転職活動で必ず履歴書を企業に提出しますよね。その提出方法として「面接時に手渡し」や「郵送」「メールを送付」などさまざまな方法がありますが、今回は履歴書を企業に郵送するときをみてみましょう。郵送の場合、必ず切手が必要ですが、料金は把握していますか?切手料金は封筒の中の重さによって異なります。履歴書を入れる封筒は採用担当者が1番最初に目に触れるものなので、きちんとしたいところです。そこでこの記事では、「切手」に関する基本的なマナーや注意すべきポイントについてご紹介していきたいと思います。マナーがなくて採用担当者に良くない印象を与えないようにするためにも、ぜひチェックしてください。
目次
履歴書を郵便する際の切手の基本
まず始めに履歴書を郵送する際の切手の基本についてご説明していきたいと思います。
切手の料金は大きさ・重量で決まる
郵便をする際に切手は必須ですが、切手の料金は封筒の大きさや重さで決まります。均一ではなく、大きさや重さで料金が異なりますので、注意しましょう。あとで、料金表をご紹介したいと思いますので、一緒に確認していきましょう。
切手の料金を正確に知りたい場合は郵便局に持ち込んで量ってもらう
先ほどの切手の料金は封筒の大きさや重さで決まっていると述べました。しかし、自宅に量りがない場合、重さがわからないですよね。切手の料金を正確に知りたい場合は郵便局に持ち込みましょう。郵便局であれば、窓口の担当者がサイズと重さを量り、正確な切手の料金を計算してくれます。その場で切手を貼ることができ、ポストに投函する方法がありますが、切手を持っていなければそのまま料金を払って郵送を依頼することもできます。応募する企業に履歴書を確実に届けるためにも、切手の料金がわからない場合は郵便局に持っていくことを1つの選択肢として考えてください。
切手はコンビニや郵便局で購入することができる
履歴書を入れた封筒に貼る切手は「普通切手」です。普通切手は年間を通して購入することができる最も基本的な切手のことです。切手はもちろん郵便局やコンビニ、スーパーなどで販売されており、「〇〇円分の切手をください。」と言うと基本的に普通切手を購入することができます。
日本郵便の公式ホームページで近くの郵便局を探すことができます。
*郵便局を探す【日本郵便公式サイト】https://www.post.japanpost.jp/office_search/
切手の料金表
先ほど切手の料金がわからない場合は郵便局に持ち込むことをオススメしましたが、日曜日や夜中など郵便局が開いていない時間に履歴書を郵送したい場合、料金がわからないと困りますよね。その場合は自分で切手の料金を計算して、その金額の切手をはらなければなりません。
普通郵便の切手の料金は郵便物の大きさや重さ、厚さによって「定形郵便物」「定形外郵便物(規格内)」「定形外郵便物(規格外)」という3種類に分けられます。また重さによっても切手の料金が異なります。日本郵便の公式ホームページに一覧が載っていますので、ご紹介したいと思います。
定形郵便物
*長辺235mm以内、短辺120mm以内、厚さ10mm以内および重量50g以内
重量 | 料金 |
25g以内 | 84円 |
50g以内 | 94円 |
定形外郵便物
*規格内とは長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内
重量 | 規格内料金 | 規格外料金 |
50g以内 | 120円 | 200円 |
100g以内 | 140円 | 220円 |
150g以内 | 210円 | 300円 |
250g以内 | 250円 | 350円 |
500g以内 | 390円 | 510円 |
1kg以内 | 580円 | 710円 |
2kg以内 | 取り扱いなし | 1,040円 |
4kg以内 | 取り扱いなし | 1,350円 |
*【日本郵便株式会社】https://www.post.japanpost.jp/service/standard/one_price.html
履歴書を入れる封筒の大きさによって切手の料金が変わる
基本的に履歴書はA4サイズが入る「角形2号」の封筒が好ましいですが、補足としてB5サイズの履歴書や3つ折りにした履歴書を入れた封筒の切手の料金もご紹介したいと思います。
一般的にA4サイズやB5サイズの紙は1枚約3〜5gと言われており、その重さを基準に計算していきます。
A4サイズの履歴書の場合
正社員の応募をする場合はA4サイズ(A3サイズを2つ折り)の履歴書にしましょう。封筒はそのまま入れることができる「角形2号」(縦332mm×横240mm)の封筒が最適です。このサイズの封筒は「定形外郵便物(規格内)」の扱いとなり、重量が50gごとに切手の料金が増えてきています。
企業によって同封する書類は異なりますが、基本的に転職活動で郵送する書類は「送付状・履歴書・職務経歴書」で、まとめてクリアファイルに挟んで封筒に入れます。大体の総重量は50gを超えたとしても100gは超えないと思います。ですから、【140円】の切手を貼って郵送するといいでしょう。一般的な目安として覚えておきましょう。
B5サイズの履歴書の場合
B5サイズ(B4サイズを二つ折り)の履歴書の場合、「角形3号」(縦277mm×横216mm)または「角形4号」(縦267mm×横197mm)の封筒がピッタリ入ります。この封筒のサイズも角型2号と同様で「定形外郵便物(規格内)」の扱いとなります。なので、120円の切手または140円の切手を貼って郵送してください。
ただ、正社員を応募する場合の履歴書はA4サイズやB5サイズの履歴書どちらでも構いませんが、一緒に同封することがよくある職務経歴書などのビジネス書類はA4サイズで作成することがマナーです。なので、基本は「角形2号」の封筒に入れましょう。アルバイトの応募や企業に履歴書を送るだけなどの理由であれば「角形3号」でも良いでしょう。
