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人を信用できない9の原因と9の方法を知って快適な関係性を築こう

「職場の人がどうしても信用できない……。これってどうしてなんだろう?」と考える人も少なくないのではないでしょうか。できることなら職場の人を信用したうえで、職場環境や同僚との人間関係もスムーズに進めたいもの。でも、どうして”信用できない”と思ってしまうのでしょうか?この記事では、職場の人を信用できない人の原因と対処法について解説。記事を通じて、今後の職場環境と人間関係が良好になるきっかけとして役立ててください。

目次

職場の人を信用できない9つの原因

職場の人間関係は、仕事を達成していくチームワークを築くうえで重要です。そのなかでも特に大切なのが信頼関係です。信頼関係が重要であることはわかっているのに、どうして人を信用できないのでしょうか。ここでは、職場の人を信用できない主な原因を解説します。あなたの性格や思考にこの原因がないかをチェックしてみましょう。

①人に対する警戒心が強い

過去になにか人間関係で苦い経験をした可能性などがあり、どうしても人に対する警戒心が強いことが原因として考えられます。まずは今までの経験や過去を振り返り、そのうえで、今の職場の人間関係と、当時関わっていた人との違いや良さ、信頼関係を築く必要性や重要度を比べることで警戒心が薄らぎ、改善するきっかけになります。

②人間関係にトラウマがある

過去のトラウマが大きく影響している可能性もあります。職場のような集団生活を送っていくなかで、

  • いじめられたことがある
  • なにもしていないのに急に仲間はずれにされたことがある

など過去の集団生活と人間関係によってトラウマがあると、当時の記憶がよみがえり、「当時とおなじような環境だ!」と心が察知し、過去の人間関係とはまったく関係のない職場の人に対しても苦手意識を持ったり、怖いと感じたりして、人を信用できなくなっているのかもしれません。

③人に興味がない

そもそも”人間”という存在に興味がない人もいます。好き嫌いで判断しているわけでなく、単純に興味が持てないのです。人に対して興味が持てない理由も、あなた自身の過去の経験や感じたことが起因となる可能性がありますから、まずは自分がここまで冷めてしまった事象について振り返ってみることが重要です。

④裏切られるのが怖い

人を信用することによって、いつかこっぴどく裏切られてしまうのではないかといった不安を抱えている可能性もあります。自分自身を守るための防御反応が強くはたらいているのです。この思考を持つ人には、おおきくわけて2つの特徴があると考えられます。それは、過去に信用していた人にひどく裏切られた経験がある場合と、自分の心を守るために今まで人を信用したことがない場合の2パターンです。職場ではチームワークが必要不可欠です。あなたが職場の人を信用しないことによって、あらゆる場面でご自分に支障が出ていないかを今一度振り返ってみてください。

⑤職場に理解者を作ろうとしていない

人を信用できない人の思考には、職場で理解者を作ろうとしていない可能性も考えられます。仲良しを作る必要はない、友だちを作る必要はないと考えている節はありませんか?職場の環境をより良くするためにはチームワークがとっても大切です。友だちを作る必要はないなどの個人的な感情はまずは置いておいて、チームワークを必要とする職場についてまずはなにが必要なのかを考えることが重要だと言えます。

⑥プライドが高い

プライドの高さが強く影響している可能性もあります。人を信用することは、自分の弱さを他人に見せることと等しいと考えていたり、自分から折れなければならないといった、自分を軸とした考えをしていたりすると、どうしても人を信用できなくなってしまいます。また、プライドが高い人は自分がバカにされたり傷つけられたりすることが大嫌い。そういった自分の心を大切にしていたい気持ちが、強く影響している場合もあるのです。

