「良い就職先を見つけたい」「将来のために大手企業に勤めたい」。多くの方がこれからの未来・自分のために転職活動を行っていることと思います。しかし、企業リサーチや自己分析を丁寧に行っても、採用はおろか書類選考も通らなければ、努力をすることもむなしいと感じ、転職活動自体に疲労感を抱くこともあるでしょう。この記事では、転職活動に疲れてしまう7つの理由と、疲れたと感じたときに取り入れてほしい方法についてご紹介します。これまでひたむきに頑張ってきた分、この記事を通じてこれまでを振り返るきっかけにつなげてください。
目次
転職活動に疲れてしまう7つの理由
冒頭でもお話ししたように、転職活動は多くの工程を経て、採用へとつなげます。ところが、どれだけ真面目に取り組んでいても、努力が報われず、転職活動そのものに疲労感を抱くことも少なくありません。では、どのような理由から転職活動に疲れたと感じるのでしょうか。
書類選考・面接が通らない
転職活動は、希望する企業をリサーチし、自分の希望だけでなく、企業の求める人材であるかを深く追求しなければなりません。これが「企業リサーチ」です。一方で、企業リサーチの結果に対し、自分の経歴やスキル、特技などを洗い出し、リストアップすることを「自己分析」と呼びます。この2つを丁寧に行うことで、履歴書内の志望動機や、面接時の自己アピールを具体的に行えるようになります。しかし、どれだけ丁寧に企業リサーチ、自己分析を行い、完璧な書類ができても、書類選考で落選したり、面接へと進んでも、採用には至らなかったりすることがたくさんあります。「あれだけ時間も労力も掛けたのに結果に結びつかなかった」。この思いが数を重ねるごとに膨らみ、転職活動に疲れを感じさせるのです。
リサーチ・書類作成の量
ほかにも、企業リサーチや書類作成の量が膨大で時間に追われてしまうといった事態も転職活動に疲れを感じる原因です。在職中の方の場合であれば、日々仕事をこなしながら転職活動を行わなければなりません。つまり、帰宅後から睡眠までの少しの時間や、休日などのごく限られた時間で行わなければならないのです。一般的に、転職活動は3ヵ月~~4ヵ月、長い方で1年ほど掛かると言われています。その期間を、在職中にこなさなければならないわけですから、時間に追われてしまうのも無理はありません。時間配分が困難な立場の人ほど、転職活動に必要な作業に時間が取れない結果、転職活動に疲れを感じてしまうのです。
現職の仕事との兼ね合いが難しく面接日時が定められない
前述したように、在職中の方の場合、仕事をこなしながら転職活動を行う必要があります。平日は基本仕事がありますから、仕事が終わってからが転職活動に充てられる唯一の時間となります。しかし、企業との面接が決まっても、平日の日中は仕事をしなければなりません。つまり、面接日時との兼ね合いが困難となり、せっかく書類選考を通過しても、面接日時で問題が生じて、採用へとつなげにくいといったケースも少なくありません。「転職はしたいのに、時間が取れない」といった心の声が膨らみ続け、転職活動に疲れてしまう場合もあります。
出費が多い
転職活動も無料でできるわけではありません。企業説明会に出掛ける場合も、交通費が必要になりますし、面接へ行く場合は、さらに交通費が必要になります。書類も作成しなければなりませんから、書類を用意したり、郵送であれば切手代も必要になったりします。このように、転職活動と一口に言っても、細かな部分で出費が掛かるのです。在職中であれば一定した給与が振り込まれますが、休業中の方の場合、収入源がないため、貯蓄学が減る度に「いつになったら増えるようになるんだろう」といった気持ちが芽生え、転職活動に疲れを感じるのです。
周囲に気付かれないように転職活動するのに気苦労する
転職活動を周囲に話したくない方や、話せない方もいるでしょう。たとえば、現職と同様の職種、つまりライバル企業へと転職を考えている場合、現職である職場内であらゆる噂が流れないためにも、秘密裏に転職活動を行う方もいます。ただし、周囲に気付かれないように転職活動を行うとすれば、休憩時間に転職サイトを閲覧することはタブー。在職中の身であれば、スキマ時間でも有効活用したいはず。それでも、転職活動を行う理由が「ライバル企業への転職」であるばかりに、気付かれないようにすることで精一杯なのです。自分の思うように転職活動ができないストレスを感じた場合も、転職活動に疲れを感じてしまうのです。
この先に対して不安を感じてしまう
どれだけ書類を提出したり面接をしたりしても、採用へとつながらなければ、この先を案じてしまいます。「本当に仕事が決まるのかな」と自信をなくす人もたくさんいらっしゃることでしょう。このように、採用という「転職活動のゴール」が見えなければ、頑張りがむなしく思えてしまい、転職活動自体に疲労を感じてしまうのです。
必死になるあまり、自分を労っていない
これからの未来のために努力しすぎるあまり、自分を労っていない場合も、転職活動に疲れを感じる原因です。目の前にたくさんやることがあれば黙々と頑張れるものの、全力疾走し過ぎるあまり、心身ともに疲労を感じてしまうのです。自分でどうにかしなければ採用にはつながらない転職活動。やらなければならないこと、やり遂げなければならないことだからこそ、自分を労れずに負担を抱えてしまうのです。
転職活動に疲れたら取り入れてほしい5つのアクション
転職活動に疲れを感じたときは、できる限り休息を取り入れるべきだと言えます。将来理想的な仕事に就くために必死になっているからこそ、ある程度労ることも大切です。ここでは、転職活動に疲れたときに取り入れてほしい5つのアクションについて解説します。
休息時間を取り入れる