A4サイズの履歴書を3つ折りにする場合
基本的に、正社員の応募をする場合、履歴書は折らずに封筒に入れるのがマナーとなっています。しかし、アルバイトの応募や企業に履歴書を送るだけの場合は、履歴書を3つ折りしても構いません。その場合、最適な封筒は「長形3号」(縦235mm×横120mm)です。重量が50g以内であれば「定形郵便物」の扱いになるので、25g以内なら84円の切手、50g以内なら94円の切手を貼って郵送してください。
B5サイズの履歴書を3つ折りにする場合
B5サイズの履歴書を三つ折りして郵送する場合は「長形4号」(縦205mm×横90mm)の封筒を使いましょう。切手の料金は「長形3号」と同様で重量が50g以内であれば「定形郵便物」の扱いになるので、25g以内なら84円の切手、50g以内なら94円の切手を貼って郵送してください。
【履歴書を郵送する際の切手について】注意すべきポイント
履歴書を郵送する際の切手について注意すべきポイントが6点あります。1つずつご説明していきたいと思います。
*上下が逆さまにならないように貼る
*封筒の正面に対してズレたり、傾いたりしないように貼る
*切手の貼る場所は封筒の左上
*キャラクターものや慶事用や弔事用の切手は避ける
*2枚以上切手を貼らない
*複数の切手を貼る場合は縦に金額の高い順に並べて貼る
上下が逆さまにならないように貼る
切手が上下逆さまにならないように注意しましょう。切手は右下に金額の数字が書いてありますので、同じ向きかきちんと確認してから貼りましょう。
封筒の正面に対してズレたり、傾いたりしないように貼る
切手は封筒の正面に対して垂直に貼りましょう。傾いて貼ってしまうとバランスが悪くなりますので、気をつけましょう。
切手の貼る場所は封筒の左上
履歴書を入れた縦に長い封筒の切手を貼る場所は封筒の左上というルールがあります。切手を貼る範囲には実は決まりがあり、日本郵便株式会社「内国郵便約款」で縦長の郵便物は左から3.5cm・上から7.0cm、横長の郵便物は右から7.0cm・上から3.5cmとされています。しかし、配達時に他の郵便物と触れて切手が剥がれてしまう可能性があるので、封筒の左上から少し空けてから切手を頑丈に貼るようにしましょう。
キャラクターものの切手は避ける
履歴書を郵送する場合の切手はシンプルなデザインの切手を貼りましょう。自宅にあったからといってキャラクターものや慶弔用、派手なデザインの切手は避けてください。履歴書の郵送も立派なビジネス書類の一部です。切手のデザインだけで不採用になるわけではありませんが、シンプルではない切手を貼って郵送すると採用担当者に「常識がない人だ。」という印象を持たれてしまう可能性が高いです。
もし、自宅にシンプルではないキャラクターものや慶弔用、派手なデザインの切手しかないという場合は、郵便局で普通切手に交換してもらえます。ただし、切手1枚につき5円の交換手数料がかかるので、ご注意してください。
履歴書を郵送する時を機にシンプルなデザインの切手を何枚か購入しておくことをオススメします。
*日本郵便公式ホームページ【切手類等の交換手数料】
https://www.post.japanpost.jp/send/fee/kokunai/charge.html
2枚以上切手を貼らない
「自宅にある切手で済ませたい。」という考えになるかもしれませんが、切手を4,5枚貼るのはやめましょう。料金不足をしないようにすることは当たり前ですが、何枚もいっぱい貼ると見栄えが悪くなり、マイナスな印象を持たれてしまいます。どうしても複数枚の切手を貼る場合は多くても2枚までにしましょう。
複数枚の切手は縦に金額の高い順に並べて貼る
複数枚の切手を貼る場合は、履歴書を入れた縦に長い封筒であれば縦1列に並べて貼りましょう。また切手を貼る順番に明確な決まりはないですが、金額の高い順に上から貼ると見栄えが良くなるでしょう。
【履歴書を郵送する際の切手】過不足について
履歴書を封筒に入れて郵送する場合、切手料金の過不足がないようにすることが大切です。では、万が一切手の料金が過不足していた場合、採用担当者にどのような印象を与えてしまうでしょうか。切手料金が不足していた場合と超過していた場合に分けて、ご説明していきたいと思います。
切手の料金が不足していた場合
切手の料金が不足していた場合、差出人に返送されるか、受取人(企業)が不足金額を払うことになります。「受取人が差額を支払う」という事態になれば、企業に迷惑をかけてしまいますし、1番避けたいです。もちろん、マイナスな印象を与えてしまうでしょう。
切手の料金が超過していた場合
「料金が不安なので多めに切手を貼っておこう。」という考えになるかもしれませんが、切手料金の超過もあまり良くないです。料金不足と異なり、「差出人に返送される」「受取人が差額を払う」という事態にはなりませんが、あまりにも超過していると「大雑把な人なのかな?」という印象を持たれてしまいます。
このように不足はもちろん、超過もあまり良くない印象を持たれてしまうので、適切な金額の切手を貼ることが重要です。きちんと確かめてから丁寧に切手を貼るようにしましょう。
まとめ
今回は、履歴書を郵送する際の切手について、基本的なマナーや注意すべきポイントなどをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
切手の料金は封筒の大きさや重さによって異なることがわかりました。正社員の応募をする場合、A4サイズ(A3サイズを2つ折り)の履歴書を折らずにそのまま入る「角形2号」の封筒が最適です。切手の料金は140円の切手であれば確実に不足なく、届くでしょう
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