人には個性があり、向き不向きというものが存在します。自分の事は自分が誰よりも分かっていると考える方もいるでしょうが、客観的に自分に合っている職業や職種を判断してくれるツールが適職診断です。
この記事では、適職診断のメリットとデメリットについて紹介しています。また、どうせするなら当たるものを選びたいところだと思いますが、おすすめの適職診断ツールも併せて紹介しています。
適職診断に興味のある方はもちろん、どの適職診断が良いのか迷っている方も是非参考にしてみてくださいね。
目次
適職診断を使うメリット
適職診断を使うメリットは、何と言っても就職や転職をする際の指針になることです。
多種多様な会社の求人がある中で、自分がどの会社に就職や転職を目指すのか迷うことも多いです。
そんな時に適職診断の結果をもとに会社を選んでいくのも一つの手です。それでは具体的にメリットを見ていきましょう。
就活の方向性を決められる
就活をする際、はっきりとやりたい仕事が決まっていれば突き進むのみですが、多くの場合は様々な会社の説明会を聞いたり、ネットで調べたり、時には実際に面接をしていく中で方向性が決まっていきます。
そんな中で適職診断を使うと自分の就活の方向性を決めることができます。なぜなら、適職診断で自分の向き不向きや、強み等を知ることが出来るからです。
自分に向いている仕事を見つけられる
中々、自分自身でこの仕事に向いているという判断は難しいものですが、適職診断をすることで、自分に向いている仕事を見つけることができます。
多くの適職診断ではツールの問いに答えることで、客観的に自身の特徴を分析してくれ、アウトプットとして向いている職業を教えてくれることもあります。
自分の強みを見つけられる
適職診断では自分の強みを見つけられます。その強みを活かした業界や仕事に就くことで、仕事のパフォーマンスもよくなり、自身のキャリア形成を充実したものにするきっかけにもなります。
逆に、自分の弱みを教えてくれる場合もあります。もちろんそれが全てではないかもしれませんが、どの会社で働くか迷っている場合には一つの判断材料になりえます。
ちなみに、未経験の業界にキャリアチェンジをする際にも適職診断の結果を参考にすることも有用です。キャリアチェンジについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
\キャリアチェンジとは?/
適職診断のデメリット
適職診断は自分を知り、有利に就職や転職、ひいてはキャリアプランを描くためのツールとして有効です。
ただし、気を付けておきたい点もありますので、適職診断のデメリットをいくつか紹介していきます。
メリットとデメリットを両方理解した上で、ツールをうまく活用していきましょう。
就活の幅を狭めてしまう恐れもある
適職診断の結果、自身に向いている特定の業界や職種のみをターゲットに就職や転職活動を行うと、職業の幅を狭めてしまう恐れがあります。
例えば、せっかく自身が興味のある業界があり、そこを目指していたのに、適職診断で向いていないからと言って、すぐにあきらめるのももったいないです。
確かに適職診断により、ある程度的を絞って活動する事が可能となります。
ただ、適職診断の結果が全てではありません。適職診断の結果のみに注視して、視野が狭くなってしまうと自分の将来の選択肢が狭まってしまいます。
信頼できるわけではない
適職診断の結果はあくまでも参考であり、絶対的に自分を示すわけではありません。そもそも、人の考えや性格は常に同一というわけではなく、その時々の気分や体調、経験等によって変わります。
適職診断を受けた時の結果が自分の全てではないという事です。また、複雑な人の心や適性を完璧に診断できるツールは存在しません。
とはいえ、ここら辺はおすすめするツールもありますので、詳しくは後ほど紹介していきます。
おすすめの適職診断のおすすめツール
適職診断のサイトは多くあり、どれが良いのか迷うところです。これからは具体的に、当たると評判の高いおすすめの適職診断のツールを紹介していきます。
「キミスカ適性検査」
「キミスカ適性検査」は、逆求人サイト「キミスカ」のサイト内で受けられます。質問に答えることで、職務適性やビジネス戦闘力というものが分かります。
他の適職診断と比較すると質問が多く、その分分析項目が多いことが特徴です。
また、この診断結果を元に自己分析に活用したり、プロフィールを充実させることで企業からスカウトがくるきっかけとなることもあります。
dodaキャンパスの「適性検査GPS」
「適性検査GPS」は就活支援サイトの「dodaキャンパス」に登録すると、無料で受けることが出来る適性検査です。
設問数は全部で23問あり、3つの質問のうち、最も当てはまるものと最も当てはまらないものを選択していきます。
診断する事で自分の強みが三角形の図で示されます。自身の弱みも分かるので、改善できる点がわかりますし、就職や転職では強みだけではなく弱みも聞かれることがあるので、その対策にも利用できます。
OfferBoxの「適性診断AnalyzeU+」
「適性診断AnalyzeU+」は逆求人サイト「OfterBox」に登録すると受けられる自己分析診断ツールです。
