「営業職に就きたいけれど、何か持っていると有利になる資格はあるの?」「営業職に役立つ資格があればおすすめが知りたい」などと思っている方がいるのではないでしょうか?
営業職に活かせる資格は数多くあり、身につけたいスキルや知識、携わりたい仕事によっておすすめの資格も変わってきます。今記事では、営業職に役立つ資格を営業全般と業界ごとに紹介します。希望する業界への転職・就職や営業としてのキャリアアップを考える際に参考にしてみてください。
目次
営業職全般に役立つおすすめの資格3選
まずはじめに、営業職全般で役に立つ資格をご紹介します。どの業界でも活用できるので、ぜひ資格取得を検討してみてください。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOSとは、マイクロソフト・オフィス・スペシャリストの略称です。WordやExcelといったOffice製品についての知識を問う資格です。世界的に利用されるOfficeに関する資格であり、ほとんどの職場で活かすことができます。
営業職では、営業資料やプレゼン資料の作成など、製品を使って頻繁に資料作成を行うため、知識が直結して役立ちます。また、キャリアアップや就職・転職時に評価される資格です。
TOEIC
ご存知の方も多い英語の能力を示す「TOEIC」も営業職で役立つ資格の1つです。TOEICは、主に大手企業や海外に積極的に進出している企業、外資系企業などで、就職や転職を行う際にチェックされます。これらの企業の応募を考えている方は取得しておきましょう。
営業士
営業士検定は、日本営業士会による民間の資格です。初級、上級、マスターの3ランクがあり、営業としての必要なマーケティングや営業技術を保有していると評価されます。営業としての基礎をアピールする際に有効な資格です。
【業界別】営業職で役立つおすすめの資格13選
営業職に役立つおすすめの資格を業界別に紹介します。自身の所属する業界でのキャリアアップや希望する業界への就職・転職に役立ててください。
金融業界
金融業界でおすすめの資格は、「ファイナンシャルプランナー」と「証券外務員1種」です。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは、お金に関するエキスパートとして、個人の一生涯に渡る資金計画を支援する資格です。銀行や保険、証券など金融業界で働く際にファイナンシャルプランナーの知識が役立ちます。中には知識を活かして独立している方もいます。
証券外務員1種
証券外務員は、金融商品を取り扱うプロフェッショナルです。1種外務員は、株式や国債、投資信託に加え、信用取引やデリバティブ取引といったリスクの高い商品を扱うことができます。証券を販売する証券会社をはじめ、金融商品を扱う銀行や保険、不動産業界などで役立つ資格です。
保険業界
「生命保険募集人」「公的保険アドバイザー」の資格が保険業界で役立つ資格です。
生命保険募集人
社団法人生命保険協会が実施している資格です。生命保険の外交員は、全員この資格を持っており、生命保険の営業活動を行う人には必須の資格と言えます。
公的保険アドバイザー
公的な保険である健康保険や介護保険、雇用保険、そして年金に関して幅広い知識を保有しているのが公的保険アドバイザーです。
ライフプランの中にあるリスクに対し、金融サービスを通じて適切なアドバイスを行います。民間資格であり業務独占資格ではありませんが、金融知識の豊富さで保険業界をはじめとした金融業界での就職や転職でアピール材料になります。
不動産業界
不動産業界では、「宅地建物取引士」と「マンション管理士」の資格がおすすめです。
宅地建物取引士
不動産売買や賃貸物件の斡旋時に、重要事項説明を行うために必要な資格です。不動産業界で仕事をしていく上では必須の資格と言えます。未経験から不動産業界へ転職を希望する際に、資格を保有していると高い評価を得られるでしょう。
マンション管理士
国家資格の1つであるマンション管理士の資格は、マンションの維持・管理をアドバイスするコンサルタント的な業務を行うことができます。マンション管理の業務は資格がなくてもできますが、専門知識を保有しているアピールにつながります。
今後は老朽化したマンションが増えると言われており、マンション管理士は将来のニーズが見込める資格の1つです。
人材業界
人材業界で活かせる資格は、「キャリアコンサルタント」と「職業紹介士」の2つがあります。
キャリアコンサルタント
2016年に国家資格として創設されたのが、キャリアコンサルタントです。個人の能力開発や職業選択をサポートします。企業の人事や大学の就職支援課の他、人材紹介や人材派遣会社などでも活用できる資格です。
職業紹介士
職業紹介士は資格名からもわかる通り、職業紹介の専門家として専門知識や高い実務能力を証明する資格です。主には、人材紹介会社にて活用が期待できます。
資格を保有していなくても業務を行えますが、人生の大事なキャリアに関わる仕事として求職者へ安心感を与える資格と言えます。
経営コンサルティング業界
「中小企業診断士」や「MBA」は経営コンサルティング業界でおすすめの資格です。
中小企業診断士
中小企業診断士は、主に中小企業の経営課題に対して診断や助言を行う専門家です。資格を保有していなくとも、中小企業のコンサルティングは可能です。しかし、経営には幅広い知識や関連機関との連携が重要になります。それらを保有している証として、中小企業から安心して仕事を任せてもらう際に役立つ資格です。
MBA
MBAとは日本語で経営学修士のことです。大手企業のCEOのうち、実に4割がMBA取得者と言われています。将来的に企業や経営層にチャレンジしたい人にとって、おすすめの資格です。
広告・マーケティング業界
広告・マーケティング業界で役立つスキルは、「Google AdWords認定資格」「Web解析士」「Webアナリスト検定」です。
Google AdWords認定資格
AdWordsとはGoogleの提供する広告管理・運用サービスのことで、Googleの広告に関する認定資格です。インターネット広告分野ではGoogleがほとんどシェアを抑えており、インターネット業界で広告に携わりたい時に知識や実際の運用で役立つスキルと言えます。
Web解析士
Web解析士は、WebマーケティングやWeb解析に関する基礎知識を保有していることを証明する資格です。Webマーケティング業務の遂行と効率化、Web解析による課題発見、改善計画の立て方などが身につきます。未経験からWeb業界にチャレンジを希望する場合、一定の知識を保有していると評価を得られる資格です。
Webアナリスト検定
Webアナリスト検定も、Web解析士同様にWeb系の知識を浅く広く問う資格です。Webアナリストは、主にGoogleアナリティクスというデータ分析について問われる資格内容となっています。営業職に必要な「課題発見」スキルを身につけることもできます。
まとめ
営業職全般に役立つおすすめの資格と、保険や不動産などの業界別におすすめの資格を全16選で紹介しました。営業職に就きたい方は、営業全般に役立つスキルの取得や、自分の希望している業界に役立つ資格の取得を検討してみましょう。
しかし、転職の際は資格を持っているだけではなく、実務での実績が何より大切です。応募書類や面接では、過去の自分の実績をうまくアピールすることを考えましょう。
「自己アピールが苦手…」「どんなことを強みとして打ち出したら良いのかわからない」という方は、キャリチェンにご相談ください。あなたの強みを引き出し、書類作成や面接のサポートをいたします。