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面接における髪型のマナーを男女別で解説

面接において重要視したい点と言えば、志望動機や面接時の応対の仕方、質疑応答の際にうまく受け答えできるかなど、面接の中身に目を向けがち。

しかし、面接はすでに第一印象から始まっていることをご存じですか?

第一印象はおよそ3秒で決まると言われていて、目からの印象で90%以上ものイメージが決まってしまうのです。

ということはどういうことになるか。

清潔で好印象を与える服装や髪型でなければ、面接の質疑応答をせずとも、ご自身の善し悪しが決まってしまうと言うこと。

これでは、今まで就活を頑張ってきた努力もむなしく終わりかねません。

この記事では、第一印象から好印象を与え、企業側にとって「良い人材だ」と思ってもらえる髪型について解説します。

男女別でおすすめの髪型について紹介していますから、これから面接を控えている方は、最後までしっかりチェックしてくださいね。

目次

面接における髪型のマナーを知ろう

面接において重視しがちなのが、質疑応答や書類の不備がないかなど、面接の内容についてではないでしょうか。

確かに、面接時の質疑応答はご自身の話し方や素振りなどから素性を知るきっかけであり、長く働く従業員として企業にふさわしいかどうかを企業側も注目している重要なシーンです。

しかし、面接が始まる前、面接官が待機している扉を開けて約3秒で、ご自身の印象は90%以上決まってしまいます。

その理由は「メラビアンの法則」が深く関係しています。

メラビアンの法則とは

  1. 視覚情報:55%
  2. 聴覚情報:38%
  3. 話の内容:7%

の割合で相手の印象が決まっているという法則です。

目に入る情報が55%と一位を占めている背景から、出会って3秒で印象が決まると言われているのです。

SNSでもこのような口コミが紹介されています。

このように、第一印象は非常に重要な判断要素と考えられます。

第一印象でマイナスイメージを与えてしまえば、今までの努力もむなしく終わってしまう可能性もありますから、この記事をきっかけに、清潔感溢れるおすすめの髪型を押さえておきましょう。

