仕事が暇だと聞くと、羨ましく感じる人もいるでしょう。しかし当の本人にとっては「冗談じゃない!」と言いたいですよね。
日本の多くの会社の一日の就業時間は8時間です。もし就業時間8時間の大部分が暇だと、仕事に対してのモチベーションが下がるのは間違いありません。仕事が暇なことで、ストレスを感じることも多いです。
そもそも、なぜそんなに仕事が暇になるのでしょうか?この記事ではこの問題の原因や対処法について解説します。ストレスが少しでも軽減されるはずです。
目次
仕事が暇だと何が辛くなる
周りが忙しく仕事をしているのに、自分だけが暇でやる事がないと「何をやっているんだろう」という気持ちになりますよね。自分はこの会社必要ないのではないかとそんな気持ちにすらなってきます。
1日仕事が暇という事が毎日だと耐えられない状況です。気持ちもどんどんマイナスな方へ行ってしまいます。仕事が暇で考えられる心理状況について話をします。
仕事のやりがいがない
仕事が忙しい時は時間に追われながらも、終わってみるとやりがいや達成感があります。しかし、仕事中暇でする事がなくただ座っているだけだと、やりがいは感じられません。
「これが毎日続いたら、自分はどうなっていくんだろうか」
ととても不安になりますよね。目が回る程忙しい状況は欲しい訳ではないけど人並みに仕事がしたい。でもそれができなくてみじめな気持ちになってしまいます。
成長できないことに焦る
同僚が、バリバリと成果をあげてドンドン成長する姿を見るとても焦りますよね。自分もこの状況何とか打開して成長して行きたいと気持ちばかりが焦る事でしょう。
しかし現実は自分は仕事がなく暇な状況で何をして良いかも分からない……。となるとどうしても仕事に対してやる気がなくなってしまいます。
自分自身が成長出来ないと「こんなに仕事が暇なら転職してしまおうか」と考え始めるようになります。
自己肯定感が下がる
仕事が忙しい時は、やりがいも感じるし周りからも評価され自然と自信がついていきます。
しかし、仕事が暇だとどうしも気持ちがマイナスになりがちです。この状況は自己肯定感もドンドン下がっていきます。
「自分がダメだから仕事をもらえないのではないか」
と考えるようになり精神的に辛くなりますよね。気持ちが落ち込んでいるのでなかなか自分から何かしようとする気力も起きなくなり会社にいる意味すらも分からなくなってしまう人が多いです。
罪悪感を感じる
仕事が暇でする事がないのに他の人と同じ給料をもらうとなると罪悪感を感じる事があります。
「他の人は、仕事に見合った給料なのに暇な自分も同じ額もらってしまった」と感じてしまいがちです。
また、仕事が暇なのは新入社員時代にもよくある事です。まだ出来る事が少ないので当然と言えば当然ですが人によっては罪悪感を感じてしまします。
そんな時上司に「仕事は何かありませんか?」と聞くと仕事が与えられる状況もありますが聞く事も勇気がいりますし強いストレスを感じる事もあります。
仕事が暇になる理由
仕事が暇な時の心理状況について、これまで解説してきましたが、そもそも「なぜこんなに暇なんだ!」と考えた事はありませんか?仕事が暇な時期が続くとどうしても気持ちが落ち込みやすいです。
しかし仕事が暇な状況はあなたに原因がある訳ではない事も多いです。では具体的にどのような状況なのか見ていきましょう。
会社の経営状況が悪い
「仕事が暇なのは自分の能力がないからでは?」
と考えてしまう人もいますが実際そうではない状況も多々あります。では具体的にはどういう暇な状況かを見て行きましょう。
仕事が暇な状況として多いのはその会社業績が悪化している事が挙げられます。業績が悪いという事は当然仕事量も少なくなります。そのような状況で社員に均等に仕事を回すには難しくなります。
この場合は仕事が暇なのはあなた悪い訳ではないので落ち込む必要はありません。もし仕事が暇な状況が続くようなら転職も視野に入れてみると良いでしょう。
会社が人を雇うと国から助成金や補助金がもらえる
国には、人を雇う事によって助成金や補助金が出る仕組みがあります。中にはそれをもらうために会社が暇な状況にも関わらず増員する会社もあります。
当然、人を増やした所で全員に仕事が行き渡る訳もないのでどうしても暇な時間を過ごす社員が出てきてしまいます。社員からすると勘弁して欲しいですよね。もし身近に仕事が暇な事について相談ができそうな人がいれば相談してみるのも一つの方法です。何か解決策が見いだせるかもしれません。