⑦人に頼らずとも1人でこなせると思っている

自分でテキパキと仕事をこなせる人の場合も、職場の人を信用しようと考えていないことが多いと言えます。仕事ができる以上なんでも自分で進められるために、人間関係を考えてまで仕事をする必要はないと考えている節はありませんか?しかし、そのままでいては、同僚や上司からは「チームワークがうまく築けない人がいる」と思われたり、「周囲の都合を考えない人がいる」と悪い印象を与えたりする可能性があります。どれだけ仕事ができるとしても、チームで一緒に効率よく進める方法を選択する方が、上司からみても協調性があると認められ、同僚からの印象も良くなります。どれだけ自分一人でできたとしても、同僚を信用し、一緒に乗り越えられるような行動が求められていることを、今一度理解するべきと言えるでしょう。

⑧他人を卑下している

自分にはできる仕事でも、同僚の中にはできない人や不得意に感じている人もいます。そういった人たちを目の当たりにし、「どうしてこんなこともできないんだろう」と卑下していませんか?そういった感情が根底にあることが原因になる可能性もあります。

⑨そもそも信用する気になれない

そもそも人間関係にそこまでの重要度を認識していない可能性も考えられます。職場は仕事を進める場所であることだけに意識を向けすぎてしまっているため、人を信用する必要性を見いだせていないのかもしれません。このような思考がある場合も、職場におけるチームワークの重要性、協調性が求められていることをしっかりと受け止め、自分の考えを改める必要があります。

人を信用できない性格を改善する9つの方法

職場の人を信用することは、チームワークを築くきっかけとなったり、作業をトラブルなく進められたりすると言ったメリットがあることがわかってもらえたのではないでしょうか。では、職場の人を信用するためにはどのような方法を用いれば良いのでしょうか。

①誰かひとりでも信用できる人を作る

人を信用できなくなった原因は人によってさまざまです。そのような背景を重視し、まずは、同僚全員を信用するのではなく、ひとりに絞って信用できる人を作ってみてください。信用できる人を作るためには、相手に対してネガティブイメージを持っていないことを、態度でしっかりと示せる人を選ぶのがおすすめ。自分のことに置き換えてみて考えてみてください。職場内で信用できる人を探すため、自分に対して友好的な態度で接してくれる人がいたらどう思いますか?友好的で明るい態度で近づいてくれたら、こちらも優しく明るい笑顔で接したくなりますよね。あなただけでなく、それはどんな人も同じ考えを持っています。自分から勇気を持って歩み出すことが、信用できる人を見つけるきっかけとなりますから、まずは思い切って信用できそうな人に笑顔で声を掛け、二人の関係性を深めてみるよう努めてみましょう。

②してきたことに見返りを求めない

職場だけに留まらず、人を信用するためには、あえて見返りを求めないことが肝心です。たとえば、あなたは以前同僚の仕事を手伝ってあげたとしましょう。そのとき、あなたは同僚に対してどのような考えを抱きましたか?「私は前にたくさん手伝ってあげた。今度私が困ったときは助けてくれるだろう」といった思考が生まれなかったでしょうか。このような「何かをしてあげたのだから~」といった思考は人間関係を大きく歪ませるきっかけになります。助けてくれた人だって、助けてあげたいと考えているはずです。でも、あなたの助けて欲しい状況と、同僚の状況がおなじくらい忙しい場合はどうでしょうか?このように、何かをしてあげたのだから何かをしてといった考えは、状況によっては果たせない場合があり、その結果が裏切られたと感じてしまう原因を作ってしまうのです。人に何かをしてあげる場合は、見返りを求めるのではなく、シンプルに「してあげたいと思ったから」という気持ちで動くように努めましょう。

③シンプルに考える

職場にはチームワークと協調性が必要であることを伝えてきました。そういった背景からもわかるように、人を信用することは自分の主観を重要視するのではなく、上司や会社そのものが必要としていることについてもっと深く理解するべきだと言えるでしょう。同僚に対する好き嫌いで信用するしないを決めるのではなく、自分がチームワークを乱す原因になっていないか、それによって仕事に影響が出ていないか、会社側の視点で物事を考えられるよう努めることが重要です。

