「周りに比べて落ち込みやすく、仕事が辛い」「人の目を気にしすぎてしまい仕事に行くのが怖い」と言った悩みはありませんか?
そういった方は、もしかしたら、HSPという性質を持っているかもしれません。
HSPとは生まれ持った先天性な性質のことで、今や5人に1人がHSPと言われています。
今記事では、HSPの性格の特徴やHSPに向いてる仕事、向いてない仕事など紹介するので、参考にしてみましょう。
目次
HSPとは?性格の特徴
HSPとは、「Highly Sensitive Person」の頭文字をとった言葉で、感受性がとても強く周囲の刺激を敏感に受けやすい、繊細な気質を持っている人のことを指します。
現代では、5人に1人はHSPだと言われており、後天的なものではなく生まれ持った性質なのです。
HSPには以下のような特徴があります。
- 自己肯定感が低い
- 一人、または少人数が好き
- 刺激に敏感
- 共感しやすい
- 疲れやすい
- 小さな音でも気になってしまい集中できない
- 頼まれると断れない
- 急な変更が起こるとパニックになる
HSPの特徴は、対人関係や環境の変化に弱いことです。
共感能力が高く感受性が強いがために、悩みすぎてしまったりストレスを抱えやすかったりする特徴があります。そのため、HSPは仕事選びに悩む方も多いでしょう。
HSPにおすすめの仕事
ここでは、HSPに向いているおすすめの仕事を紹介します。
HSPの仕事選びで重要なのは、自分の性質をネガティブに捉えるのではなく、特性を活かした仕事を探すことです。
人との関わりが少ない仕事
HSPは大人数が苦手で、人の感情を感じとりすぎてしまう特徴があります。そのため、人との関わりが少ない仕事はおすすめです。
たとえば、研究職や倉庫作業、新聞配達などは人との関わりが少ない仕事に当てはまります。他にも、家事代行や清掃員などもあまり人と関わらず、黙々と作業できる仕事でしょう。
\ 人と関わらない仕事を探したい/
クリエイティブな仕事
イラストレ-ターやハンドメイド作家など、感性が求められるクリエイティブな仕事も、HSPにおすすめです。HSPは、常に周囲にアンテナを張って生きています。
クリエイティブな仕事は、HSPの特性である感度や感受性の高さを発揮できる仕事のため、特性を活かすことができるでしょう。
\イラストレーターの仕事とは?/
細かい繊細な仕事
細かい繊細な仕事もHSPに向いています。細部まで気を配れるHSPは、正確さが必要な仕事が向いていると言われています。
工場のライン作業や検査・検品の仕事、事務、経理、データ入力などがこれに当てはまります。
共感力の活かせる仕事
HSPは相手の痛みや喜びなど、共感力のとても高い性質を持っています。そのため、共感力の活かせる仕事も向いています。
たとえば、マッサージ師や看護師、セラピスト、カウンセラー、保育士などの仕事がおすすめです。相手に親身に寄り添うことのできるHSPなら、やりがいを強く感じられるでしょう。
場所を選ばずに働ける専門的な仕事
エンジニアやWEBデザイナー、WEBライターといった、場所を選ばずに働くことのできる専門職も良いでしょう。
HSPは人の反応を気にしすぎてしまう性質があるため、人の目のない在宅だと力を発揮しやすくなります。
WEBデザイナーは、数ミリ単位でデザインを作成する細かい作業がほとんどです。
また、エンジニアもコードを一つ打ち間違えればサイトが動かないほど、正確さが問われる仕事です。細かい繊細な仕事が得意なHSPにぴったりでしょう。
\Webデザイナーの仕事内容/
HSPに向いていない仕事
次に、HSPに向いていない仕事を紹介します。向いていない仕事を避けることで仕事を選びやすくなるので、こちらもチェックしてみましょう。
人との関わりが多い仕事
HSPに向いてる仕事の反対となりますが、人との関わりが多い仕事はHSPには向いていません。
他者の言葉を過敏に感じてしまうので、人との関わりが多いほど大きなストレスになってしまいます。
休みの取りにくい仕事
ストレスを溜めやすいHSPは、体調の波が出やすくなります。そのため、休みの取りにくい仕事は合わないでしょう。
