46歳になり、アラフィフの仲間入り…。この歳の転職はやはり厳しい?なんて不安に思っている人は少なくありません。そこで46歳での転職を成功させるためにオススメの転職エージェントをご紹介していきたいと思います。他にも40代後半の転職に関するリアルな数字や転職を成功させるコツについてご説明するので、46歳で転職を考えている人はぜひ参考にしてください。
目次
46歳での転職は厳しい?
正直言って46歳の転職は厳しいです。しかし不可能ではありません。新しい事にチャレンジすることに年齢制限はないです。転職活動を成功させるコツがあり、きちんと理解をして実践することで転職成功率が上がります。後ほど、ご説明していきたいと思いますが、その前にどのくらい厳しいかをリアルな数字を見ていきましょう。
『転職成功者の年齢割合』
『転職成功者の年齢割合』を2021年と2020年とで比較してみるとこのようになりました。
下の表を見てみると分かるように、25〜29歳の割合が1.7%上がり、それ以下は全て下がりました。25〜29歳の割合が増加した要因は、2020年に新型コロナウイルスの影響で求人をストップしていた会社が新卒採用や中途採用の活動を再開したことが考えられます。
20代30代の転職者はほとんどで、40代は14.6%しかありません。40歳以上となると、年下が上司となり、気遣いや言葉遣いで衝突するケースや社内の年齢的なバランスから、採用を遠ざける企業も多くあります。そもそも求人が少ないことを事前に把握しておきましょう。実際の求人情報に【30代まで】と記載している会社はたくさんあります。なので46歳で転職活動を開始する人はきちんと確認しておきましょう。
2021年 | 2020年 | |
24歳以下 | 9.2% | 9.4% |
25~29歳 | 40.5% | 38.8% |
30~34歳 | 23.3% | 23.4% |
35~39歳 | 12.5% | 12.8% |
40歳以上 | 14.6% | 15.5% |
【参考】DODA:転職成功者の平均年齢調査
https://doda.jp/guide/age/#movingPosition09
46歳女性が転職した理由
厚生労働省が発表している令和3年の上半期雇用動向調査結果の概要で『前職の会社を辞めた理由』が数値化されていました。40代後半の女性が転職をした主な理由は以下の通りです。
*仕事の内容に興味を持てなかった:6.2%
*能力・個性・資格を生かせなかった:4.9%
*職場の人間関係が好ましくなかった:9.9%
*会社の将来が不安だった:7.2%
*給料等収入が少なかった:6.0%
*労働時間、休日等の労働条件が悪かった:12.5%
*結婚:0.1%
*出産・育児 :0.3%
*介護・看護:1.0%
*その他の個人的理由:20.9%
*その他の理由
→定年・契約期間の満了:15.6%
→会社都合:7.5%
→その他の理由(出向等を含む):7.4%
20.9%の「その他個人的理由」での退職が一番多く、その次に15.6%の「定年・契約期間の満了」、12.5%の「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が上位でした。
40代後半の転職成功者の賃金の変化
また45〜49歳の転職成功者の転職後の賃金の変化についても見ていきましょう。
2021年上半期と2020年上半期の1年間で増減の差はありますが、毎年「増加」または「変わらない」の方が多いので、賃金面では問題はないでしょう。
1割以上の増加 | 1割未満の増加 | 変わらない | 1割未満の減少 | 1割以上の減少 | |
2021年上半期 | 21.5% | 12.6% | 34.4% | 7.6% | 22.7% |
2020年上半期 | 27.3% | 17.4% | 26.6% | 9.1% | 18.9% |
【参考】厚生労働省:令和3年上半期雇用動向調査結果の概要
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/22-1/dl/kekka_gaiyo-04.pdf
【46歳の転職】成功させるコツ
キャリアの棚卸しをする
46歳での転職を成功させるコツは今までのキャリアを棚卸しすることです。書き出すことで下記のようなことがわかります。
*今までどのような実績があるか
*どんなスキルを持っているか
*それの実績やスキルをどのような場面で活かすことができるか
今までの経験や実績、スキルが整理され今まで見つけることが出来なかった自分の強みを新たに発見することができます。46歳という年齢を上手く利用して、若者が経験したことがないようなことをアピールしましょう。
転職エージェントを利用する
46歳での転職を成功させるコツは『転職エージェント』を利用することです。転職エージェントは求職者と会社をマッチングさせるプロです。転職エージェントは以下のサービスがあります。
*求職者が求める条件を明確化
*転職サイトなどに出回っていない、非公開求人の紹介
*業界や企業について、独自の情報を提供
*キャリアや市場価値をプロの視点で見定めてくれる
*求職者にマッチした企業紹介
*気兼ねなく悩み相談や質問ができる
*履歴書や職務経歴書の添削
*面接対策
*面接日程の調整
*給与や待遇面、入社時期などの交渉
*就職後のアフターフォロー
また転職エージェントは人材が採用された際に、会社から成功報酬を得ることができる形になっているので、転職者は無料で利用できます。
転職に必要なノウハウを教えてくれたり、転職活動を総合的にサポートしてくれます。しかし、転職エージェントにすべて任せきりにするのはやめましょう。担当者と合わないことや担当者によって業界の得意不得意があります。なので同時に2.3社の転職エージェントに登録をしながら、自分に合った転職エージェントを見極めていく必要がありますので注意しましょう。
元同僚などに相談する
46歳という年齢だからこそ、これまで築き上げてきた人脈や豊富な社会経験を用いて転職するコツもあります。転職活動中は、誰にも話さず孤独になりがちで、余計に焦ってしまいます。しかし、元同僚などに相談することで、下記のケースがあります。
