初心者がTOEICで高得点を目指すには？具体的な勉強方法を紹介

アカデミックやビジネスなど、あらゆるシーンで必要となるTOEIC。

日本国内では英語力を示す指標として認知されており、多くの企業、団体、教育機関で利用されています。

そんなTOEICの勉強を始めたいものの、まず何から手をつけるべきかわからないという方も多いのではないでしょうか？特に今までTOEICを受験したことがない人にとっては、勉強方法のイメージがつきにくいかもしれません。

そこで今回の記事では、TOEICの受験を考えている方に向けて、TOEICで高得点を目指す方法を紹介します。

この記事を読むことで、勉強を始める前に準備すべきことや、勉強をする際のポイントを理解できるので、ぜひ参考にしてみてください。

TOEICの勉強をする人が増えている理由

近年、TOEICの勉強をする人が多く見受けられるようになりました。

実際に、日本国内で年間約240万人が受験するといわれており、英語力の指標として多くのシーンで利用されています。

これはグローバル化の加速に伴って、英語力のある人材を求める企業が増えたことが影響しているでしょう。

実際に企業の求人募集を見ても、「TOEIC〇〇以上」と定めているところも存在します。

また、TOEICで一定のスコアを取得しないと進級できない制度を設けている大学もあり、ビジネスシーン以外でもTOEICが利用されるケースがあります。

TOEICの勉強を始める前にまずやること

効率的に勉強を進めるためには、最初にしっかりと計画を立てることが大切です。

ここでは、TOEICの勉強を始める前にまずやることを紹介します。

目標を決める

勉強を始める前に、まずは目標を決めることが重要です。

どれくらいのスコアを目指すか決められていないと、勉強のスケジュールを細かく設定できません。

例えば、現状よりもスコアを100上げるとすると、目指すスコアにもよりますが、300時間〜600時間要することになります。

また、リーディングとリスニング（もしくはスピーキング、ライティング）でそれぞれのどれくらいのスコアを目指すか、細かく決めておきましょう。

スケジュールを組む

目標が設定できたら、続いてスケジュールを組んでいきましょう。

どれくらいの期間で、どのように勉強をするか決めていきます。

しっかりとスケジュールを立てられていないと、試験当日までに勉強が間に合わない可能性があります。

単語の暗記は毎日行う、試験1週間前には模試を受けるなど、細かくスケジュールを組むことが大切です。

スケジュール帳やスマートフォンのアプリなどを利用して、スケジュールをメモするとよいでしょう。

自分の苦手を把握する

自分の苦手を把握することで、効率よく勉強を進めることができます。

苦手分野にフォーカスすれば、スコアアップを目指しやすいのです。

例えば、リスニングパートでは、写真を見て回答を選択する問題や、会話形式の問題、長文を聞き取って回答する問題など、さまざまな形式で問題が出題されます。

その中でも自分が苦手とする問題がわかれば、重点的にカバーできるので、苦手意識を薄めることができます。

勉強を始める前に一度テスト問題を解いてみて、点数が低い部分を分析するとよいでしょう。

自分にとって最適な勉強法を考える

インターネットや参考書などで、さまざまな勉強法が紹介されていますが、それを全て実施するのではなく、自分にとって最適な勉強法を見つけて実践することが重要です。

個人によって最適な勉強法は大きく異なるため、どのように学習を進めるべきか考える必要があります。

例えば、試験に慣れるために模試を受けたり、文法の基礎を振り返ったり、個人の英語のレベルによってもスタート地点が異なります。

TOEICの勉強方法

ここでは、TOEICの勉強方法を紹介します。

自分の勉強法を考える際の参考にしてみてください。

テキストブック

TOEIC試験対策用の参考書やテキストブックは多く展開されています。

このようなテキストブックを用いて勉強を進めるのはスタンダードな方法といえるでしょう。

問題形式ごとに練習できるものや、試験を一通り受けられる模試タイプのものなどがあります。

特にTOEICを初めて受ける方は、まず問題形式に慣れる必要があるので、参考書やテキストブックを利用して勉強を進めるとよいでしょう。