休日出勤が多かったり有給が取りにくい職場だと、自分の体や精神面をうまくリセットできなくなってしまいます。
精神的なことから体調不良にもなってしまうので、避けるのが無難です。
事業のビジョンに共感できない仕事
事業のビジョンに共感できない仕事をするのも向いていないでしょう。HSPは自分が大事にしている価値観と異なるサービスを売ったり、事業に共感できない部分があるとストレスを感じてしまいやすいです。
仕事へのモチベーションも落ちてしまうため、「仕事に行きたくない。辞めたい…」と思ってしまうでしょう。
急な変更や対応の多い仕事
急な変更や対応などの多い仕事も向いていません。HSPは一つ一つの仕事を丁寧にこなしたいと考えています。そのため、突発的な仕事が多いと、着実に丁寧にこなせなくなり、ストレスを感じてしまいます。
ノルマのある仕事
HSPは、体育会系の企業やノルマのある仕事は苦手とします。現場作業や不動産などは根強く体育会系が続いており、根性論を語られることも多いです。そのため、HSPへの理解も低いでしょう。
また、保険や金融、外資系企業などの営業職はノルマや売り上げ目標が厳しい業界です。常に成果を上げなければならない環境のため、周囲のプレッシャーや精神的負担が大きいでしょう。
HSPが仕事を探す際のポイント
HSPが自分にあった仕事を見つけるためのポイントを紹介します。以下の3つのポイントを意識して探しましょう。
環境や人間関係を重視する
職場の環境や人間関係は、働く上で大きなウェイトを占めるものです。職場の人間関係が悪いと、仕事で聞きたいことを聞くにも躊躇してしまったり、相談しにくくなってしまいます。
「仕事だから仕方ない」と割り切ることが苦手なHSPにとって、人間関係は仕事を選ぶ上で大切な基準でしょう。
興味の湧く仕事を選ぶ
HSPの人は、自分が興味を持てるかどうかがとても重要です。HSPの人は一度考え出すと、考えが止まらなくなってしまう性質があります。
そのため、自分の興味のある好きな仕事であれば、とことん考える特性がプラスに働き、仕事がうまく進むでしょう。
自分の強みを活かす
自分の強みを活かすことが、HSPの人にとって大切です。どうしても自分の特性をネガティブに考えてしまい、克服しなければいけないと考えてしまいがちです。
しかし、生まれつき持っている特性のため、無理に変えることはとても難しいことです。無理に性格を変えるよりも、自分の持つ個性を長所と捉え、活かすことに目を向けましょう。
HSPが仕事を選ぶときの注意点
HSPが仕事を選ぶときは、まず自分の苦手なことを正しく把握しましょう。自分を正しく把握することで、向いていない仕事や職場の判断ができるようになります。
HSPの診断や特性をチェックすることで、HSPの性質を掴むことができます。しかし、これらは全ての人に全ての事柄が当てはまるわけではありません。
たとえば、一般的にHSPは急な変更や対応の多い仕事は苦手とされていますが、そうではない方ももちろんいるでしょう。
自分が今までやってきた仕事の経験の中で、どんなときに嫌な気持ちになったのか、どんなときに辛いと感じたのかなど、自分を客観的に見つめて把握することが大切です。
まとめ
HSPの性格の特徴や、向いてるおすすめの仕事、向いてない仕事、HSPが仕事を探す際のポイント、注意点など紹介しました。
HSPには、感受性の強さ、繊細さ、刺激に敏感、大人数が苦手など、さまざまな特徴があります。これらの特性が邪魔をして、仕事がうまくいかないこともあったかもしれません。
しかし、HSPが仕事をうまくこなしていくには、仕事選びが大切です。
HSPの特性をネガティブに捉えるのではなく、持ち味として特性を活かした仕事を見つけましょう。
しかし、一人きりで考えていても、自己肯定感の低さから冷静に分析できないこともあるでしょう。そんなときは、第三者である転職エージェントから客観的なアドバイスをもらうことがおすすめです。
キャリチェンでは、あなたの悩みをしっかりとヒアリングし、適性のあるお仕事を紹介しています。ぜひ気軽にご相談くださいね。