*他の会社への推薦状を書いてくれる
*上司に面接実施を打診
*転職サイトやエージェントからは得られない求人情報を教えてくれる
などいろんなサポートをしてくれることがあります。自分に合った転職エージェントに出会えない場合や、転職活動にあまり時間を割けない人は、元同僚などに相談して転職できるかもしれません。また、誰かに話すことで、悩みが少し軽くなり、気分が楽になるのでオススメです。
事前に家族やパートナーに相談する
46歳といえば、結婚をして子どもがいる人が多いでしょう。また両親も若くなく、家族のサポートが必要になってきます。
46歳の転職を成功させるコツとして、「家族やパートナーに相談する」ことです。子どもがいる場合は養っていかないといけませんし、事後報告はトラブルの原因になります。転職を考えている初期段階から、家族やパートナーに相談しておきましょう。自分の将来やキャリアプランについてきちんと相談し、理解を得てから転職活動を開始しましょう。
経験がある業界・業種を中心に活動する
20代や30代であれば未経験の業界・業種でも吸収力と素直さが買われ、ポテンシャル採用がされる可能性が高いです。
逆を言えば、46歳は今までの経験や実績、スキルをすぐに活かすことができる業界・業種であれば、即戦力として採用される可能性が高いということです。
このことから、46歳の転職で成功させるコツは、経験がある業界・業種を中心に活動することです。また、もし未経験の業界・業種に採用されたとしても、年収が今までより下がる場合がほとんどです。一方、経験がある業界・業種に採用されると早くから会社に貢献することができるので、キャリアアップが可能になります。年収が上がることも期待できます。
企業研究を徹底的にする
転職を成功させるコツは希望する会社の情報収集を徹底的に行うことです。多くの会社では採用面接で「なぜ当社を選んだのか」という質問がされます。きちんと答えることができるように会社のことをしっかり理解しておきましょう。
あまり会社の情報収集をせずに給与や待遇面だけを見て転職してしまうと、実際に入社して労働環境が悪く、残業続きで精神的にやられる可能性があります。何度も転職ができる20代や30代とは異なり、転職成功率が低い46歳の場合は、きちんと会社の情報収集を徹底する必要があります。
【46歳の転職】おすすめ転職エージェント5選
最後におすすめの転職エージェントをご紹介したいと思います。あなたに合いそうかどうかを考えながら、読んでください。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは約30万件の求人数を持つ大手転職エージェントです。40歳以上の人に合わせた求人もあり、手厚いサポートを受けることができます。
リクルートエージェントは転職者累計37万人以上の実績データを公開していて、リクルートエージェントを利用した転職者のうち、6割以上の方が年収アップを実現しています。求人数が多いため、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトにない求職案件に巡り会えます。職務経歴書を簡単に作成することが可能な「職務経歴書エディター」や面接対策セミナーがあったり、希望する転職先の会社で想定される質問なども用意されています。
ビズリーチ
ビズリーチは40代向けの求人をたくさん取り扱っており、優良企業やヘッドハンターから直接スカウトメッセージが届く転職エージェントです。転職後の年収が600万以上のハイクラス層をターゲットとしているので、年収600万円以上を狙いたい人にオススメです。運営元の親会社はビジョナル株式会社で、マザーズに上場しているので信用度も高い転職エージェントです。転職することで年収が上がる可能性は多いにあり、登録後にスカウトメッセージがどのくらいくるかで自分の市場価値を確認することができます。
DODAエージェント
DODAは転職サイトですが、転職エージェントに登録することで同じアカウントで利用することができます。キャリアアドバイザーからのサポートを受け、企業からのスカウトメッセージを待ちつつ、自分でも求人を探したり応募したりすることができます。幅広い業界・業種の求人情報を所有しており、親身で丁寧なヒヤリングやアドバイスサービスを受けることができます。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは業界ごとに専任アドバイザーが在籍しています。もし希望する業界が決まっているのであれば、専門知識をもつキャリアアドバイザーによって専門性の高いより踏み込んだサポートを受けることができます。また、他の転職エージェントが所有していない、中小企業やベンチャー企業の案件を保有しています。マイナビエージェントだけの独占求人もあるので、企業規模や知名度にこだわりがない人はオススメです。
パソナ
パソナは女性の活躍支援に特化した転職エージェントです。女性支援を行う専門部隊があり、今までのキャリアや希望する会社について細かくヒアリングしてくれます。
「女性の活躍実績」や「産休育休からの復帰率」「女性管理職の割合」などのリアルな情報やノウハウの提供や、キャリアやスキルを活かした転職先をご紹介してくれます。
また、パソナは地方自治体との関連が強く、県や市から委託され地方自治体などの雇用・就労のサポートをしています。
ライフイベントなどでキャリアを中断しがちの女性ならではの悩みに寄り添って、転職先を提案してくれるので、女性の方も安心の転職エージェントです。
まとめ
今回は、46歳の転職に関するリアルな数字やおすすめの転職エージェントについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
キャリアの棚卸しを行ったり、経験のある業界・業種に絞ったり、今までの人脈を利用するなど転職を成功させるコツがあることがわかりました。転職エージェントは1つに絞るのではなく、2.3社同時に登録して自分に合った転職エージェントはどれかを見極めていくことをオススメします。
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