誰もが失敗したくないと考える企業への面接。
しかし、重要な書類や財布、筆記用具だけで急なトラブルを乗り越えることは、少々心許ないと言えるでしょう。
この記事では、どんなトラブルに見舞われても、印象良くスマートな面接ができるように、面接の際に持ち歩くと便利なアイテムをピックアップして紹介。
面接が決まった方のなかで、「なにを持っていけば安心なの?」と困っている方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
目次
面接時に持っていきたい持ち物とは?必須項目をチェック
面接へ出掛ける場合において、天候や場所によっては、傘や電車などで使う電子マネーカードなどが必要になることでしょう。
さらに面接場所となる企業のデータがすぐに確認できるような資料などもあると安心を確保できます。
SNSを見てみても、
明日のバイトの面接で、今日受けた連絡に持ち物例で、住民票記載事項証明書が必要って書いてた。今日来た連絡だから明日には間に合わない。どうすればいいんだろう…
— くりりん (@Yu_kn__) November 26, 2021
と、面接を受ける企業によっては必要書類などが異なる場合もあります。
ここでは面接時に持っていくと便利なものをピックアップして紹介します。
資料や書類、履歴書が入る大きめのバッグ
面接へ出掛ける場合、履歴書や企業の情報が掲載された資料などを持ち歩くことが主です。
履歴書は三つ折りにして封筒に入れ持ち歩くこともありますが、折り曲げたり汚したりしたくない場合はクリアファイルに入れて持ち歩く方もいるかと思います。
クリアファイルや資料などがまるごと入るリクルート用のバッグを1つ持っていることで、面接時だけでなく、働き始めたときにも用意する必要がありませんから、就活を行う場合はリクルートバッグを用意すると良いでしょう。
会社案内の書類や履歴書のコピー
会社案内は原本でも問題ありませんが、万が一外出先でなくしたり落としたりした場合に、面接後に確認したいと思っても用意できなくなってしまいます。
このような場合を避けるためにも、会社案内の書類や履歴書は、原本だけでなくコピーを数枚用意しておき、面接後でも会社概要や履歴書内容が確認できるようなスタイルを取るクセを付けておくと良いでしょう。
筆記用具
今の時代メモを取るためにはスマホを使うことがメジャーとなっていますが、面接時においてスマホの使用は好印象を受ける企業はまだまだ少なく、使用許可が出るまでは使うべきではないと考えましょう。
面接時の重要な会話内容をメモしたり、次の面談の日程などを相談されたりする可能性もあります。
ほかにも、企業によっては適性テストを実施する場合もあります。面接時に筆記用具を借りると言った行動にならないよう、自らで準備・持参するようにしましょう。
財布やスマホ
外へ出掛ける場合の基本として、財布やスマホを忘れてしまう方は少ないのではないでしょうか。
電車に乗って企業へ行く場合は電子マネーカードが必要になるでしょうし、スマホにはアラームや地図アプリなどを導入し、道案内をしてもらいながら移動する方も多いため、出掛ける前は今一度カバンのなかに間違いなく入っているかを確認しましょう。
腕時計
普段の生活の名残から、スマホや携帯電話をポケットにしまって行動する方も多いはず。
しかし、そのクセが付いたまま面接を行うことは、第一印象が大切になる面接では極力避けたいものです。
そのような事情を考慮すると、カバンにしまっておく方が大半と言えるでしょう。
適性テストや面接時間などにおいて時間を確認したい場合には、腕時計を付けることがマスト。
さらに腕時計を付けていることで、すでにビジネスシーンを意識した姿勢が企業側に好印象に映ることもあります。
腕時計を付けて面接に臨む場合はカジュアルなデザインよりも、スーツにマッチしたデザインを選ぶようにしましょう。
ハンカチやティッシュ
外出する場合ハンカチやティッシュを持ち歩く方は多いかと思います。
面接においても、女性であればメイクを直す際に使ったり、男性であれば汗を拭いたりなど、細かいシーンで使うことが多くあります。
また、印鑑を押した際、朱肉が付いたままの印鑑をしまうのは、だらしない印象を与えてしまいかねません。
このような場合を考慮し、ハンカチやティッシュを持ち歩くことも忘れないようにしましょう。
手鏡
スマホを持つ人が多くなったことにより、手鏡のように見た目をチェックする方も増えました。
しかし、鏡を見たときと同じようにメイクを直したり、髪型をチェックしたり、さらにはスーツについたゴミを取ったりネクタイを直したりすることは難しいのが正直なところ。
