Webマーケティングの仕事に関心があるけど、実際の業務内容や1日のスケジュールにイメージが持てない方も多いでしょう。
この記事では、Webマーケティングの業務内容や1日のスケジュールについて紹介します。この記事を読んで、Webマーケティングの働き方について理解を深めましょう。
目次
Webマーケティングとはどんな仕事?
一口にWebマーケティングといっても、携わる業務は多岐に渡ります。ここでは、Webマーケティングの具体的な仕事内容を紹介します。
集客施策
Webマーケティングの重要な仕事の1つが「集客」です。「集客」とは、多くのユーザーにWebサイトへ足を運んでもらうことを指します。
集客の際に重要になる施策の1つが、SEOです。SEOは、検索エンジンで検索を行なったときに、自社のWebサイトを上位に表示するようにWebサイトを制作することを指します。SEOではコンテンツ作成や見やすいWebサイト作りなどを行います。
広告の運用
集客の施策の1つに、広告の運用があげられます。主に、リスティング広告を用いることが多いです。広告の運用では以下の3点が重要になります。
・ゴール設定
・運用方針の決定
・施策の実行
上記のPDCAを回し、集客につなげます。なお、広告コストは高額になることが多く、費用対効果をチェックすることも重要です。
アクセス解析
Webマーケティングでは、アクセス解析も重要な仕事です。アクセス解析は、CVRを改善していくために行います。
CVRとは、Webサイトへ足を運んだ人のうち、実際に商品を購入したり会員に登録したりするなどした人の割合のことです。
CVRを改善するために、Webサイト全体の改善やデザイン、カテゴリーページなど細部に渡る改善を行います。
リピーターの獲得施策
購買活動を行なったユーザーが継続して商品やサービスを購入してくれるように、リピーターを獲得することも、Webマーケティングの重要な役割です。
リピーターを獲得するためには以下の2つの施策が代表例です。
・メールマガジン配信
・SNS活用
ユーザーに対し定期的にメールマガジンを配信し、接点を持ちます。ただし、配信回数が少ないと効果が薄いため、登録者を増やすことや購読率を高めること、解除率を下げることなど数多くの取り組みを行います。これらの施策を通じてユーザーとの関係を構築していきます。
SNS活用では、LINEやnstagram、Twitterなどを利用してユーザーにアプローチを行います。単に運用しても意味がないため、目的やコンセプトの設計、ターゲット選定、KPIの設定など綿密に行い運用を行います。
Webマーケティングは、「集客施策」「広告の運用」「アクセス解析」「リピーターの獲得施策」が主な仕事内容です。
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Webマーケティングの具体的な1日の流れ
Webマーケティングのおおよそのスケジュールは以下のような流れになります。
・08:50 メール・チャットチェック ・09:00 各種データ・数値チェック ・10:00 打ち合わせ(社内) ・12:00 ランチ ・13:00 ミーティング(社外) ・14:00 集中タイム! ・16:00 作業時間 ・17:00 メール ・チャット返信など雑務 ・18:00 退社 |
Webマーケティングの仕事は、緊急度の高い案件や何ヶ月も集中して取り組む案件などによって日々の仕事内容やスケジュールは変わってきます。そのため、必ずしも上記のスケジュール通りにならないことが多いので、あくまで例として参考にしてくださいね。
・08:50 メール・チャットチェック
業務開始前にメールやチャットを確認します。緊急対応が必要な連絡、重要な連絡をチェックするとともに、さっと返せるメッセージの対応を行います。
・09:00 各種データ・数値チェック
業務開始後は、KPIや事業上重要な指標をチェックします。Webサイトでエラーが起きていたりすると、事業に多大な影響が発生するため、緊急対応が必要になります。問題なく運営できているかをチェックすることは、Webマーケティングの重要な要素の1つといえます。
・10:00 打ち合わせ(社内)
Webマーケティングは1人で完結する仕事ではなく、社内のメンバーと協力して案件を進めていくため、営業や関係者とのすり合わせや進捗確認が重要になります。
たとえば、コンテンツの企画であれば、SEO担当者やコンテンツ担当者とのミーティングを行い、企画内容のすり合わせや進捗の確認を行う必要があります。
対応している案件や状況によってミーティングの内容は変わるため、毎週定期的に開催されるものではなく、プロジェクト毎にメンバーや議題が異なります。
・13:00 ミーティング(社外)
Webマーケティングでは、外部のパートナーと連携することも多くあります。たとえば、新しいコンテンツを作るために、外部の編集者やライターとの打ち合わせを行います。社内と同様に、プロジェクトによって関わる外部パートナーは異なります。
・14:00 集中タイム!
社内外のミーティングを通して出てきた課題や、新たな企画をじっくりと考える時間です。考えるテーマは、企画や戦略を練る時間に充てたり、競合やマーケットのリサーチやデータ集計に充てたりとそのときに抱えるプロジェクトによってさまざまです。この時間は話しかけられたくないので、ヘッドホンをして、個室に籠るメンバーもいます。
・16:00 作業時間
作業時間では、事務作業やそこまで集中しなくても対応できる作業を行います。議事録の作成や経費精算などを行い、その日残ったタスクを消化していきます。
・17:00 メール・チャット返信など雑務
終業間近になったら、明日のスケジュール確認や準備、メールやチャットを確認して必要なメッセージに返信をします。翌日滞りなく業務を進められるように準備し、就業時間を迎えます。残業については、抱えているタスクの量や緊急度に応じて個人の裁量で行います。
Webマーケティングの仕事に必要なスキル
Webマーケティングでは、どのような知識やスキルが求められるかご存知でしょうか。ここではWebマーケティングに必要なスキル紹介します。
Webサイトの構築スキル
Webサイトを構築するスキルが1つめに必要です。自身でWebサイトを構築することで、Webサイトの仕組みを理解できます。また、HTMLやCSS、JavaScriptなどの必要な知識を身につけることができます。
データの収集や分析スキル
データ収集・分析能力はWebマーケティングに必要なスキルです。Webマーケティングの活動は全て数値で表されます。数値を分析し、次の施策を考えることがWebマーケティングに求められています。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力も重要なスキルです。SEO担当、コンテンツ担当、ライターなどと協力し、1つのWebサイトを作るためには、コミュニケーション能力はとても大切なのです。
マーケティング知識
当然ながら、マーケティングの知識も欠かせません。知識をアピールするには履歴書に記載ができる資格がおすすめです。「マーケティング・ビジネス検定」や「ネットマーケティング検定」、「Web解析士」といった資格取得を検討すると良いでしょう。
Webマーケティングの仕事には、「Webサイトの構築スキル」「データの収集や分析スキル」「コミュニケーション能力」「マーケティング知識」など幅広いスキルが必要です。
\Webマーケティングに必要な資格/
まとめ
今記事では、Webマーケティングの仕事の内容や1日の業務内容の流れ、Webマーケティングの仕事に必要なスキルなど紹介しました。
Webマーケティングの仕事は集客から分析、リピーターの獲得までとても多岐に渡る仕事です。そのため、「Webサイトの構築スキル」「データの収集や分析スキル」「コミュニケーション能力」「マーケティング知識」など、必要なスキルの幅も広く、覚えることがたくさんあるでしょう。
しかし、結果が数字として目に見える形で現れるため、とてもやりがいを感じやすい仕事です。業務内容の幅も広いことや、時代の変化に伴い常に新しいインプットも求められることから、知的好奇心も刺激してくれるでしょう。
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