シャドーイング

シャドーイングとは、音声を聞きながら真似して発音する学習法です。

すぐに後追いして発音するので、聞こえてくる英語を認識する力や、スピード感に慣れることができます。

まずは全体のリスニングから始めて、どのような内容か把握しましょう。

続いてテキストを見ずに聞こえてくる英語を真似して発音します。

自分の発音を後で確認するために録音しておくことをおすすめします。

録音したものとテキストを比べて、聞き取れなかった単語などを復習します。

ディクテーション

ディクテーションとは、聞こえてきた英語を書き取る学習法です。

集中して英語を聞き取るのでリスニング力が上がりますし、英語の推測力が向上します。

ディクテーションには全文書き取る方法と、穴埋めで単語を記入する方法があります。

ディクテーション初心者の方は、まずは穴埋めから始めるとよいでしょう。

また、音声を止めながら、正確に書き取ることをおすすめします。

ボキャブラリー

ボキャブラリーはTOEIC試験対策の基礎となる部分です。

頻出単語を押さえられていないと、単語がわからずに回答できない可能性があります。

単語は継続して暗記することで定着していきます。

そのため、ボキャブラリーに弱みがある人は毎日単語を覚える時間を設けることをおすすめします。

単語帳を利用したり、リスニングで単語を聞き流したりして、頻出単語を覚えていきましょう。

英語の動画

英語の動画を見るのは、英語に慣れるという意味で有効な学習方法です。

加えて、勉強している感覚が少なく、取り入れやすい学習方法といえます。

例えば、TEDトークやNetflix、BBCニュースなどをはじめ、無料でダウンロードできるアプリも多いです。

リスニングの勉強にもなりますし、どのような英語が使われているか実用的なフレーズを覚えることができます。

さらに、自分の好きなコンテンツを選べば、楽しみながら英語学習ができる点もポイントです。

TOEICの勉強をする際のポイント

ここでは、TOEICの勉強をする際のポイントを紹介します。

勉強を習慣化する

TOEICで目標のスコアを獲得するには、勉強を習慣化することが重要です。

継続して学習できていないと効果を実感できません。

特に、単語などの暗記系の学習は継続する必要があります。

テスト前に一気に詰め込もうとしても定着しないので注意が必要です。

もちろん、仕事や学校などで忙しい方も多いですが、毎日1時間でも時間を捻出して勉強を進めましょう。

模試を受ける

模試を受けて全体の流れを掴むことが重要です。

TOEICの試験には時間制限があるので、どれくらいのペースで進めていくか把握する必要があります。

リーディングの最後の問題は長文が連続しており、時間不足で解けないという方も多く見受けられます。

そのため、模試を受けてどの問題に対してどれくらい時間をかけるか、苦手分野を踏まえた上で考えることが大切です。

さまざまな勉強法を組み合わせる

一つの勉強法だけでなく、さまざまな勉強法を組み合わせましょう。

TOEICの問題はリスニングとリーディング（もしくはスピーキングとライティング）など、複数の分野で構成されています。

一つの勉強法だけでは、幅広いスキルアップを目指すことができません。

もちろん、特定の分野だけスコアが低いなどの場合は、そこを重点的にカバーすることが求められます。

しかし、総合的なスコアアップを目指したい方は、複数の勉強を組み合わせることが重要です。

TOEICの勉強におすすめのサービス

ここでは、TOEICの勉強におすすめのサービスを紹介します。

サービス	コース	料金
スタディサプリ	TOEIC(R)対策パーソナルコーチプラン	要問い合わせ
スタディサプリ	ビジネス英語コース	要問い合わせ
BizLearn	ビジネスパーソンのためのオンライン講座	要問い合わせ
New Beginning	英語基礎講座	29,800円
シェーン英会話	TOEIC® L＆Rテスト対策	19,800円〜29,700円（月額）
産経オンライン英会話Plus	TOEIC®L＆R TEST対策講座	要問い合わせ
トライズ	TOEIC対策	437,580円（分割払いも可能）