また面接前にトイレで直したいと考えていても、他の面接者などの混雑が予想され、利用したくてもできない可能性も考慮すべきと言えます。
清潔な印象で面接に臨みたいのであれば、男女問わず手鏡を持ち歩くことをおすすめします。
印鑑
面接時において印鑑が必要な理由には、
- 必要書類に捺印する場合
- 健康状態の申告をする場合
- 交通費支給に際する書類に捺印する場合
の3つの可能性が考えられます。
事前に企業から伝えられることが多いですが、伝え忘れた場合書類への捺印ができず、手続きや内定の取り決めがスムーズに行えなくなってしまいますから、必要なシーンがあってもいいように持ち歩くと安心です。
予備のストッキング
女性が面接を受ける場合、ストッキングを着用することが主ですよね。
ストッキングは爪や靴を履いたときなど、比較的安易な行動で伝線してしまいます。
パンツスーツであればわかりにくいものの、座ったときに靴のなかから見えてしまうとどうしても気になってしまうものです。
どんなことが起きても良いように、コンビニなどでリザーブのストッキングを持ち歩くことで、万が一のときでも履き替えることができるため安心です。
クリアファイル
上述したように、面接における重要書類や履歴書などを持ち歩く場合に、クリアファイルなどに入れずに持ち歩けば折れ曲がったり汚れたりして良い印象を与えません。
どちらかというと、だらしないという印象を与え、せっかくうまくいくはずだった面接もうまくいかなくなってしまいます。
このような悲しい結末を迎えないためにも、クリアファイルなど書類を汚れや折れから守るものを持ち歩くと安心です。
折りたたみ傘
天気予報を事前にチェックしていても、季節柄によっては急な雨に濡れてしまうことも考えられます。
雨に濡れてしまえばスーツやセットした髪は濡れてしまい、また面接に必要な重要書類なども濡れてしまう可能性があります。
このような万が一の状況を迎えないためにも、折りたたみ傘を持ち歩くと安心して出掛けることができます。
また、自宅から少し離れた場所へ面接へ出掛ける場合も、地域では天気予報が確認できない可能性も考えられますから、少し離れた場所で面接を行う場合も、折りたたみ傘を持ち歩くことをおすすめします。
スケジュール帳やメモ帳
面接日時やその他ご自身のスケジュールが確認できるものを持ち歩くと非常に好印象です。
最近であればスマホでスケジュールを確認できますが、上述したように、面接時にスマホを触ることは、使用許可がない以上は使わないことがマスト。
そのためスマホでも確認できるものの、TPOに応じて、スケジュール帳やメモ帳などでチェックできるようにしましょう。
また、次回面談の予定や、面接で受けた質問、確認し、後日返答することになった内容などをメモする場合も、スマホではなくメモ帳などを活用したいので、面接には持っていきたいアイテムと言えます。
メイク道具
女性が面接を受ける場合は、どれだけメイクが苦手な人でも薄目のメイクを施して面接に臨みますよね。
しかし、面接会場へ向かう際に少量の汗や涙、雨などによってメイクがヨレてしまう可能性も考えられます。
メイク道具を持ち歩いていれば、面接会場の化粧室でも簡単に直せるようになるため、清潔感と自信のみなぎった1番の印象で面接に臨めるようになります。
ソーイングセット
スーツを着ていると稀に起きるのが、上げた裾がずり落ちてしまう現象です。
洗濯や歩いているはずみで落ちてしまうことがあるのですが、なかなか事前に裾のズレ落ちている状況を確認することは難しいと言えます。
さらに、ブラウスやYシャツのボタンがほつれていた場合も、だらしない印象を与えてしまいます。
万が一スーツの裾やボタンがほつれ取れそうになってしまってもすぐに直せるように、ソーイングセットなどを持ち合わせていると安心です。
ソーイングセットは100円均一でも簡単に購入できますから、面接が決まった場合は前もって準備しておくと良いでしょう。
めがね・目薬など
眼鏡使用の方の場合は常に付けているめがねですが、コンタクトの方の場合、レンズが落下によって紛失しても良いように、めがねを持ち歩くと安心です。
また、突然の目の不調やかゆみなどが起きた場合でもすぐに対処できるように、目薬などを持ち歩くのもおすすめです。
飲み慣れた薬など
緊張から身体の不調を感じる場合も考慮し、飲み慣れた薬を持ち歩くことも、安心できる要素のひとつ。
気圧や天気などの影響によって頭痛を引き起こしやすい方や、緊張することによって吐き気を感じてしまう方も少なくありません。
