休み明けは、仕事に行きたくなかったり憂鬱な気持ちになったりして、「仕事に行きたくないな…つらいな…」と感じる人もいるでしょう。
とくに、正月やお盆などの長期休み明けは、顕著に仕事に行きたくない気持ちが現れるのではないでしょうか?
中には「休みの間に自分がミスを起こしていて、上司や同僚から怒られるのではないか」と怖い気持ちから、体調不良になってしまったことのある人もいるかもしれません。
仕事への怖さや不安な気持ちがあると、休み明けにやる気スイッチが入りづらく、集中できないことで仕事の効率も落ちてしまいます。
今回は、休み明けに仕事に行きたくなくなる原因を具体的に紹介し、どうしたら「行きたくない」という気持ちを変えられるのか、対処法を紹介していきます。
目次
休み明けに仕事に行きたくない!その原因
まずは、自分がなぜ「仕事に行きたくない」と感じているのか、その原因を探ってみましょう。
原因が分かれば、それを解消することでマイナスな気持ちを払拭することができます。
以下に具体的な7つの例をあげてみます。この中にあなたの状態に当てはまる原因はあるでしょうか。
仕事にストレスがある
仕事にストレスがあると、仕事に行きたくなくなるでしょう。仕事で残業続きだったり、上司によるハラスメントや仲間からの嫌がらせを受けていたりしないでしょうか?
労働環境に問題があるとストレスを感じるのは当たり前です。明らかにストレスがあれば、それから逃げたいという気持ちから、憂鬱な気分が生じるでしょう。
\仕事が怖い、行きたくない時には?/
仕事にやりがいを感じられない
仕事にやりがいがなければ、働く意味を見出すこともできず、仕事に行くのがなんとなく嫌だと感じてしまいます。
仕事が忙しいし大変だけど、やりがいがあるから楽しいと感じている人は、仕事へ行くのが嫌という気持ちにはならないでしょう。
業務が辛い
業務内容が自分に合わなくて辛いという原因も考えられます。仕事の量や内容が自分のできる範疇を大きく超えてしまうと、モチベーションは上がりません。
自分の可能な仕事量を超えて仕事を続けてしまうと、脳が疲弊するからです。脳が疲れることで、鬱々とした気持ちが生まれやすくなってしまいます。
働く意味がわからない
働くことのモチベーションが「お金稼ぎ」だけであると、仕事をしようという気持ちにエンジンがかかりづらくなってしまいます。
働いて得た給料を何に使うのか、目的をもつのがおすすめです。自分へのご褒美を買う、趣味のために使うなど目的があることで、自発的に働こうという気持ちが生じます。
休日に予定を詰め込んでいる
日々のストレスを発散させようと、休日にやりたいことや遊びの予定をたくさん詰め込んでいる人もいるでしょう。
しかし、趣味に没頭し過ぎたり、ぎゅうぎゅうに遊びの予定を立てたりすることは、身体を疲れさせてしまいます。そのため、疲れが取れず休み明けに行きたくないと感じることもあるでしょう。
休日との変化に心身がついていかない
休日との変化に心身がついていかないことも理由の一つです。休み中は、自由な生活で身も心も完全にリラックスできるでしょう。
しかし、休み明けは会社で周りの目を気にしながら、緊張して仕事に専念しなければなりません。休日と休み明けの気持ちに落差が大きいことで、その現実に脳が驚いてしまうのです。
驚いて萎縮した脳からは、ドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンなどのやる気をもたらすホルモンの分泌が低下してしまいます。その結果、気持ちが憂鬱になってしまうことがあります。
生活のリズムを整えるのが大変
生活のリズムを整えるのが大変という問題もあるでしょう。休み中は次の日に寝坊しても大丈夫という安心感から、ついつい夜更かししてしまいがちです。
しかし、休日の間に生活リズムが夜型になってしまうと、仕事のある平日にそのリズムを引きづってしまいます。睡眠不足になると「眠い」「だるい」「吐き気がする」などの不調が起きやすくなってしまいます。