251個の質問の答える事で、社会人基礎力と次世代リーダー力という2つの結果が偏差値形式で表示されます。
問題数が多い為、分析結果が詳しいところに特徴があります。また、適性診断の結果を見た企業からオファーが来ることもあります。
マイナビの「適性診断MATCH plus」
「適性診断MATCH plus」は「マイナビ」に会員登録すると、利用することが出来ます。
162問の問題に回答する事で、非常に詳細かつ多角的な解説を受け取ることができます。
分析結果項目は、「パーソナリティの特徴と強み・弱み」「社会人基礎力」「業界適正ランキング」「職種適正ランキング」「過去結果との比較」「社会で役立つ能力の身につけ方」の6つです。
自身の分析だけでなく、アドバイスも受けることが出来る点と、結果をPDFでダウンロードできる点も特徴的です。
「ミイダス」
「ミイダス」とは、「doda」を手がけるパーソルキャリアと同グループのミイダス株式会社が提供する転職サービスです。
「ミイダス」では3つの診断を受けることが出来ます。1つ目の「市場価値診断」は職務経歴や経験、スキル情報から自分の転職市場における想定オファー年収を知ることが出来ます。
2つ目は「コンピテンシー診断」で、160問程度の質問に回答する事で自身の強みや上司・部下としてのタイプ、ストレスを感じやすい環境などが分かります。
3つ目の「パーソナリティ診断」は128問の質問への回答により、生まれ持った個性と今のコンディションという2つの側面を知ることが出来ます。ミイダスも登録する事で企業からのオファーが来ることもあります。
「キャリアインデックス」
「キャリアインデックス」が提供する適職診断は、特に登録などは不要ですぐにすることが出来ます。
39個の質問に回答する事で、自分に向いている職種や仕事観、長所・短所といった項目を教えてくれます。
登録不要なので、気軽に診断を受けられる事もメリットと言えるでしょう。
「適職診断16」
「適職診断16」はお手軽版と精度重視版の2種があります。どちらも登録なしにすぐに結果を知ることが出来ることがメリットです。
また、具体的にどの職業に向いているかも教えてくれるので、自分が思いもしなかった職業に適している等も知ることができます。
「適職診断ナビ」
「適職診断ナビ」は会員登録なしですぐに行うことができます。30問程度の質問に答えることで、性格やキャリア志向性、行動特性から具体的な職業を表示してくれます。
「チェンカーベルの60秒でわかるお仕事価値観診断」
最後に、私達「キャリチェン」が提供する「チェンカーベルの60秒でわかるお仕事価値観診断」を紹介します。
こちらも会員登録なしで行うことが出来ます。10問の質問に答えることで、自分が転職の際に例えば給料や休みなどの内、何を重視するのかを示してくれます。
適職診断でよくある質問まとめ
適職診断は、質問に対して「はい」「いいえ」「どちらでもない」の3択から回答を選ぶものが多数です。ここからは、適職診断でよくある質問の例文を紹介します。「適職診断をやってみる前にどのような質問があるのか先に見ておきたい」という方は要チェックです。
・定時で帰れる仕事がしたい
・人をサポートすることが好き
・コミュニケーション能力が高い方だと思う/人と会話するのが好き
・仕事よりもプライベートを優先したい
・感情の起伏が激しい方だ
・計画性がある方だ
・几帳面な方だと思う/めんどくさがりな方だと思う
・社会常識がある方だと思う
・感情が豊かな方だと思う
・論理的思考ができる方だと思う
・一度決めたルールは守る方だと思う
・学歴や社会的地位を気にする方である
・人や環境の小さな変化に気づきやすい方だ
・コミュニケーションをする上で、自分を表現することが苦手な方だ
・自分に自信がある方だ/ない方だ
・他人のサポートをすることにやりがいを感じる
・相手の期待に応えるために、我慢をしてしまうことがよくある
・他人の行動をチェックしがちである
・感情の起伏が激しい方だ
・他人の前で自分の感情を出すのが苦手な方だ
・実力主義の会社で働きたい
・尊敬できる上司の元で働きたい
・福利厚生の充実した会社で働きたい
・転勤のない会社で働きたい
・自分のアイデアや考えを尊重してくれる会社で働きたい
・仕事と休日のオンオフはしっかり切り替えたい
適職診断では、上記のような質問に回答していくものが多いです。用意された選択肢に対して答えていきます。無料で診断できるサイトも多数なので、ぜひチャレンジしてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?世の中には様々な仕事がありますが、それ以上に人には多種多様な個性があり、向き不向きや価値観は千差万別です。そして、意外と自分の事は分からないものです。
適職診断をすることで自分を客観的に分析することが出来、また面接などで自身の長所をアピールしやすくなります。
適職に悩む方は、一度試してみるのもいいでしょう。キャリチェンではご紹介したお仕事価値観診断はもちろん、経験豊富なスタッフが一人一人に合ったお仕事を紹介しています。迷っている方は良かったらお気軽にご相談してみてくださいね。