面接におけるおすすめの髪型~女性編~

女性が面接を受ける場合の髪型について見ていきましょう。

  • ショートの場合
  • ボブの場合
  • ミディアムの場合
  • ロングの場合

で4つの髪型について解説していますので、ご自身の髪型に合うタイプを選んでチェックしましょう。

ショートの場合

ショートの場合はすでに髪が短い仕上がりであるため、清潔感も高く、健康的に見えると言ったメリットがあります。

耳に髪が掛かっている場合は髪を耳にかける、シンプルなデザインのピンを使って留めるなどするとより良い印象に仕上がります。

前髪が長く目よりも下にある場合も同様で、耳にかける、ピンで留める、眉が見える程度まで切りそろえるなどがおすすめです。

ヘアワックスなどを使ってまとまりのある髪型にすることで、スーツ姿にマッチし、清潔感にさらにスマートな印象が合わさるスタイルへと仕上げられます。

ボブの場合

ボブの場合、縛るにしてもやや短く、留めるとなると幼い印象を与えてしまわないか不安になってしまう方も少なくないでしょう。

ボブの場合に気を付けたいポイントは、お辞儀をする際や、質疑応答の際に、目や口周りに髪が掛かっていないかをチェックします。

髪が垂れてしまうたびに手で直すような仕草は、ややだらしない印象を与えてしまいます。

そうならないためにも、耳に髪をかけて落ちないようヘアムースなどで固定する、前髪を上げて表情がスッキリと見えるような髪型を意識するのがおすすめです。

ミディアムの場合

ミディアムはロングよりも少し短いため、縛ったり留めたり、後ろでまとめることもできますよね。

ミディアムで重要視したいポイントも、お辞儀をしても髪がうっとうしく見られないかどうか。

面接官との挨拶を交わす際や、面接室から出る際のお辞儀などで、髪がバサバサと揺れ動くのはややだらしない印象を与えてしまいます。

ミディアムの方の場合は、ハーフアップでまとめる、後ろで1つにまとめるなど、誰が見てもスッキリとした印象を与えるような髪型を意識しましょう。

ロングの場合

胸の近くまであるロングヘアの場合にポイントにしたい点は2つ。

眉が見えるよう前髪を流して留める、上に上げる、耳に掛けて落ちないように留めるなどの方法を用いて表情がしっかり見えるような工夫を取り入れましょう。

サイドから後ろにかけての髪はできれば1つにまとめるようにしましょう。

後ろにまとめた際も、結んだ髪が前に垂れてしまう可能性もあるため、ヘアネットなどを使ってお団子にしてまとめるなどすると良いでしょう。

後れ毛などは出さず、きれいにまとめてしまうことで、清潔感ある印象を与えますよ。

女性の髪型についてはSNSでも、

このようなツイートが見つかりました。

髪型に悩む方は、ひとまず前髪を上げた表情がぐっと引き立つ髪型にトライしてみると良いでしょう。

面接におけるおすすめの髪型~男性編~

男性が面接を受ける場合のおすすめな髪型はどのようなものでしょうか。

基本的に男性の髪型は短くスッキリしている印象を与えますが、具体的にどういった髪型が好印象を与えるのかを知りたいですよね。

ここでは、男性の

  • 印象の良い髪型
  • 印象の悪い髪型

の2つに絞って解説します。

印象の良い髪型

男性の髪型で良い印象を与えるのは、襟足や耳周りを短く切りそろえ、清潔感がひと目でわかるような髪型を取り入れましょう。

短い髪型にしたら、ヘアワックスなどでまとめます。

前髪は額が見えるように上げたら、ワックスで留めるようにします。

耳周りの髪は後ろに流し、ワックスなどで固定することで、より清潔感のある髪型に仕上がります。

短い前髪になったら、次に気にしたいのが眉毛です。

眉毛も伸ばしっぱなしや手入れを怠っている状態だと、前髪を短くしたことでくっきりと見えてしまいます。

このときは同時に眉毛もカミソリや眉ばさみを用いて、キレイに整えるのがマストです。

印象の悪い髪型

男性の髪型で悪い印象を与えてしまうのが

  • 茶髪
  • 長髪
  • 坊主(スキンヘッド)
  • 前髪が長く垂れてしまうもの

の4つ。

それぞれにはしっかりとした理由があります。

まず茶髪ですが、面接において茶髪で臨んでしまえば、嗜好を取り入れたまま面接に向かうといった礼儀・常識のなさがうかがえます。

嗜好品のひとつとしてピアスがありますが、面接時に派手なデザインのピアスを付けて臨む人はいないですよね。

これと同じ意味で、茶髪もどれだけ似合っていても、場面としてはふさわしくないため、黒く染めてから面接に臨むようにしましょう。

長髪に至っては、仕事のために伸ばしている、伸ばすためになんらかの深い理由がない場合は切ってしまうのがマスト。

男性の長髪はどうしてもだらしない印象を与えてしまうため、なんらかの理由がある場合は、面接が決まる段階で事前に相談するようにしましょう。

坊主やスキンヘッドの場合は面接官だけでなく、これから一緒に働く従業員に対しても怖い印象を与えてしまいます。

どれだけ温和な性格だったとしても、出会って3秒で決まってしまう印象第一印象では「怖い」という感情を与えかねないのです。

シャンプーが少なく済むから良いといった理由や、清潔感こそ高い髪型ですが、ご自身の人柄や中身を見て知ってもらうためにも、第一印象を決める髪型は、やや髪を伸ばして臨むようにしましょう。

前髪が長く、お辞儀をした際に垂れて顔に掛かってしまう場合も、特に伸ばす理由がなければ、短く切るようにしましょう。

面接における髪型Q&A

女性・男性にわけて面接時におすすめな髪型について解説しました。

しかし、働き方改革やリモートワークなどの増加によって、面接の方法や服装など、変化している企業も少なくありません。

ここでは、今の時代だからこそ気になる

  • Web面談の場合の髪型
  • 私服OKの場合の髪型
  • 履歴書と異なる髪型の場合
  • 髪色について

の4つのポイントについてQ&Aで解説します。

Web面談の場合の髪型は?

働き方改革が施行され、それによりリモートワークが推進されるようになった昨今。

面接もWeb上で行う企業も徐々に増えているのが現状です。

企業へ出向くのではなく、自宅でWeb面接を行う場合、どのような髪型だと好印象を与えるのでしょうか。

Web面接の場合も特に指定されていなければ、対面式の面接と変わらない認識で行います。

  • 女性の場合:髪が長い場合はひとつにまとめる。または顔に髪が掛からないようにピンで留める
  • 男性は前髪をあげ、表情がしっかりと伝わる髪型

を意識します。

自宅でのWeb面接であることから、どうしても気が緩みがちになってしまいますが、Web面接であっても、対面式の面接となんら相違ないことを念頭に置くことが重要です。

私服OKの場合の髪型

企業によっては「私服OK」と明記された面接を行う場所も少なくありません。

この場合、普段通りの服装と髪型で面接をしても良いのだろうかと悩む方も多いかもしれません。

しかし、「私服OK」と記載があってもあくまで面接。このように記載されていても、できる限りスーツに近い服装をし、髪型もスーツを着用しているときと同じ髪型にするよう心掛けましょう。

女性であれば、ひとつにまとめる、髪が顔にかからないように留めるなどを工夫を取り入れます。

男性であれば、耳や襟足が切りそろえられ、清潔感が一目でわかる髪型で面接に臨みましょう。

履歴書と異なる髪型でもいい?

