「28歳で転職活動を始めても遅いのかな…」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。
とくに、女性の場合は結婚や出産など、ライフスタイルに変化が起こりやすい年齢のため、採用されにくいのではないかと考えてしまうかもしれません。
今回は、そんな28歳という年齢にフォーカスを当て、28歳での転職は難しいのか、28歳で転職するメリットや企業が求めること、転職を成功させるポイントなど紹介します。
目次
28歳で転職するのは難しい？遅い？
「女性は結婚もあるし、28歳で転職活動を始めても遅いのかな…」「未経験の仕事に就きたいけど、今からでは難しいのでは…」
「異業種に転職したいけど、スキルなしでも採用してくれるのだろうか…」とさまざまな不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
しかし、実は28歳は転職市場でとても採用ニーズの高い年齢なのです。28歳というと、後輩指導やチームリーダー、マネージャーとしての経験を積んできてる方も多くいるのではないでしょうか？
企業は年齢が上がるにつれて、このような後輩育成やマネジメントスキルを求めるようになります。そのため、会社目線で考えてみると28歳は「即戦力」として期待ができる人材なのです。
主体的に業務に取り組む姿勢があり、知識や経験、対応力などを身に付けてきた年齢であり、なおかつ伸びしろにも期待できるため、企業にとってとても魅力的な年齢なのです。
次章では、28歳で転職することがどれほど良いか、そのメリットを見てみましょう。
28歳で転職するメリット
28歳で転職するメリットを4つに分けて紹介します。
社会人スキルが身についている
28歳は、高卒や4年制大学卒で働き始めた場合、5～10年程度社会人経験を培ってきたことになります。
この経験から、ビジネスで必要となる「ポータブルスキル（人と関わる対人力や仕事を処理していく対課題力）」が備わっていると企業から判断される年齢です。
新卒や第二新卒の頃に比べ、自分に自信もついてきたと実感している方が多いのではないでしょうか？
その実感は間違いではなく、社会を経験して培った人柄や基本的なビジネススキルが身についているため、転職してもすぐに即戦力として活躍できるでしょう。
柔軟性と適応力が身についている
28歳という年齢は、柔軟性と適応力が身についていると企業から期待されます。30代や40代以降になってしまうと、前職で経験してきたことに固執してしまい新しい職場のルールややり方を吸収しづらくなってしまいます。そのため、企業からは敬遠されてしまいがち…。
しかし、28歳であればまだフレッシュさがあり、前職のやり方にそこまで固執することなく、新しい環境でもその会社の社風に合わせられる柔軟性があるでしょう。
職場に馴染みやすい
28歳は、職場に馴染みやすいこともメリットです。教えてくれる先輩が自分よりあまりにも年下になってしまうと、仕事がやりずらいと感じる方もいます。
反対に、教える側の先輩も、年上を指導するのはやりにくいと感じてしまうでしょう。しかし、28歳ならそこまで年齢差がなく職場に馴染みやすい年齢です。
また、28歳のうちに転職をしておけば、2年間の経験を積み30歳の時点で仕事を任される立場になっている可能性も高いでしょう。
転職需要が高い
新卒者とは違い、5〜10年近い社会人経験やスキルを積んでいるにも関わらず、柔軟性も兼ね備えている28歳という年齢は、転職需要がとても高い人材です。
28歳の女性というと、結婚や出産ですぐに辞めてしまうのでは？と企業からの懸念も気になるところでしょう。
しかし、近年は結婚退職する人も少なく、共働きが当たり前となり女性もキャリアを築く時代です。
女性が長く働きやすいように体制を整えている企業も増えています。また、近年の女性の初産の平均年齢は30.7歳と言われているため、まだ出産まで少し時間のある28歳のうちに転職しておくのがおすすめです。
28歳に企業が求めること
次に、企業が28歳の転職者に求めることを紹介します。
即戦力
28歳の転職者に企業側が期待していることは、「即戦力」です。28歳にもなると基礎的なビジネスマナーは当然身についています。