休み明けに仕事に行きたくない!そうならないための対処法
「明日の仕事に行きたくない…」と感じる前に、どのように過ごしていれば休み明けの仕事をスムーズに始められるのか対処法をお伝えします。
規則正しい生活を心がける
休み中も規則正しい生活を心がけるようにしましょう。つい夜更かしして、夜型生活になってしまうことがあります。しかし、昼夜が逆転してしまうことで、朝起きた時に憂鬱な気持ちになってしまいます。
また、日中は頭がぼんやりとしてしんどいと感じたり、仕事中に眠いと感じたりします。さらに、夜になってもなかなか寝付けないことも起こります。
休日の最終日は平日の同じ時間に起床し、就寝するように心がけて体内時計が乱れないようにしましょう。
身体を動かす
自律神経の切り替えをゆるやかに行うために、休日の最終日に軽い運動(ウォーキングやジョギングなど)を取り入れることがおすすめです。
平日は仕事があるため、交感神経のスイッチがONになっている状態です。その反対に、休日はリラックスして過ごすため、副交感神経が優位の状態になります。
副交感神経が優位の状態から、すぐに休み明けに交感神経をONにすることは難しいため、休日の最終日に軽い運動をするのが良いです。
また、可能な限り太陽の光を浴びれる屋外での運動をすると良いでしょう。適度な運動はストレス解消の効果も期待できます。休み明けの体調不良を防止するのにも役立つでしょう。
呼吸を整える
大きく深呼吸をすることで、副交感神経が活発になります。副交感神経を活性化することで、気持ちが安定したり憂鬱な気分を和らげたりすることができます。
呼吸が早かったり浅かったりするときは、交感神経が優位になっている可能性が高いでしょう。交感神経が活発な時は、体が疲れやすい状態になってしまいます。気分が憂鬱になりやすいため、注意しましょう。
休み明けになり気分が落ち込んでいると感じたときは、副交感神経を働かせるように大きく深呼吸して呼吸を整えましょう。
趣味をする
休日に趣味に没頭する時間を作りましょう。趣味を楽しむことで、「体を動かす」という行為と同じように副交感神経が作用し、リラックスにつながります。
また、「趣味を楽しむために働こう」「働いて趣味のための資金を貯めよう」など趣味があることで、仕事のモチベーション維持にも繋がります。
一方で、趣味に熱中しすぎてしまうとアドレナリンが出て、夜になってからどっと疲れを感じてしまうことがあります。休み明けの切り替えをスムーズに行うために、趣味を適度に楽しむことが大切です。
単純作業から始める
休み明けは、あまり考えずにできる単純な作業から仕事を始めるようにしましょう。単純な作業をこなしていくうちに仕事の感覚が蘇り、仕事への自信ややる気を取り戻すことができます。
これは心理学的にも証明されている方法で、人は一度行動を始めるとだんだんとやる気が出てきて、そのやる気は継続できるようになるという性質を利用したものです。
休みの日には、生活リズムを崩さず適度な運動を行い、趣味を楽しんだり深呼吸して呼吸を整えたりしましょう。また、休み明けの最初の仕事は単純作業となるように予定を組んでおくのがおすすめです。
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まとめ
休み明けに仕事に行きたくない原因や、そうならないための対処法を5つ紹介しました。仕事に対してストレスがあったり、働く意味がわからなかったりすると、仕事に行きたくなくなるでしょう。
今回紹介した原因の中に、思い当たるものはあったでしょうか?
まずは、紹介した対処法を試してみて変化があるか見てみましょう。しかし、それでもやっぱり仕事に行きたくないと感じるのであれば、その職場があっていない可能性も高いでしょう。
その場合は、転職を考えるのも手です。どんな職場に転職すれば、この気持ちが解消されるのかわからないという方は、転職エージェントへ相談するのがおすすめです。
キャリチェンでは、転職のサポートを無料で行っています。ぜひ気軽にご相談くださいね。