④信用できなくなった原因を探す

現在人を信用できなくなった原因を、過去の思い出などから振り返ってみましょう。集団生活で苦い思い出がある、職場で人に裏切られたなど、過去に明らかな原因があるのなら、現在と過去の職場の違いや、人を信用しない場合、仕事に出る影響などを考えてみてください。苦い思い出はあくまで思い出です。今の職場はあなたが志望し、あなたが的確だと認められたうえでそこにいます。ということは、あなたの存在を認め、求めていることに等しい状態です。自分を選んでくれた上司と会社に感謝し、過去の思い出から立ち直るときが来たと捉え、勇気を出して人を信用してみてください。あなたを選んでくれた会社だからこそ、同僚も上司もにこやかに受け入れてくれるはずです。

⑤割り切って考える

本当は人を信用できないとしても、職場が求めている以上は必要なことなのだろうと割り切るのもひとつの方法です。信用することはときに裏切りを招くことがあります。しかし、職場や上司がチームワークを重視しているのであれば、そのなかにも学ぶべき事がある、またはチームワークを取り入れることで、仕事の進捗が格段にアップするという実績があって取り入れている可能性もあります。自己都合ではなく、会社の都合として割り切って、人を信用してみる方法もおすすめです。

⑥上司に相談してみる

どれだけ頑張っても職場の人を信用することはできないと思ったのなら、一度上司に相談してみるのもひとつの方法です。どうして信用できないのか、同僚に対して大きな原因があるのかなどを、細かく打ち明けてみましょう。チームワークを大切にしたい職場の上司だからこそしっかりと話を聞き、改善に努めてくれる可能性があります。まずは相談したい旨を上司に話したら、メモなどにどうして信用できないのか、チームワークをはかることができないのか細かく書き出してから相談することで、事実と自分の気持ちをわけて話せるようになり、上司も理解しやすくなりますよ。

⑦転職を考える

どうしても職場の人を信用できず、チームワークも協調性も取り入れられないと感じるのであれば、転職する方法もあります。ただ、転職をしたちころで、実際に仕事をはじめてみれば、案外どこも似たような環境だったということが多くあります。人間関係だけで転職を繰り返していれば、履歴書を見た企業は「あなた自身に問題があるのでは?」と考えてしまう可能性もあります。人間関係が原因で退職する場合は、できることを全部やり、それでも改善しなかった場合にのみ行いましょう。また、転職を決めた場合、上司には同僚に対しての欠点などを話す必要はなく、「一身上の都合で」と伝えることがマスト。そうすることで、退職するまでの期間をストレスやトラブルなく退職できるようになります。

⑧「ザイアンスの法則」を知りコミュニケーションをはかる

ザイアンスの法則は”人は親しくないと考える人には攻撃的な態度を取るが、複数接触している人には親しみを持ち、人間的な一面を垣間見ることができるようになり、相手に対して好意的な印象を持つようになる”という心理的な法則のこと。好意的な意思を持つことで、より信用しやすくなり、人間関係が良好になるきっかけになりますから、自分から進んでコミュニケーションを取ってみましょう。

⑨自分も人も信用する

自分を信用できない人は他人を信用することなどできません。信用した経験がないからこそ、赤の他人を信用することができないのです。人を信用できるよう考えを改めたいのなら、まずは自分を信用しているか、信用できていないのはなぜかを俯瞰的に見つめ、自分の行動や思考を改めるよう努めてみてください。

職場の人を信用する=チームワークが円滑になること 主観ではなく職場のルールと認めることが重要

職場の人を信用できるようになれば、従来のチームワークがより快適なものとなり、仕事もスムーズに進められるようになります。人を信用するというのは、なかなか難しいものです。しかし、チームワークを優先するのは、理由があって職場が求めていること。個人の主観とは割り切って考え、柔軟に対応することが求められていると考えましょう。そうすることで、きっと今の環境も、風通しの良い快適なものとなるはずです。