その上で、後輩を育てる立場となり、ある程度責任のある仕事を任されていたのではないでしょうか。
企業からすると、20代前半の転職者とは違いこれらの教育コストをかけることがなく、即戦力として活躍してくれる期待値の高い人材なのです。そのため、面接の際は即戦力として活躍できる点をアピールしましょう。
専門スキル
転職となると新卒採用とは異なり、経験を踏まえた実績が求められます。そのため、その企業に必要な専門スキルを持っていることはとても大きな武器となります。これまでの経験や担当した業務を活かすことができれば、大幅な年収アップも期待できるでしょう。
社会人としての基礎力
社会人としての基礎力は大前提としてチェックしています。「社会人基礎」とは、仕事をしていく上で重要な基本的能力のことで、大きく分けて３つあります。
・前に踏み出す力（アクション：主体性、働きかけ、実行力）
・考え抜く力（シンキング：課題発見力、計画力、想像力）
・チームで働く力（チームワーク：発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコントロール力）
企業はこの能力を備えていることを前提とし、その上で自社にとって必要なスキルや、会社でどのように活かせるのかといった適応力も見ています。また、目的意識や意欲的に取り組む姿勢ももちろん必要になるでしょう。
28歳での転職を成功させるポイント
最後に、28歳での転職を成功させるポイントを3つ紹介します。
スピード感を持つ
少しでも好条件で転職を成功させるには、スピード感を持つことが重要です。30代になると若さという武器が使えなくなってしまい、スキルや経験が重要視されるため、採用へのハードルが上がってしまいます。
とくに、未経験の職種や業種にチャレンジしたい方にとっては今が最後のチャンスといっても過言ではありません。
転職活動はすぐに採用までたどり着くわけではないため、のんびりしているとあっという間に1年が過ぎてしまいます。決断したらすぐに行動を起こすことが成功のポイントでしょう。
自己分析を行う
転職で採用されるポイントは、しっかりと自己分析ができているかどうかです。とくに、自分の強みや弱みへの理解、過去の実績、入社後に叶えたいこと、将来のキャリアプランなどが明確になっていない状態で面接を受けても、質問に堂々と答えることができないでしょう。
軸がなく、なんとなく応募してしまうと、何人もの採用面接を行っている採用担当者には簡単に見抜かれてしまいます。自分についてしっかりと深掘りし、転職を通して叶えたいことの軸を持つことが大切です。
ライフプランを立てる
女性で28歳という年齢は、結婚や出産などのイベントが発生しやすい時期です。
産休・育休が十分に取れるか、時短勤務が可能かどうかなど、今の生活だけを考えて選ぶのではなく今後のライフプランを考えた上で転職先を選ぶと失敗しにくくなります。
また、企業側からすると採用しても数年で離職されるリスクを懸念しています。そのため、採用する女性のライフプランはとても気になるところです。
結婚・出産の予定や、出産後も仕事を続けられるのかなど、今後のプランについてしっかりと説明できるようにしておくと良いでしょう。
まとめ
28歳での転職は世の中の市場的に難しいのか、28歳で転職するメリットや企業が求めること、28歳での転職を成功させるポイントなど紹介しました。
28歳という年齢は、社会人としての基礎力があり、前職での経験を活かし即戦力として活躍してくれる期待値の高い人材と考えられています。
さらに、まだ若さとポテンシャルもあるため、転職市場でとても人材ニーズの高い年齢です。
しかし、30代になるとポテンシャル採用してもらうことは難しく、スキルや経験重視となり転職は一気に難易度が高くなります。
そのため、転職を考えているのであれば、28歳の今転職活動をするのがベストでしょう。
「自己分析ができない…」「面接でどんなことをアピールしたらいいかわからない…」と悩んでいる方は、まずはキャリチェンにご相談ください。転職のプロであるキャリアカウンセラーがあなたの転職をサポートします。
