頂戴しています。なので、体調は全く問題ありません。いまはまだ無理せずゆっくり働いていきたいと考えています。