ほかにも、胃痛や知恵熱など、慣れない面接によって少しでも体調に影響が出た場合は、すぐに対処できるように風邪薬や胃薬、頭痛薬や吐き気止めなどを持ち歩くと良いでしょう。
モバイルバッテリー
面接へ出掛ける前に満タンにしていたスマホの充電。
しかし、緊張によって友人と連絡を取ったり電話をしたりすると、あっというまに充電が切れる可能性も考えられます。
また、スマホに面接会場まで案内してくれる地図アプリを導入している場合も、調べたり現在地をたどって案内してもらったりすると、意外に早く電池が減ってしまいます。
面接会場にたどり着いたとしても、帰りのバスや電車の時刻表を確認しながら帰りたい場合、スマホの電池が切れてしまえば路頭に迷うことになりますから、フル充電したモバイルバッテリーを持ち歩くのも安心です。
学生証や個人を証明できるもの
面接を行う企業によっては、稀に学生証の提示や、本人確認書類の提示を求められることがあります。
また、セキュリティーの観点から、社内に入る際に提示を求められる可能性も少なくありません。
どんなときに必要になっても良いように、個人の証明できる書類はひとつ持ち歩くと安心を確保できます。
めがね拭きや靴磨き
面接会場へ到着するまでの間に、雨に濡れたり、砂埃でめがねや靴が汚れたりする可能性があります。
めがねや靴はその人の印象を即座に反映させるアイテムです。
そのため、めがねが曇っていたり、靴が泥などで汚れてしまえば、だらしないといったマイナスイメージを与えてしまい、面接官を不快にさせたり悪い印象を与えてしまいかねません。
そうならないためにも、メガネクリーナーや靴磨きを持ち歩くと安心です。
また、どちらも100円均一で購入できますから、面接が決まった段階で購入して置くと良いでしょう。
スマホに入れておくと便利な情報
面接へ出掛ける際、企業情報の書かれた書類だけでなく、スマホにもある程度の情報を導入しておくと、交通機関を利用している間にチェックできるようになります。
ちょっとした時間も無駄にしないよう、ここではいつも持ち歩くスマホに入れておきたい便利な情報について解説します。
地図やナビ
企業へ向かう際の道のりや利用する交通機関などがわかるナビや地図を導入すると、迷うことなく面接会場へ向かうことができます。
また、ナビアプリを導入することで、分刻みで時間が把握できるようになるため、面接までの時間に必要アイテムを買いに出掛けたり、食事をしたりすることも可能になります。
応募先の電話番号や住所、担当者をメモしたもの
急なトラブルなどによって交通機関が遅れてしまった場合に、速やかに面接担当者へ連絡ができるよう、面接場所の企業の電話番号や担当者の名前などをメモしておくことも重要です。
現在のスマホではメモアプリが既に導入されている端末があったり、無料でインストールできるメモアプリなどが利用できたりしますから、万が一のことが起きてもスムーズな連絡が行えるよう、重要な情報をメモして持ち歩くようにしましょう。
企業の公式サイトをブックマークしてホーム画面に追加
電車内などで書類を開くのが恥ずかしい場合は、スマホのホーム画面に面接企業先の公式サイトをブックマークしておきましょう。
そうすることで、企業のどんなところに憧れを持ったのか、どのような人材を求めているのかを最終チェックでき、面接の質問時にもしっかりと答えられるようになります。
応募の際に質問される項目のスクショやメモ
面接担当者と行ったメールなどのなかで、面接時にどのような質問がなされるのかをあらかじめ教えてくれる企業もあります。
このような情報をメールアプリから開いて該当メールを探すと時間が掛かってしまうため、事前にやりとりのなかで重要に感じた内容をスクリーンショットし、カメラフォルダからすぐに確認できるようにしておくと安心です。
デキる人は持ち物から違う 万全の用意で最高の面接をしよう
一口に面接と言っても、失敗しないためには、しっかりとした事前準備が欠かせません。
万が一のことを考えて、必要なものを持ち歩けば、どんなアクシデントにも慌てることなく対処できるようになります。
しかし、せっかく準備していたアイテムも、最終チェックなくしては忘れて出かけてしまう可能性もあり、それでは用意した意味がありません。
チェック項目を参考に各種アイテムを用意したら、面接日前日にはバッグに入っているかを念のため確認することも重要です。
万が一を十分に考慮し行動できる人は、面接でもより優秀に映ります。
面接の持ち物に困った際は、ぜひこの記事をチェックリストとして役立ててください。