転職や就職活動の際に
「せっかくの留学経験をアピールしたいけどそもそも学歴になるのかな?」
「履歴書の書き方がわからない」
と悩んでいる方は多いです。
留学そのものは誰でも経験できるものではないので、正しい書き方や伝え方をすれば、効果的に企業にアピールすることができます。
ただし、留学経験を履歴書に書くには、目的や期間によってルールが違ってきます。
そこで、今回の記事では留学経験の正しい履歴書への書き方や、効果的なアピール方法を解説していきます。
ぜひ、参考にしてくださいね。
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履歴書での留学経験の書き方のポイント

留学経験を履歴書で企業にアピールするためには、まず基本的な書き方をおさえましょう。
一言に留学といっても様々な形があるので、しっかり読んでチェックしてくださいね。
語学留学は履歴書に書かない
基本的に語学留学は履歴書に書きません。
正確には語学留学は留学ではなく、語学研修だからです。
そもそも語学留学とは以下のようなものをさします。
- 語学力は問わない
- 1週間などの短い期間から留学が可能
- 自分の好きなカリキュラムで学べる
- ワーキングホリデーなどを利用できる
以上のことより、留学は学歴ではなく語学研修扱いになることを覚えておきましょう。
正規留学の場合
正規留学とは海外の高校や大学など、正規の教育機関に在籍し、現地の学生と同様に学士・修士の習得や卒業を目指すことです。
そのため、履歴書の学歴欄に記載することができます。
交換留学の場合
交換留学とは、日本の高校や大学に在籍したまま、海外の姉妹校やパートナー校に通学することです。1年以上であれば、履歴書の学歴欄に記載することが可能です。
最低1年以上であること
留学経験を履歴書の学歴に記載するためには、1年以上の留学期間が必要です。
また、前述した「正規留学」と「交換留学」のみが対象なので、仮に語学学校に2年以上通っていたとしても、それは学歴にはみなされないので注意が必要です。
ボランティア活動も学歴には書かない
海外ボランティアも、学士や修士を取得するものではないため、学歴にはみなされません。
ただ、自己PR欄に以下のようなものを記載することは可能です。
- 発展途上国の英語教育
- 地元の小学生への読み聞かせ
- 震災地や発展途上国のゴミ拾い
- 環境保護活動
- 施設でのレクリエーション企画
これらの活動は学歴でなくともコツをつかめば企業に対して大きなPRになります。
効果的な書き方は後述します。
履歴書で留学がアピールポイントになる書き方
留学は誰でも経験できるものではないので、企業に対してアピールは可能です。
ただ、伝え方には注意が必要です。
留学そのものは貴重な経験ですが、必ずしも評価されるわけではありません。
そこで、留学経験のある人材には何が期待され、何が評価されているのかを知って、効果的にアピールしていきましょう。
語学留学の場合
語学留学が学歴に含まれないとはいえ、アピールしないのはもったいないです。
もし、あなたが英語を活用する企業を志願しているのであれば、ぜひ自己PR欄を活用しましょう。例えば、短期間だったとしても、仕事に生かせるような経験を留学先でしたと感じているのであればしっかりアピールすべきです。
たとえば、語学以外の体験を自身の強みとして記載することができます。
日本では知ることのできなかった習慣や常識に直面し、それらに柔軟に順応することができました。今後、想定外のできごとが起っても、冷静かつ迅速に対応していける自信が身につきました。 |
価値観や風習が異なる様々な人たちと触れ合うことで、お互いを尊重する大切さを知りました。多様性を直に経験をしたことで、今後、どんな人とでも尊重し、協力し合う姿勢が身につきました。 |
留学で得た語学力
留学経験でアピールしたいものと言えば、真っ先に語学力が思い浮かぶでしょう。
たとえば、TOEICなど英語の資格に関する試験でのスコアで、定量的に示せると効果的です。一般企業であればTOEIC600点以上、英語を日常的に使用する企業であればTOEIC800点以上が目安といわれています。
あなたが希望する企業が英語力についてどのくらいの基準を設けているか、事前に確認しておくと良いでしょう。
留学先のアメリカでは、様々な州から集まったクラスメイトと話をするために必死で英語を勉強しました。半年ほどで英語の授業が理解できるようになり、最終的には課題に出されていたSNSの使い方に関するプレゼンテーションを人前で披露し、参加してくれたクラスメイトたちと議論できるまでになりました。 |
留学当初は、学校の授業やクラスメイトとの会話がほとんどわかりませんでした。しかし、授業以外の場でも積極的に声をかけたり、スポーツ交流会などにも参加したりなど、日常会話の練習機会を設けました。一日のほとんどの時間を英語学習に費やした結果、帰国するときにはTOEICで800点以上を取ることができました。 |
留学で得たビジネススキル
留学経験をアピールする場合、留学経験そのものではなく、希望する企業の仕事でその経験をどのように活かすのかを伝えることも大切です。
中途採用の場合、企業が求めるのは即戦力です。
英語を仕事で使う場合、どのくらいビジネスシーンで使えるのかを採用担当は知りたいので、具体的に説明すると良いでしょう。
留学先では、デジタル広告の新しいサービスのアイデアや、それをマネタイズするのに必要な技術についての授業に参加していました。実際に、SNSで有名な〇〇社でインターンシップも経験し、実践的なソリューション開発についても学びました。そのため、貴社でもデジタルシフトのプラットフォームを開発する存在として、即戦力で働くことができると考えています。 |
留学しようとした行動力
どのような業種であっても、ビジネスパーソンに共通して求められるのは「行動力」です。中途採用の場合は、転職後すぐ仕事や部署に馴染み、即戦力として活躍が期待されるので、留学を決意した「行動力」は非常に魅力的です。
留学を決意した理由は、海外で多様な文化や価値観に触れたいことでした。そのため、留学先では友達をたくさん作るために毎日積極的に声をかけたり、ホームステイでお世話になっていた家族のために、バーベキューを企画したりしました。この行動力は私の強みであり、貴社に入社した後も、ルーティン業務のみならず、業務改善や他部署との共同プロジェクトなどを提案、実行していきたいと考えています。 |
留学で学んだことをビジネスにつなげる
留学先で学んだことを、具体的に志望する企業に対してどう活かすことができるのかをアピールすると、他の求職者に差をつけることができます。
たとえば、「語学力がついた」と一言で済ますのではなく、「海外の方とコミュニケーションを取ることが多い部署で、即戦力として業務遂行にあたることができる」といったように、あなたが活躍している姿をイメージさせるのです。
留学中にグループワークをたくさん経験しました。日本とは異なり、様々な国や多様な価値観をもったメンバーとの議論はいつも白熱するものでした。理解の違いやグループワークでの時間の使い方に苦しみながらも、私はいつも積極的に発信することを意識していました。その結果、最終的にはファシリテーションを任されるほどに成長しました。このスキルは、貴社の海外事業部にて即戦力で貢献できると考えています。 |
履歴書で注意すべき留学に関する書き方