休息にはあらゆる方法があります。転職活動自体を考えない時間を作ったり、週のどこかで完全オフの日を作ったりなど、ご自身が休息だと感じることを率先して取り入れてください。ゆっくりお風呂に浸かって、体を温めるのも良いでしょう。バスタイムをとっておきの休息タイムにするために、オシャレな入浴剤を取り入れるのも、体をじっくり温められるため、休息にはうってつけです。ご自身にとって穏やかな時間となるよう、心身共にリラックスできる方法を意識的に取り入れてみましょう。
自分に合う仕事かを周囲に相談する
転職活動を行っているとどうしても自分寄りの考えに固執しがちな傾向にあります。本来なら「将来性の高い企業」に就職するつもりでいたのに、転職活動を重ね、あらゆる情報を得るごとに「もっと自分に合う企業を探そう」と奮闘し、空回りしてしまうのです。このような状態になれば、なかなか抜け出すことはできません。そうならないためにも、転職活動中はできるだけ多くの人に意見を求めることも重要です。家族や友人など近しい人ならなおさら良いでしょう。なぜなら、あなたの頑張りを知る人からの意見は、殺伐とした日常の中で見失っていた「転職の基本」を思い出させることがあるからです。
希望企業で働く人に会い、選択肢や熟考内容を増やす
希望する企業を見つけたら、積極的に企業説明会などに足を運ぶと良いでしょう。なぜなら、表面的な部分だけでなく、企業の基礎や働き方など、本当に自分に合っているかを知るきっかけになることが多いからです。あなたの理想が膨らませた企業のイメージではなく、本当に働ける企業であるかを目と心で調査するのです。そうすることで、目的を明確にしやすくなり、現状の転職活動が「目標とする企業へ入社するための努力」と捉えられ、より効率的に転職活動を進められます。
趣味や好きなことに触れる
転職活動に疲れたときは、一度転職活動そのものから離れ、別のことを考えるのもおすすめです。ゲームや編み物など、忙しくするあまりほとんど進められなかった趣味に触れ直してみても良いでしょう。あまり根を詰めすぎても、良い結果は生まれません。本来の自分らしく楽しめる日もなければ、モチベーションの維持も困難です。できる限り好きなものやことに触れ、本来の感覚を取り戻し、穏やかな気持ちで転職活動を進めましょう。
正しい生活リズムを意識する
在職中であれば転職活動を行うにも自分の時間を犠牲にしなければなりません。そうなれば、自然と、バスタイムや食事、睡眠時間などが削られることに。本来の生活リズムを崩してしまえば体調悪化や睡眠不足、肌トラブルや生理の不調など、女性特有の問題を引き起こす可能性があります。転職活動も大切ですが、正しい生活リズムを意識し、自分を労わる時間を取り入れましょう。
転職活動に疲れたら…… 見直すべき3つのポイント
転職活動に疲れたときは、これまでの行動を振り返る時間を設けてみましょう。振り返る時間を設ける場合は、以下の3つのポイントを意識してみてください。
転職活動における行動量
「どれだけ努力しても採用には至らない」「どれだけ頑張っても努力は報われない」など、不採用が続くことで自信喪失に陥ることがあります。また、在職中であれば、転職活動時間そのものが確保できず、「転職なんて無理なのでは」と感じてしまうこともあります。そういったときは、まず、転職活動における行動量について見直してみましょう。待遇や希望職種だけに絞って企業を選んでいませんか?行き当たりばったりな転職活動を行っていませんか?転職活動、そして今後に対し、採用担当者に胸を張って伝えられる具体的な目標を持って行動できていますか?まずはこの3つを意識してこれまでの行動量を振り返ってみましょう。これまでの活動内容を振り返ることで、転職活動における目的を、見つけたり思い出せたりする可能性があります。
大手企業に固執している
「将来的に安心だから」「成長性の高い企業だから長続きできそう」など、大手企業の魅力にとらわれていませんか?大手企業も魅力的な部分が多いですが、ご自身のスキルや経験、戦力として活かせるものを持っていなければ採用は遠い道のりとなるでしょう。本当に大手企業へと就職したいのであれば、即戦力となり得るスキルを取得したり、ご自身の保有する能力をブラッシュアップしたりするなど、企業が「欲しい!」と感じる人材へと進化することも大切です。現状に満足した上で大手企業を目指すのではなく、現在進行形、さらには入社したあともスキルを磨ける意識を持つよう心掛けましょう。
これまでの面接を振り返る
企業リサーチや自己分析がしっかりとできているおかげで書類選考は通っても、いざ面接になれば緊張してうまく話せないといった方も少なくないでしょう。書類選考が通ったのは、あなたを実際に見てみたいと採用担当者が感じたからです。書類選考が通過した場合は、面接時のイメージトレーニングを取り入れるようにしましょう。職種によって採用担当者からの質問内容も異なります。転職期間が長ければ、なぜ長いのか理由を聞かれることもあるでしょう。このように、履歴書の内容と職務経歴書の内容、そして面接時に話す内容に一貫性を保てるよう、イメージトレーニングを行うことが重要です。イメージトレーニングを行うことで、志望動機など、人となりを把握できる質問に対して、具体性のある内容を話せるようになります。その結果、採用担当者も、応募者が入社したあとのイメージが湧き、採用へと近づきやすくなります。
まとめ
転職活動はやらなければならないことがたくさんあります。そのため、「疲れた」と感じることはごく自然なこととして受け止めてください。疲れたと感じたときに、どうすべきかをしっかりと把握しておくことで、今後の転職活動が効率よく進められます。どんな人も転職活動中は悩み落ち込み、萎縮してしまうもの。そんなときこそ、本記事の各ポイントを取り入れ、採用というゴールを勝ち取って下さい。
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