履歴書に使用する証明写真は、3ヵ月以内の物を使うことが義務づけられています。

しかし、3ヵ月以内であっても、髪は長く伸びるなどし、きれいに切りそろえたり、後ろで結んだりする方も少なくないでしょう。

女性なら8トーン以下、男性なら黒い髪色に変更がなければ、髪型の変更は問題ないと言われています。

むしろ、しっかり切りそろえられていたり、後ろに結んだりして面接に臨む姿勢が好印象を与えることもあるため、面接にふさわしい髪型で臨むことが重要と言えます。

髪色に決まりはある?

髪色については女性の場合あまり明るくなく、トーンでいうと8トーン以下が良いと言われています。

現在の髪色が8トーン以上の場合は、面接日より少し前にやや暗めに染め直しましょう。

男性の場合は、できる限り黒に近い色が良いと言われています。

スプレーなどで一時的に黒くすると、ムラができたりワイシャツに色落ちしたりと、かえってだらしない印象を与えてしまいますから、できる限り染め直してから面接に臨みましょう。

業界別のおすすめの髪型

髪型について解説しましたが、業界別でおすすめの髪型などはあるのでしょうか。

ここでは

  • アパレル・接客業
  • 金融・公務員
  • IT関係

と大きく3つに分けてそれぞれ解説します。

アパレル・接客業

アパレルや接客業などの面接では、髪型や服装への理解が広いため、店舗にふさわしい髪型で臨みましょう。

特にアパレルでは、個性が尊重されやすい業界であるため、ショップのイメージに合った髪型、髪色、服装で臨んだ方が好印象を与える場合があります。

ただ、どのような髪型や服装をすべきか、事前に担当者に確認しておくことで、ふさわしくない髪型を未然に防ぐことができますから、心配な方はあらかじめ質問しておくと安心です。

コンビニや飲食など、接客が主な企業面接の場合は、指定がない場合は、スーツと清潔感のある髪型(髪色)で臨みます。

具体的にどのような服装をしてきてくださいと指示された場合は、その服装に合う髪型を意識しましょう。

金融・公務員

金融・公務員など真面目で堅い印象のある企業へ面接をする場合は、スーツ着用は基本であり、髪色も男女ともに黒く染めなおすことがマスト。

また、眉毛も丁寧に揃えられており、女性であれば薄めのメイクを行うことで、好印象を得やすくなります。

男性の場合は、耳や襟足に髪が掛かっていないかをしっかりとチェックし、ヒゲやもみあげ周りの毛は剃り落として、誰が見ても清潔感を得られる見た目を取り入れましょう。

IT関係

IT業界への面接の場合、金融・公務員よりは甘く、アパレルよりは渋い特徴があります。

そのため女性であれば、髪型は8トーンよりやや明るめでも良い場合もあり、しっかりまとめられていれば、あまりうるさく言われることはない企業もあります。

男性の髪型についても、清潔感があれば良いとされており、面接の前日にしっかりと髪を切り揃えていれば良い場合があります。

ヘアスタイルも、流行の髪型を取り入れていても良い場合があり、色よりも清潔感があり、ヘアスタイルも似合っているかが重要視されやすいと言われています。

適切な髪型で好印象+内定を勝ち取ろう

面接における女性・男性の髪型について解説しました。

企業それぞれで髪型や色への認識が違うため、面接を受ける企業が見つかった場合は、事前にどのような髪型・服装が良いか確認すべきであることがわかりました。

しかし、面接においては髪型以外にも臭いやスーツの汚れ、襟やネクタイの折れやシワに気を付けるべきと言われています。

髪型や髪色にだけ注意していても、ほかの部分がだらしなく見えてしまえば、せっかくの面接も台無しになる可能性があります。

面接において重要なことは、出会って3秒でその人の印象が決まってしまう第一印象であり、どこからみても清潔感のある見た目なのです。

この点をしっかりと胸に刻み、これから控える面接を、気持ち良く迎えてくださいね。