留学経験を履歴書に書く際には注意点もあります。伝え方を誤ってしまうと、せっかくの留学経験の効果が薄れてしまいます。
なぜなら、留学したという事実だけでは企業には何のメリットがあるか、採用担当には伝わらないからです。
そこで、三つの注意点をまとめましたのでチェックしてみてください。
留学したという事実だけを書かないこと
留学したという事実だけを伝えても、採用担当には何も響かないおそれがあります。
転職や就職活動で留学経験をアピールする際は、留学した経験から、「何を学んだか」「何が仕事で活かせるか」を自分なりに説明する必要があります。
たとえば、「2016年から1年間、アメリカのシアトルに留学していました」ではなく、次のポイントを意識してまとめるのがおすすめです。
- 留学を決めた理由
- 留学から得た経験
- 留学で得た経験を仕事にどのように活かせるか
留学した思い出にとどまらないこと
留学経験で重要視されることは「何を学んだのか」ということです。
そのため、観光や友達の思い出話をしてもプラスには働きません。
留学経験をアピールポイントにしたいのであれば、繰り返しになりますが、留学によってどのようなことを学んだのかを具体的に伝えることが大切です。
もちろん、観光やホームステイ先での出来事によって、何か得たものがあれば、それを
伝えることはかまいません。
留学期間が短い場合はあえて記載しない
短期間の留学でも評価されないわけではありませんが、学びや経験が濃いものでなければ、留学経験として伝えるのは避けた方がいいケースもあります。
本記事でもお伝えした通り、学歴に記載できる留学期間は1年以上海外に滞在してることが前提です。
第一、留学の定義を理解していないと思われてしまってはもったいないです。
どうしても海外での学びをアピールしたい場合は、「ショートステイ」と言い換えた方が得策です。
正規留学以外で「入学」「修了」は使わない
語学留学やワーキングホリデーの経験を記載する場合は、学歴欄に記載しないだけでなく、「入学」や「修了」といった言葉を使わないよう注意してください。
これらの表記をすると、採用担当者には大学留学と判断されてしまう可能性があり、経歴詐称になってしまいます。
そもそも、留学の定義を知らないのかとマイナス評価にもなりかねません。
もし、記載する場合は「語学留学」と書き、「修了」ではなく「語学留学した期間」としましょう。
留学経験の履歴書の書き方

留学といっても人によってはいつ、どのように留学したかは様々ですよね。
続いては、留学したタイミングによっての記載方法を解説していきます。
大学を中退して正規留学した場合
人によっては日本の大学を中退して、正規留学したという方もいますよね。
中退そのものは正式学歴になりませんが、学歴に空白期間ができてしまいます。
「このブランク期間は何をしていたのだろう」と採用担当者が疑問を抱く可能性があるので、大学中退から留学に至った経緯と事実を学歴欄に記載するようにしてください。
また、「中退」と略さずに「中途退学」と正しく書いてくださいね。
平成〇年4月 △△大学△△学部△△科 入学 平成〇年12月 △△大学△△学部△△科 中途退学 (アメリカ合衆国●●大学✕✕科を専攻するため) 平成✕年 9月 アメリカ合衆国●●大学✕✕学部✕✕学科 入学 平成✕年 5月 アメリカ合衆国●●大学✕✕学部✕✕学科 卒業 |
就職後に留学した場合
大学卒業後に一度就職し、社会人になってから海外留学を経験したという方は、学歴欄にその事実を記載してください。
たとえば、「1年間カナダに留学していた」という方は、職歴に補足するか、特記事項欄に記載するとよいでしょう。
そうすることで、退職理由が説明しやすくなりますし、スキルアップのために行動したということを伝えることができます。
平成〇年4月 △△大学△△学部△△科 入学 平成〇年3月 △△大学△△学部△△科 卒業 平成△年4月 株式会社●● 入社 平成△年12月 一身上の都合により退社 平成△年1月から令和△年12月までアメリカ合衆国●●大学✕✕学部✕✕学科に正規留学 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、履歴書への留学経験の書き方やアピール方法について解説して来ました。留学経験を通して得た自分の学びをしっかり伝えることができれば、転職や就職活動が有利に進むこともあります。
留学を決めた行動力、留学先での積極性や適応力、コミュニケーション力などはビジネスパーソンにとってどれも必要なスキルです。
本記事の内容を参考に、留学経験を活かしたあなたの魅力を伝えられるような、履歴書を作成してくださいね。
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