時期によって仕事量に違いがある
時期によって仕事量に差があるのも社員に原因ない事として多くある状況です。例を挙げますとサービス業はこの状況に当てはまる事が多いです。俗に言う「繁忙期」であれば休憩する暇もない位毎日バタバタと動き回っています。
しかし「閑散期」に入ってくると繁忙期が嘘のように仕事量が少なくなります。そうなるとどうしても何もする事がない時間が出来てしますため仕事が暇という状況になりやすいです。
この場合は「また、繁忙期に入れば忙しくなるから焦る事はない」とプラスに考えましょう。皆さんに原因がある訳ではないので気にしなくて大丈夫です。
仕事が暇な時の対処法
仕事が暇な状況が皆さんに原因がない事も多いとお伝えしました。そうは言っても仕事中8時間も暇だというのはしんどいですよね。もしする事がなくて困っているなら自分で何か出来る事がないかを探してみましょう。
やる気がある姿勢を見せる事で上司からの評価が上がったり信頼を得る事が出来るかもしれません。そうするとやりがいを感じ自信もつきます。
今出来る事からやってみましょう。
自分で仕事を作ってみる
仕事が与えられないなら、自分から仕事を作る努力をしてみましょう。例えば
・過去に作った資料を見返してみる
・マニュアルを読み返す
・何か手伝う事がないかを聞いて回る
などが挙げます。資料をもう一度見かえしたマニュアルを読み返す事によって新しく発見出来る事があるかもしれません。そうなるといざ仕事が忙しくなった時や何かを任せれた時に活かす事ができます。
それにより信頼を得て更に大きな仕事を任される可能性もあります。
資格の勉強をする
本当に何もする事がない時は、資格の勉強をする事も1つの方法です。資格は何でも良いという訳ではく出来るだけ今の仕事に関連したものを選択しましょう。
会社は資格を持っている人を重宝する傾向にあります。専門的な知識を持っている人に仕事を任せたいと考えるからです。
皆さんが資格を取れば間違いなく上司から「あの人なら資格を持っているし良い仕事をしてくれそうだ」と思われます。仕事を与えられ結果を残せばまたさらに大きな仕事やプロジェクトに参加出来る可能性も広がります。
ネットサーフィンや読書をする
仕事が暇な時は読書をする事も良いでしょう。単純に漢字の勉強になる他にも脳を活性化させたり表現を豊かにしてくれます。仕事にも良い影響を与えてくれるでしょう。
また、ネットサーフィンをする事もおススメです。とは言っても趣味丸出しのページを仕事場で見ている事は好ましくありません。できるだけ仕事内容に関連したページを見るようにしてください。
また、ネットサーフィンをしている姿は周りから見ると一生懸命仕事をしているようにも見える利点もあります。
身の回りの整理整頓をする
自分の周りの仕事が出来る人を思い浮かべてみてください。その人のデスクはきちんと整理整頓されていませんか?物がどこにあるかをしっかりと把握すると仕事の効率も自然と上がってくるものです。
もしどうしてもする事がなく困った時はデスク周りと整理整頓して仕事が出来るアピールをしてみましょう。綺麗にする事で上司からの評価が上がる事も十分に期待できます。
転職をする
色々な方法を試してみたが一向に状況が改善されない事も考えられます。仕事が暇な状況が続くのであれば転職活動を始めてみましょう。長く暇なのであればその職場は皆さんに良い影響を与えません。
今の会社が暇でも新しい会社がそうであるとは限りません。自分を輝かせてくれる職場が転職活動を通じてあるのであれば迷わず転職をする事をおススメいたします。
まとめ
仕事が暇な状況というのは、とても苦痛です。もし周りが忙しく仕事をしているのに自分だけが暇なのであれば、自分は要らない人間なのではないかと段々マイナスの方向へ気持ちが向かってしまいますよね。
しかし、必ずしもそうではないという事は覚えておいてください。
具体的には
・会社の業績が悪い
・人が足りているのに更に増員して仕事が回って来ない
・繁忙期と通常期の差が激しい
という事が挙げられます。これな皆さんではどうしようもない事なので落ち込む必要はありません。仕事が回ってくるように自ら動く事で何かが変わる可能性もあります。行動する事で周りからの信頼を得る事が出来れば仕事がなく暇で辛いという事はなくなります。
出来る限りの事をしても状況が改善しなければ転職を視野に入れてみてください。皆さんがやりがいのある毎日を送れるように応援しています。